先日、生徒さんがオーケストラと
コンチェルトを演奏しました。
アマチュアオケとはいえ、
30分もかかるヴァイオリンコンチェルトを
本番で弾ききるのはたいへんなことです。
ましてや彼は医学生、
大学の勉強もそうとう忙しいはずです。
本番もあがることなく
思いっきり楽しめた、と言うのだから
恐れ入ります、スゴいことです。
「僕は小さい時からヴァイオリンやってて
楽しいことばかりなんです、
苦しいこと、辛いことって全くなくて…
なんかみんなに悪いみたい、えへへ」
そうかー、確かに音楽を音我苦にしてるひとは
いっぱい…、彼もそう感じているんだな。
どうしたら、他の生徒さんも
彼みたいになれるのかな??
? ? ?
帰り際、玄関で彼がお母様と話すのが聞こえました。
「よかったね~コンサート終わってすぐ三日以内に
先生にこうしてご挨拶ができて。」
「ほんとねー、お時間とっていただけてよかったね、
きちんとご挨拶ができて本当によかったわ。」
そうでした。
お歳暮などでも品物がデパートから配送されるのが当たり前、
ご挨拶に伺うーこういうことが少なくなりました。
今回彼は、報告の電話に
「挨拶なんていいのよー!よかったね、おめでとう。」
という私に
「今からお時間少しいただけますか?」
と強引に現れたのでした。
ソフトな雰囲気の彼にしては珍しいなと思ったのでした。
こうした小さなこと
(でも大切なことだと私が気づかされました!)
を大切に丁寧にしっかり。
こうした家庭の雰囲気が彼を育てたんだな。
これからも思いっきり音楽を楽しんで
立派なお医者さんになっていくのでしょう。
彼を祝福!