小学4年生の男の子のお弟子さんが、

生まれて初めてオーケストラと

ブルッフのヴァイオリン協奏曲の3楽章を

演奏しました。


座って弾いているオーケストラの人たちより

背が低い

立って弾いている彼。

目立ちます。


司会者の女性が

「すごいわねえ、毎日どれくらいおけいこするの?」

とインタビューします。


「えっと…」

なかなかぐずぐず答えない彼に

先生のワタシとしては

「はきはきしゃべらんかい!(^_^;)」

客席から心の中でつっこみます。


「毎日2時間くらい…でも、でもぉ~多いときは

8時間くらい~やります…。」


そうか!

彼は2時間なんて少なくて恥ずかしくて

言えなくて答えるのを躊躇したのです。

でも一生懸命本当のことを

言おうとしていたのです。


2時間を多いと感じていた司会者は

8時間でビックリしている様子。


彼のりっぱな演奏を聴き

「天才ねーすごいわー。」

と褒める彼女。


私は今までの人生で天才演奏家に

会ったことはないように思います。

世間から天才といわれる演奏家の知人や

小さなときから立派な演奏をするお弟子さん。

私は彼らを天才だと思ったことが

1度もありません。

でも、彼らがどんなにたくさん練習しているか

知っています。


コンサート当日

聴きに来た私の他のお弟子さん達。

その日と翌日はすごく長く

ヴァイオリンを弾いていたそうです。

「でもそれ以後は普通に戻りました(笑)」

とお母さま方がおっしゃいます。


毎日努力をし続けることができること、

きっとそれこそが才能なのでしょうね。


ヴァイオリンのある部屋 晴耕雨楽

我家の庭で猛暑の中咲き続ける

千日紅

あれれ横向きになっちゃった、

まっすぐになおすやり方教えて~