中国のカレンダーでは今日が仕事納め、日本の年末年始休暇は元旦節で12/30~1/1の3連休しかない。トホホ…

 

中国にも新暦(陽暦)は有るが生活は旧暦(陰暦、農歴)なので、中国の正月は旧正月=春節(Chun Jie/チュァンジェ)だ。今回の春節は2/5なので、その前の大晦日=除夕(Chu Xi/チューシー)から7日間が冬の正月休暇となる。妻が中国人の私も正月と言えば春節で、元旦に正月を感じないようになってしまった。

 

そんな訳で今日も出勤だった訳だが、出勤時に聴いた音楽は、David SylvianのDerek Baileyの参加で話題となった『Blemish』の後に作ったグループNine Horsesの『Snow Borne Sorrow』だったのだが、これがまた本当に良い!『Blemish』はストイックで実験的だと言わざるを得ないのに対し、『Snow Borne Sorrow』は『Blemish』と比較して一般的な意味で“音楽的”であり、一般的にはこちらを好きになる人が多いのだろう。David Sylvianの声と歌自体は変わっていないのだが。

 

David Sylvian

 

Snow Borne Sorrow/Nine Horses

 

そのNine Horsesの2枚目のアルバム『Money For All』の参加ミュージシャンをチェックしていたら、何とAtom TM=Uwe Schmidtが参加しているではないか!またまた吃驚してしまった。Atom TMと言えばSenor Coconut名義でKraftwerkやYMOをラテンテクノ(?)でカバーしたアルバムが有名だと思うが、若かりし頃、私は彼のレーベルRather Interestingから出ているアルバムが面白くて買い漁ったものだ。『Money For All』はこれから聴くのだが、Atom TMとDavid Sylvianが作った音楽を全く想像できていないので、これから聴くのが楽しみだ。

 

それにしても、David Sylvianの周りには本当に面白いミュージシャンが集まって来る。彼のアルバムを聴く限り、Japanを解散してソロになってからの彼の声と歌は変わっていないのに、だ。(近年のアルバムは声に年相応の少し枯れた感じが出て来ており、深みが増している感じだが。)やはり、彼の音楽を作る姿勢に共鳴するんだろうな。

 

そう思ったので、私が「オッ」と思った、David Sylvianの磁場に吸い寄せられたミュージシャンとリミキサーを上げてみようと思う。写真はDisogsからお借りした。アンビエント、プログレ、アブストラクトジャズ、テクノ、フリージャズと本当に幅広いジャンルの人達と共演している事がわかる。

 

【ミュージシャン】

 

坂本龍一

 

AzimuthのKenny Wheeler

 

Jon Hassell

 

小野誠彦(Seigen Ono)

 

Brand XのPercy Jones

 

一風堂の土屋昌巳

 

King CrimsonのRobert Fripp

 

CanのHolger Czukay

 

CanのJaki Liebezeit

 

CanのMichael Karoli

 

AzimuthのJohn Taylor

 

Marc Ribot

 

Bill Frisell

 

Steve Tibbetts

 

Talvin Singh

 

Derek Bailey

 

Atom TM

 

AMMのKeith Rowe

 

Evan Parker

 

大友良英

 

 

【リミキサー】

 

池田亮司

 

半野喜弘

 

浅野達彦

 

David Sylvianはこれから誰と共演するのだろうか?年を取ってアルバムリリースの間隔が長くなってきているが、本当に楽しみだし、ニューアルバムが待ち遠しい今日この頃だ。