大人の新しい生徒さん
若くて元気でとても熱心❗

初めて広げる新しいはずの
簡単な初心者用の楽譜に
下調べ後の書き込みがぎっしり❗

やる気満々‼️

最初の最初、
楽器を構えるのがヴァイオリン奏法で
最も難しいかも?
と私は思っていますが
彼女は全く自然に肩に乗せることができました。

おお、素晴らしい❗
小さな子供のように
自然な体の使い方ができる方だわ♪

次に弓を持ってもらおう、
と私が渡そうとしたら…

スゴい力が入った
指がそれぞれあっちこっち向いた
妖怪のような手が(わぁごめんなさい😅)
ニョキっと‼️

私が手を添えても
全く弓が持てません。

あれれ?なぜ?
楽器を構えるのは
あれほど自然にできた方なのに??

聞けば、熱心な彼女は
ヴァイオリン弾きの友人に電話で
人差し指の第1関節がドコドコで
中指の第1関節がドコドコで…
と聞き出して予習をしたそうなのです。

はああ~😣

弓の持ち方って
特別なことはしていません。

机の上の鉛筆を取り上げる-
それと同じです。

小さな子供ほど何の苦労もなく
美しく脱力して楽器を構え
弓を当たり前に持ちます。

先生(ワタシ)が
適した形で差し出して
ちょっとだけ手を添えると
そのまま取り入れることができます。

体の使い方が自然なんですよね。

この方も
本当は素直な体の使い方ができる方なのだと思います。
だっていとも簡単に楽器を構え
30分維持して全く疲れませんでした。

これは大人の生徒さんとしては
なかなか珍しい、素晴らしいことです。

ところが弓は
「持ち方」を頭で考えてしまったので
手が素直な形に戻らないのです。

スポーツなどでよく
「力を抜いて❗」
と言われる、あの状態です。
力を自力で抜くことができるなら、
それはスゴい上手な人ですよね~😅

ヴァイオリン奏法で最も難しいこと

それは最初の最初に来ます。

楽器と弓の保持✌️