今朝、ニュースをチェックしていたら、5月31日に吉田ルイ子が89歳で亡くなったというニュースが有った。

 

吉田ルイ子

 

唐突だが、私の若かった頃、昔、まだ私が日本に居て、両親と北海道に旅行しに行った話を書く事にする。

 

うろ憶えの記憶を辿ると、行ったのは冬、湯の川のホテルに宿泊、湯の川から函館まで市電で出て、昼は塩ラーメンを食べ、近くのデパートでレコードフェアが有ってレコードを見た後、帰りは私だけ市電に乗らずに吹雪の中を市電に乗らずに市電沿いを湯の川まで歩き、道中、中古レコード屋と古本屋をチェック、寒いのに湯の川までの通りに喫茶店は無く、湯の川の温泉が良かったのは当然だが、夕食はホテルの部屋にお膳を持って来て貰って食べ、それが美味しかった、そんな感じの旅行だったと思う。

 

何故、この話をしたかと言うと、この時に買ったレコードの一つがJimmy Cliffの『Give Thankx』で、そのジャケット写真を吉田ルイ子が撮影しているのである。

 

Give Thankx (表ジャケット)

 

Give Thankx (裏ジャケット)

 

もう一つはPeter Toshの『Equal Rights』、これは写真ではなくライナーノーツを書いている。

 

Equal Rights

 

Equal Rightsのライナーノーツ

 

この2枚のアルバムはどちらも好きで、今でも時々聴く私の基本を構成するアルバムの一つだ。

 

この2枚のアルバムに吉田ルイ子が関わっているとは知らなかったのだが、確か当時吉田ルイ子の名前を見つけて喜んだ記憶が有るから、先に本で吉田ルイ子を知っていたのかもしれない。

 

吉田ルイ子は写真家だが、本も出していて、私が読んだのは代表作(かな?)『ハーレムの熱い日々』、『自分を探して旅に生きてます』、『世界おんな風土記』、『女たちのアジア』、『吉田ルイ子のアメリカ』だったと思う。文庫本で読んだ。

 

ハーレムの熱い日々

 

細かい内容は忘れてしまったが、内容は全体的にタフである印象が今でも残っている。

 

吉田ルイ子の本はこれから海外に出たいと思っている若い人達に読んで貰いたいと思う。若かった頃の私のように。吉田ルイ子の本はAMAZONのKindle版で読めるので、もしこのブログを読んで興味を持った人は是非一度読んで貰いたいと思う。時代が進んでも、吉田ルイ子が書いた内容は今でも有効だと思うからだ。