『Me Redesenho』は今年2020年にブラジルのVoodoohop (日本ではCalentito)からリリースされたNuma Gamaの1stアルバムである。
Me Redesenho
Numa Gama 写真その一
Numa Gama 写真その二
Numa Gama 写真その三
Numa Gama 写真その四
Numa Gama 写真その五
Numa Gamaは女性アーティストである。つい、オヤジ丸出しで写真を連投してしまった…
Numa GamaはブラジルのパーティークコレクティヴVoodoohopのアーティストである。ホームページを見るとNuma Gamaという名前ではなくGamaで紹介されている。『Me Redesenho』を聴く前にホームページでGamaの名前を見た時は蝦蟇を連想してしまったが、今回Gamaの前にNumaが付いている。沼蝦蟇?
VoodoohopのホームページのNuma Gamaの紹介記事↓
どうでもいい話はさておいて、このアルバムの曲目を紹介しよう。私はAMAZONからMP3アルバムをダウンロードしたのだが、CD (新型コロナウィルスの影響でLPリリースは延期となっている)と一部曲名が違っている。違う曲が有るのだろうか?VoodoohopのホームページのNuma Gamaの紹介記事にもこのアルバムが記載されていない。MEDIAのページのSOUNDCOUDのこのアルバムの曲名はMP3のアルバムの曲名だった。以下はMP3アルバムの曲名だ。
01: Entre 1/2
02: Canto Da Desbinarização
03: Chapéu
04: Meio Caminho Andado
05: Stick People (Seres De Madeira)
06: Sinking Ship
07: Message
08: Lights All
09: Umbigo
10: Entre 2/2
11: Escute Aguas
12: Descanso
AMAZONの『Me Redesenho』のページ↓
Tower Recordsの『Me Redesenho』の紹介記事 (Calentitoの紹介記事)↓
https://tower.jp/article/feature_item/2020/03/02/0111
特殊音楽レコードショップの一つ、NEWTONEの紹介はDJ Shhhhhが書いている。DJ Shhhhhは自身のレーベルEl Folclore ParadoxからVoodoohopのV.A.アルバム『Voodoohop Entropia 1.5』をリリースしている。そのDJ Shhhhhが書いた『Me Redesenho』の紹介記事は短いながらも現場感とNuma Gamaの魅力を伝えていると思う。
NEWTONEの『Me Redesenho』の紹介記事↓
https://www.newtone-records.com/store/search.php?search_category=all&s=Numa%20Gama
NEWTONEの『Voodoohop Entropia 1.5』の紹介記事↓
https://www.newtone-records.com/store/search.php?search_category=all&s=Voodoohop
それではこのアルバムを聴いた感想を書いていこう。
最初に聴いた時に私の頭に浮かんだのはKaleemaの『Nomada』だった。オーガニックな南米スローテクノ、祝祭的な民族音楽以上テクノ未満だ。
Nomada/Kaleena
しかし、聴き進むと『Nomada』とは違う雰囲気だった。『Nomada』が天に舞い上がるような"陽"だとしたら、『Me Redesenho』は地上で呪術的に舞い踊るような"陰"の感じか。
アルバム紹介では"ズブズブに沈み込むようなダウナー感"という言葉が使われていたけれど、それはNuma Gamaの恐らくエフェクトを掛けて男のような声にした呪術的な感じの歌だったり、湿地を分け入って進むようなグルーヴのせいだと思う。このグルーヴはDr. Johnの『Gris-Gris』のニューオーリンズのヴードゥーを想わせる。
Gris-Gris/Dr. John
このような感じだったので、私は家ではこのアルバムを掛けず、一人の時にイヤフォンで聴いている。『Nomada』と続けて聴いてみるのも、員と陽の感じがわかって面白いと思う。
最後にYou TubeにNuma Gamaの動画が有ったので貼っておく。一つはMV、一つは野外(森?)でのパーティーの様子だ。野外でのパーティーの様子はVoodoohopのパーティーってこんな感じなのかな?と想わせるものだ。