施設に入所させる時に
ご主人に嘘をついて見送ったこと。
時々ショートステイをご利用で
今回もその延長ですこーし長く泊まってもらうことになるよ、と
ご主人に説明。
ところが、施設で、ご主人が職員に
「いつ頃家に帰れるか?」と尋ねると
「 ここに入居になられてるから、家には帰れない」
と、あっさり暴露されてしまい
ご主人の落ち込みは相当。
奥様も何てこと言ってくれたの!
このご主人は繊細な方ゆえに、伝え方を間違ってしまった。
この初期対応が、奥様が施設への不信感をもつ原因となってしまって、余計に後悔が大きくなってる。
亡くなる少し前に、食事が入らなくなられ、水も飲めなくなり。。
奥様は、
施設は何も処置をしてくれなかった。
点滴もしてくれなかった。
これは、おそらく延命の方針を息子さんや娘さんで決めておられたと思う。
娘さんは看護師で、一切延命しないと施設に伝えてたんだろう。
それを奥様が理解されてなかった。
でも、この施設、
コロナ渦からの面会解除で
実は、亡くなるその日の昼間、
自宅へご主人を連れてきてるんです。
ちょうど娘さん息子さんも帰省されており
その日の様子を聞くと、もう目もほとんど開けられない状態だけど
車椅子に座っておられて、
奥様が目覚めてー!と頬をパシッと叩いて起こした。
家の中を車椅子で移動。
息子さんはその様子を動画で残すことができて
それから施設に戻って1時間程で亡くなられたそうだ。
これがまた奥様の後悔。
最期を看とる事ができなかった
一人で逝かせてしまって可哀想で
自分も施設に一緒に行けばよかった
と
これが最大の後悔。
ご主人は90後半で
本来は大往生、老衰なんだけど
奥様にとっては、最期が不憫で終わってしまったとずっと後悔されている。
うーん。これはマズイ。。
また続きます
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