The Blues Brothers／ブルース、ソウル、ロックンロールの楽しさを教えてくれる映画

The Blues Brothersの説明不要のとっても楽しいミ映画！で終わってしまうしまうと身も蓋も無いので、少しだけ説明しよう。

主な出演者は以下の通り。

"Joliet" Jake Blues: John Belushi

Elwood Blues: Dan Aykroyd

Curtis: Cab Calloway

Reverend Cleophus James: James Brown

Street Slim: John Lee Hooker

Mrs. Murphy: Aretha Franklin

Ray: Ray Charles

Steve "The Colonel" Cropper (guitar)

Donald "Duck" Dunn (bass)

Murphy Dunne (keyboards)

Willie "Too Big" Hall (drums)

Tom "Bones" Malone (trombone)

"Blue Lou" Marini (saxphone)

Matt "Guitar" Murphy (guitar)

"Mr. Fabulous" Alan Rubin (trumpet)

Steve CropperとDonald Dunnの2人はStaxレコードでお馴染みのBooker T. & The M. G.'sのメンバーだ。

ミュージシャン以外では、あの(どの？と言われそうだが…)Twiggyが後半少しだけ出演している。

映画のあらすじはWebのどこかで見て貰うとして、ブルース、ソウル、ロックンロールが好きな人なら必見の映画だ。

オバチャンのような髪型の牧師役のJames Brownは牧師というより説教師のようで、彼とバックの歌はソウルというよりゴスペルのようだ。彼が歌っている時の聴衆の踊りまくりようが半端ではない。

John Lee Hookerはギターを弾きながら、通りで「Boom Boom」を歌っている。

Aretha Franklinは夫役のMatt Murphyと喧嘩しながら「Think」を歌うのだが、彼女の歌を聴いた事が無い人も一発で彼女の歌を好きになる筈だ。パワフルなだけでなく、コミカルというかコケティッシュに歌う箇所も有って、私は大好きだ。

Ray Charlesが「Shake Your Tailfeather」バンドと演奏している時、Ray Charlesが歌うダンスの種類に合わせて、店の前の通行人達がそのダンスを躍るところが、私は大好きだ。

Cab Calowayが歌う「Minnie The Moocher」は大分古いジャズ／ブルースの曲だ。彼の声量はとても豊かで、「ハ～リハリハリホ～、ヒ～リヒリヒリヒ～…」とスキャット(？)を歌いながら、観客と掛け合うところは、とても面白い。

そして、JakeとElwoodのThe Blues Brothersだが、私が一番好きなのは、「Everybody Needs Somebody Love」だ。この曲の一番有名なヴァージョンはThe Rolling Stonesだと思うが、私はThe Blues Brothersの方が好きだ。特に冒頭のElwoodが早口で喋る部分が大好きだ。映画のステージでは、この曲の次に「Sweet Home Chicago」が来るのだが、Robert Johnsonというよりシカゴ・ブルースのMagic Samを思い出す人が多いと思う。

映画自体では、少しダーティーな会話が有ったりするので、小さな子供と一緒に見るより、子供が大きくなった時に、一緒にウィスキーでも飲みながら見たくなる映画だ。

以下は映画を見ながら撮った写真だ。