ヨメテラスについて(※2017年8月21日改定) | フィギュアケースメーカーヨメテラス公式ブログ

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高演色性ダウンライトやUVカット板にAS板など付加価値の高いケースの制作・販売をしているヨメテラスの公式ブログ。ケース制作の様子やフィギュアをかっこよくディスプレイするための情報など。

アクリル製フィギュアケースメーカー「ヨメテラス」について(※2017年8月21日改定)

 

ヨメテラスの公式HPが開設して今日でちょうど2カ月が経過しました。

この間、新たにヨメテラスという名前を知った方も多いかと思い、ここで改めて私たちヨメテラスについてご説明したいと思います。

 

 

【ヨメテラスについて】

 

ヨメテラスは2015年、大阪の八尾市にあるアクリル加工業である共栄化学工業株式会社の社内ベンチャー的な位置づけでスタートしました。

 

アクリル加工と製造業で培った確かな技術とノウハウを活かし、新たな可能性の場として選んだのが日本国内はもちろん世界中でも多くの人から愛されている「サブカルチャー」の分野です。

 

そこからさらにアクリル製品と相性の良い「フィギュア」というカテゴリーに辿り着き、既存のアクリルケースとは一線を画すワンランク上のフィギュアケースの制作に取り組むながれとなりました。

 

社内ベンチャーと言ってもゆくゆくはヨメテラスで独立し法人化を考えていますので、これまでは共栄化学工業という背景はあまり表立ってお伝えしてきませんでした。

ただ公式HPを開設しオンラインでケース販売などもスタートしたこともあり、ユーザーの皆様に信頼と安心感を感じていただくという意味でもこうした表記と説明は必要だと思い明記した次第です。

 

現在はLEDなどの電気関連は外注で別の電気屋さんに委託していますが、ケースの制作及び出荷元は大阪の共栄化学工業となります。

そして背景サインなどケースのデザインやこのブログの更新など含めた広報活動は神奈川県のグラフィックデザインを生業とするMK ACT GRAPHICにて行っています。

 

ちなみにメーカー名である「ヨメテラス」は当初ゴリゴリの萌え系路線で展開を予定しており、その時に三次元の嫁となりえるフィギュアを綺麗な照明で照らす存在、という意味から「ヨメテラス」と命名しました。

ただ活動する中で自分達の好みの路線色が強くなり若干この名称とのアンバランスを感じていなくも・・・なかったりします^^;

 

 

【ヨメテラスの特徴】

ヨメテラスの特徴は他メーカーに比べて「照明部分に力をいれている」点だと思っています。

その中でも美術館や医療の現場など非常に繊細な色の表現を求められる現場で使用されている「高演色性ダウンライト」をフィギュア用ケースに取入れたのはヨメテラスが初ではないでしょ

うか。

また独自コンテンツとしてLEDとアクリルの相性の良さを取入れた「背景サイン」は、シンプルにロゴを入れたPRから、全体にデザインを施して世界に1つだけのケースを作成可能なコンテンツとなっています。

 

美術館でも利用されている「高演色性ダウンライト」でフィギュアを美しく照らす

 

 

高演色性ダウンライトはフィギュア本体の色味の再現だけではなく、精巧なモールドなどあますことなく照らし出してくれます。

まるでフィギュアを美術品のように昇華して飾れるこだわりの照明アイテムです。

 

 

世界に1つだけ演出が可能な「背景サイン」

フルオーダーメイドであれば世界に1つだけのケースを作ることも可能です。

メーカーさんのイベント出展時はもちろん、個人のお客様ご自身が考えたケースデザインなども反映することが可能です。(※版権に関わる内容はNGの場合があります)

 

 

 

【これまでの実績】

 

2015年

 

■神戸アニメストリート「オタリウム内展示用ケース制作」

 

2015年3月にオープンした神戸市が前面的に支援しスタートした「神戸アニメストリート」

オープン当初から25台ものヨメテラスケースを展示していただきました。

残念ながら2017年6月をもってその運営は終了しましたが、現在はこれらのケースは神戸にある痛車ショップbondsさん店舗にて絶賛展示中です。

 

 

■攻殻機動隊×神戸市コンセプトモデルケース制作

 

 

こちらのケースは丁度神戸アニストオープン時と同時期に制作した、攻殻機動隊と神戸市とのコラボを記念したPR用のケース。

ヨメテラスとしては初の背景サインを前後左右の四方に展開したかなり挑戦的なケースでした。

ただそのおかげもあって多くの方から反響をいただき、現在にいたるまでかなりインパクトのあるケースとなりました。

 

 

■ミュージアム、スタンダード、シネマティックモデル制作

 

ヨメテラス独自のコンテンツである「背景サイン」をメインにしたシネマティックモデルや、ショップのような展示が可能なスタンダードモデルケースなど全3モデルをヤフーショップにて掲載&販売を開始しました。(現在はヤフーストアは休店しています)

 

 

■2015夏ワンフェス参加

 

2015年7月には初のワンフェス出展を行いました。

出展内容は同時期にリリースした3モデルケースの展示&販売という内容です。

ヨメテラスとして初の展示会ということで気合も入っていましたが、ケース自体の売上はそぐわない結果に・・・ただ売上以上の出会いと経験ができた貴重な思い出があります。

 

 

■2015スーパーフェスティバル参加

 

2015年9月には都内で開催したスーパーフェスティバルにも出展しました。

内容はワンフェス時と同様でしたが、この時期は正直ケースの売上も目算から大きく外れ精神的な疲労がたまっていた時期でもありますね・・・

 

 

■2015トレジャーフェスティバル参加

 

2015年11月に開催されたトレジャーフェスティバルにも出展させていただきました。

こちらもワンフェス〜スーフェス同様の展示内容です。

精神的疲労のピークともいえる時期でしたが、すでに参加申込をしていたのでかなり消化試合的な展示になってしまい少し残念な記憶があります。(心成しかデスクカバーPOPもしわくちゃに笑)

 

 

2016年

 

■SpiceSeed用ケース制作

 

キン肉マンの精巧なフィギュアで台頭してきているフィギュアメーカーSpiceSeedさんからご依頼いただいたディスプレイケースの制作。

背景サイン+高演色性ダウンライトというヨメテラスでは最良な仕様を取入れたケースで、現在に至るまで展示会など多くの機会にてご利用いただいています。

 

 

■ひな壇ケース制作

 

ひな壇の台座部が発光するというケースをTokyoOtakuModeさんのECサイトにて、海外向け限定製品として制作させていただきました。

 

 

■AnimeExpo2016展示用ケース制作

 

2016年のAnimeExpoにてTokyoOtakuModeさんブースにて展示用のフィギュアケースを作成させていただきました。

ワンパンマンの主人公サイタマのプライズフィギュアPR用ということで、サイタマのパンチのインパクトなどをモチーフにしたデザインをケースに施してあります。

こちらも攻殻機動隊ケース以来の背景サインを前面に押し出したケースで非常におおくの反響をいただきました。

 

 

■GamesCome2016展示用ケース制作

 

バンプレストさんという大手メーカーさんからもケース制作の依頼をいただき、2016年のGamesComeで使用された展示用ケースを制作させていただきました。

 

 

■2016夏ワンフェス参加

 

2016年はSpiceSeedさんとの合同出展という名目での夏のワンフェスに参加となりました。

企業ブースとうことで立地的にかなり良い場所での展示になったかと思います。

 

 

2017年

 

■公式ホームページ完成

 

2017年6月21日、制作期間およそ一年以上(笑)を経てようやく公式HPが完成。

3Dビューや直感的な操作で自分だけのケースが作成可能な「Myフィギュアケース作成」をメインコンテンツに、ECサイトとしてケースやその他既製品の販売をスタートしました。

 

 

【今後の展望】

デザイナーとしての観点から言えばヨメテラスでやりたいことは沢山あります。

ただそれらを行うにはそれに伴った資本が必要で、そのためにはもっと多くの方にヨメテラスという存在を知っていただく必要がありまだまだ余裕が足りないと感じます。

 

現状のサイトも願望を100%反映したものではないのでいつかはリニューアルしたいですし、もっと特定の作品や人と繋がってこれまでにないケースの制作もしたいです。

 

ただヨメテラスという存在は冒頭にお話ししたように、現状ではイチ企業の社内ベンチャー的な位置付けの存在にしかすぎません。

ここから独立した存在となり法人化するにはその具体的な道筋はまだ見えませんが、今は自分達ができることを1つずつ積み重ねていくしかないと思っています。

これは当初から変わらぬ思いではありますが、これをただ思っているだけではなくキチンと行動と実績として残し経験をながら成長をしていきたいと常々感じています。

 

こうしたことも今だからこそ言えることかもしれませんが、今後もできる限り本音で色々と伝えていきたいです。

 

時には失敗することもあるかもしれませんが、無理に繕った中身では本当にファンになってもらえないと思いますので、何よりも自分自身が楽しみながらそういったものをお届けできるようにしたいう思いは忘れないようにしたいと思います。