壊れた外付けハードディスクの中の音楽データは何とか抜き出せた。良かった!これからはきちんとバックアップを取っておこう。

ノートパソコンはメインボードを交換したのに時々調子が悪く、突然画面が真っ黒になり、電源ボタン長押しの強制終了もできず、パソコン裏側の強制終了するための穴に爪楊枝を差し込んで強制終了をしなければならなくなる時が有る。どうもまたメインボードを交換する事になりそうだ。やれやれ。

 

息子が算数で98点を取った。妻は大喜び。良かった。英語は90点で、国語は78点。国語は難しかったようで、他の生徒の点数もあまり高くなかったようだ。

 

息子の頭痛が数日続く。頭をぶつけた後にそうなったので、念のため病院に連れて行った。医者が見たら、鼻炎かストレスが原因かと思うと言ったが、念のためMRIを取る事になり、別の日にMRIを実施、異常は無くホッとした。この間、妻は勉強より健康第一という事で、中間テストが終わった息子の宿題の付き添いでヒステリーを起こす事は無くなった。

 

妻は気分転換したいのか、週末は焼き肉を食べに行こうと言った。日式焼き肉だ。妻と子供はママ友付き合いでよく外食するが、私は殆ど無いので反対する理由無し。焼き肉は久し振りだ。

 

そんな感じで最近の不運から来る気持ちの落ち込みから徐々に立ち直って来ている。

 

という事で、音楽のリスニングも前向きになった私が最近聴いているのは、The Clash、The Pogues、ソウル・フラワー・ユニオンだ。

 

The Clashは久し振りに『London Calling』を聴いたら、あれ?こんなに良かったかな、と思った。歌詞を除けば、パンクというよりキャッチーなロックンロールだ。レゲエも有る。The Clashは最近1stアルバムの『The Clash』をよく聴いていたが、今の私は『London Calling』の方が好きかな。何か音楽を演奏する喜びみたいなものを感じたからだ。未聴だった2ndアルバム『Give 'Em Enough Rope』も聴いたが、1stアルバムの延長のような感じだったが、4曲目「Julie's Been Working For The Drug Squad」でピアノが入る等、これから音楽の幅が広がっていく予兆を感じる事ができるアルバムだと思った。上海に持って来ていた『Sandinista!』も久し振りに聴いたが、今の私には『London Calling』くらいの音楽の幅の広がりがちょうど良いと思った。

 

The Poguesを聴こうと思ったのは、先日、大好きな写真家の石田昌隆のInstagramでソウル・フラワー・ユニオンを取り上げていたからだ。『Winds Fairground』は聴いていたが、当時はアイリッシュの要素が有る事がわからなかった。石田昌隆のInstagramを見てそれがわかったのだが、その後にThe PoguesのヴォーカリストShane MacGowanが亡くなった事をニュースで知った。The Poguesは未聴だったが、ケルティックパンクというかアイルランドのバンドという事は知っていた。ここで私の頭の中でソウル・フラワー・ユニオンとThe Poguesが繋がった。それでThe Poguesを聴いてみようと思った訳だ。ついでにこれまた久し振りに『Winds Fairground』も聴いてみた。

 

The Poguesの1stアルバム『Red Roses For Me』、2ndアルバム『Rum Sodomy & The Lash』、3rdアルバム『If I Should Fall From Grace With God』を聴いたが、私はパンクだとは思わなかった。アイルランドの、ケルトの民族音楽の要素が強かったからだ。また、メロディーというか音階、バンジョーやマンドリンの音が、何となく沖縄を思わせるな、と思った。そして、なぜか私の頭に浮かんだのはLos Lobosの民謡アルバム(?)『La Pistola Y El Corazón』だった。それで、今、Los Lobosの他のアルバムも聴いてみようと思っているが、1stアルバム『Just Another Band From East L.A.』と3rdアルバム『How Will The Wolf Survive?』の2つはサブスク解禁されていないんだよね。残念。

 

久し振りに聴いたソウル・フラワー・ユニオンの『Winds Fairground』はやっぱり良かった。確か、大好きな映画監督の若松孝二の『千年の愉楽』が公開された時、本編が始まる前に、『Winds Fairground』収録の「風の市」と「イーチ・リトル・シング」の若松孝二が撮ったMVが流されたと思った。それが良かった事を記憶している。それにしても中川敬の歌(と書くより唄と書いた方がしっくり来るかな?)には味が有って良いね。アイルランド・沖縄・チンドン・ロックのごった煮の音楽。少し前には篠田昌已の『東京チンドンVol.1』を聴いていたので、ソウル・フラワー・ユニオンの音楽がスッと身体に入り易かった。

 

Shane MacGowanのヴォーカルも中川敬と同じく、味が有るヴォーカルだと思うが、どうかな?

 

今、こんな感じで音楽を聴いている。最近、ジャズを聴いていなかったが、これまた最近気になっていたサキソフォニストのMarion Brownをこれから聴く事にしている。Marion Brownは1966年にESPからリリースされた『Marion Brown Qualtet』と1970年にECMからリリースされたジョージア三部作の1つである『Afternoon For A Georgia Faun』を聴いていたが、上海に来てから聴いたアンビエントのHarold BuddのObscureからリリースされた『The Pavilion Of Dreams』収録の「Bismillahi 'Rrahmani 'Rrahim」の美しいアルトサックス(フリーな演奏じゃないよ)を聴いてから気になっていたので、ジョージア三部作の残り二つ、Impulse!からリリースされた1973年『Geechee Recollections』と1974年『Sweet Earth Flying』を聴こうと思っている。本当はBaystateから1979年にリリースされた『November Cotton Flower』を聴いてみたかったんだけど、サブスク解禁されていなかった。まぁ、これから聴く2枚のアルバムを気に入ったら、日本に帰国した時に買って聴いてみよう。

 

今年の冬は暖冬で、今年は手荒れしないかな、と思っていたが、やっぱり手荒れが始まった。上海の湿度はそんなに下がっていないんだけどな。年々、年を取るにつれて油が切れて枯れてきているのかな。禿げ頭には油は有るのに。

 

世界情勢は悪いし、国際結婚しているから家族の事をどうしようとか、公私共にこれから先どうなるんだろう、と思う事はよく有るが、あまり考え過ぎないようにしよう。気持ちの切り替えが難しい時は有るけど、頑張る時は頑張って、目の前の楽しい事は素直に楽しんで。上手く行かない時は一度立ち止まればいい。無理して進まない。後退したっていいじゃないか。当たり前の事を書いたけど、当たり前の事って結構難しいんだよね。しかし、まぁ、そんな感じで過ごして行けたらいいな、と思っている。今はね。

 

Shane MacGowan

 

↓石田昌隆のInstagramはこちら。ミュージシャンの写真や話が結構面白いよ。

石田 昌隆(@masataka_ishida) • Instagram写真と動画

 

↓映画監督の若松孝二が撮ったソウル・フラワー・ユニオンの「風の市」のMV