クルージンの使い道が無かったので退役させようかと思っていたが、MTBのシングルスピードが有ればいいかなあと作業開始。
手間を掛けず低予算(基本0円)でシングルスピード化に向けて89年式クルージンの問題点としてはボスフリーである事があります。
カセット式だとお安くスペーサーとスプロケットがあり、チェーンラインを簡単に合わせる事が出来ますがシングルフリーは多段用で組んだエンド幅の広いホイールにそのまま付けるとリアチェーンラインが凄い中心寄りになります。
本来ならハブシャフトのスペーサー入れ替えとおちょこ調整、BB軸長変更やクランク交換などで対応しますが再度の多段化やギア比変更が面倒になるのでチェーンラインをある程度外側で調整が出来るボスフリーハブが必要になります。
注) まあ、ロードぽい自転車?とかをベースに使う場合は市販のシングルフリーをそのままつけても、クランク次第ではそれなりのチェーンラインが出たりしますが、あくまで低予算でMTBをシングルにしたい時の話だと思ってくださいね。
そこいらに転がっているボスフリーを2つ集めてきて、ロックナットを兼ねているトップギアをスプロケットリムーバーを2丁使い外します。
今回は6速2つと寸法確認の為に7速も1つバラしましたが、スペーサー内径が違ったので6速パーツだけで再度組み直してます。
ギア比は定番の16Tにしたんですが場合によっては18T、チェーンラインによっては14Tにも出来ます。
フロントは32Tにする予定なので乗ってみて自分に合ったギア比ならロックナット兼6速ギアの歯は無駄なので削り落としても問題ないです。
コレを組んであげると普通のシングルボスフリーよりもチェーンラインが1センチ以上外側の調整式シングルボスフリーになります。
後は要らないパーツを外してそこら辺に転がっているポジトロンをチェーンテンショナー代わりにして振り幅調整ネジで位置決め。
フロントは古いALTUSの3枚ギアなのでミドルギア32Tを使います。
チェーンをもっと張りたいんですがチェーンステー下のUブレーキに干渉しそうなのでこれ位にします。
チェーンラインもほぼOK、これで試乗して楽しかったらALTUSの3枚ギアのアウターとインナーはスポット溶接されているので切り落とす予定。
見た目にシングルスピードらしいシンプルさが全く感じられないのは低予算ゆえですが、車重は13キロから12キロと少し軽量化にはなりました。
チェーンテンショナーはどうにか外したいなあ。
あとは試乗してから細部を考えます。
後日、不要な2枚のギアを切り落としてチェーンを少し張った。
まあ、そんなに変わらないですけど。