太融寺さんの北側は扇町通りという大きな通りに接していますが
本堂は南に向いているので、扇町通りは裏手になるんですね。

ビルの間で、堂宇が寄り添って建っている感じの境内ですが
南門から入ると、右手に枯山水の庭があります。


九山八海の庭なんだそうです。


枯山水の庭というと、建物の濡縁あたりに座って眺めるイメージですが
太融寺さんの庭は飛び石があって、歩いても良いみたい。



最初はホントに入っちゃっていいのかな・・・と思いましたが・・・


この庭の側に、たくさん石碑がありました。


国会期成同盟発祥之地碑。
明治8年(1875年)に板垣退助は自由民権運動のため愛国社を結成しますが
第4回愛国社大会が太融寺で行われたそう。



第五十一代横綱 玉の海正洋之碑。

私は横綱玉の海の現役時代を知らない世代ですが
そんな世代でも、相撲好きなら知らない人はいない名前ですね。

双葉山の再来と云われ、活躍が期待されていた最中に
27歳の若さで急逝した横綱です。

この碑は、横綱が亡くなられてすぐに大阪後援会によって建てられたようです。
裏面には碑文があるようでした。


それから、本堂の横には芭蕉の句碑がありました。

   白菊の 目に立ててみる 塵もなし