ヤンマーのディーゼルエンジンF6Eが来ました。 | 休業日報

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地味な自転車や機械、軽トラの事。

不用車の回収の絡みで頂ける事になった不動のディーゼルエンジン、ヤンマーF6E。


詳細は不明ですが製造から40年以上経過しているらしいです。
四輪や二輪のエンジンとは違い、派手さは皆無です。

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しかし質実剛健とはこいつら実用エンジンの事です。
452ccで7馬力。脱穀機から動力噴霧器。コンプレッサーや耕耘機。そして農民車など、影で日本を支えてきたエンジンです。

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剥き出しのロッカーアームとプッシュロッド。そしてバルブスプリング。
自動車業界ではまずあり得ない話ですが、いいんです。それでこいつらは働き続けます。

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自然対流式水冷エンジン、上の穴から水を入れてシリンダーを直接冷却。
水温が上がると注水口から水蒸気がモクモクと立ち上ります。
減った水は足せばいいのです。
クランク棒でエンジン始動。
高圧縮で燃料ポンプも駆動させるのでフライホイールは巨大です。

クリーニングと注油、気合いのクランキングでひとまずエンジン始動。
かけ始めの豪快な黒煙、そして振動と排気音。
エンジンかけてるだけで嬉しくなっちゃいますが、近所迷惑になりかねないのでほどほどで停止。

さすが完全機械式、電気系統はライトだけ。
ポンプの駆動も機械式なので致命的な破損が無ければ爆音と強烈な振動を伴いながら回り出します。
燃料パイプの数カ所から燃料滲みがあるので暇な時にでも直していきます。

さて、こいつを使って何を作ろうか・・・。