「河津・天城連続殺人事件」 西村京太郎
- 西村 京太郎
- 河津・天城連続殺人事件
この本は、1冊に4つの短編が入ってます。
「あらすじ」
1.河津・天城連続殺人事件・・・伊豆のK旅館に、ひとりの女性が泊まりに来た。その女性は、宿帳に「後藤ゆみ」と記帳した。しかし、その名前の女性は、前の年に河津七滝で死亡した女性と同じ名前だった。その翌日、七滝のひとつ釜滝で男の射殺死体が発見され、事件が展開していく・・・。
2.黒部トロッコ列車の死・・・十津川警部のパートナー、亀井刑事の長男が狙われた。ひき逃げされて重傷を負ったうえ、実はその三日前にもひかれそうになったという。狙われる原因は、連休に旅行した黒部で何かあったためだろうか?
3.週末の殺意・・・金曜日の深夜、狭い空き地でOLの死体が発見された。近くには、コンクリートブロックの破片が転がっている。被害者の恋人が犯人として扱われるが・・・。
4.一千万円のアリバイ・・・都会に住みながらも刺激がない生活に焦りを感じる久美子。そんな久美子に突然、一千万を手に入れることができるチャンスがやってきた。久美子は迷わず、そのチャンスに手を出す。
「感想」
1.連続殺人事件の内容(殺人の目的、方法)が、異常な面が強くて、実際にこのような事件が頻繁に起こるようになったら怖い世の中だなぁっと思いました。ストーリーよりもそっちの方が印象に残ってしまいました。また二人目の「後藤ゆみ」の嗜好も特異なものがあるので・・・。
2.亀井刑事が主人公な話で、亀さんの性格もよく出ていて面白かったです。ですが、最後で事件解決は十津川が持っていってしまいました・・・。亀さん、残念!
3.犯人の殺人をする動機が、「本当にこれだけの動機で殺人をするかなぁ???」と腑に落ちませんでした。
4.個人的には、4篇の中で一番面白かったです。ストーリーも変にゴテゴテしてなくて、読みやすかった。最後のオチも途中でなんとなく想像できましたが、満足できます。
