知識では頭の中にあったし、5年前に自分で組んでいる訳ですから言い訳は出来ませんが・・・。
1976年製らしいエンペラーはアラヤのWOリム(16A?)が使われているんですがストレートサイドリムなんです。
WO(ストレートサイドリム)は高圧に対応出来ず高圧に対応する為にHEリムの様なフックのあるWO(クロチェットタイプ)が出てきました。
詳しくはリンクのラレー・アラヤ独自コラムサイトを読んでみてください。
とても興味深く、面白いです。
昔は気をつけていたんですが、5年も経つとストレートサイドリムだった事を忘れてパナレーサー、パセラ27x1-1/4の指定空気圧6.5BARまで入れちゃっていたんです。
クリンチャーのWOタイヤですから本来の性能を発揮するには現在では当たり前になったフックのあるWOリムが必要なんです。
初めて6.5BARと言う高圧で昨日のブログに書いたポタリングに出た訳です。
気温も低いおかげもあったのか、道中は何事も無く帰ってきたんですが晩御飯のカレーを調理しているとガレージから破裂音・・・(笑)
吊るして保管していたエンペラーのビードが半周ほど外れています。
中のチューブも20センチほど縦に裂けてます。
別にビードにチューブを噛み込んでいたのでは無く、タイヤの指定空気圧でしたがそもそも対応出来るリムとタイヤの組み合わせでは無いのです。
上の写真がエンペラーのアラヤ16A?(ストレートサイドリム)ですが、現在のWOアルミリムにあるリムのフックがありません。
ちなみにステンレスリムは現在でもフックがありません。
ステンレスでそんな微細加工を入れるとコストが跳ね上がるからなのかなあ。
まあ製造上の都合なのでしょうが、ステンレスリムも高圧対応では無いのがわかります。
この頃、ステンレスリムのロードエース2台ばかりで遊んでいたのでステンレスリムには4BAR以上入れないと前から決めていました。
まあ、こちらはこちらで27x1-3/8のシンコータイヤを入れているので指定空気圧から1BARオーバーなんですが、3BARだと柔らかすぎるのでまあ致し方ないかと。
現在のアルミリムはどんな安いWOリムでもクロチェットタイプです。
現在台頭してきているチューブレスタイヤではフックレスリムが出てきてますが最新機材とは余り出会う機会が無いので・・・。
何BARからが高圧なのかはアレですがタイヤとチューブを買い直して低圧で運用していく方向ですね、エンペラーは。
現在では27インチのリムなんてママチャリ用しか存在しないですし、ビンテージのフック付きスポーツ車用27インチリムなんて何処に行けばあるんだか見当も付きません。
アラヤの20Aリムの27インチとかヤフオクに出ないかなあ。
そんな手間や不便を受け入れてもエンペラーは極力、ノーマル状態を維持したいなあと思う今日この頃。