利用者様宅へ弔問。~続き~ | 嫁の人権~義実家の介護記録~

嫁の人権~義実家の介護記録~

次男の嫁。子供無し。結婚して30年。私自身が実家の家業の跡取りで日々の仕事で手一杯。
次男だし、同居もしてないから気楽だと思いきや!舅姑の介護を丸投げされる。
義実家に振り回される日々の愚痴や、仕事ネタを綴ってます。
※舅は令和5年に逝去しました。

施設に入所させる時に

ご主人に嘘をついて見送ったこと。


時々ショートステイをご利用で

今回もその延長ですこーし長く泊まってもらうことになるよ、と

ご主人に説明。


ところが、施設で、ご主人が職員に

「いつ頃家に帰れるか?」と尋ねると

「 ここに入居になられてるから、家には帰れない」

と、あっさり暴露されてしまい

ご主人の落ち込みは相当。

奥様も何てこと言ってくれたの!


このご主人は繊細な方ゆえに、伝え方を間違ってしまった。


この初期対応が、奥様が施設への不信感をもつ原因となってしまって、余計に後悔が大きくなってる。


亡くなる少し前に、食事が入らなくなられ、水も飲めなくなり。。

奥様は、

施設は何も処置をしてくれなかった。

点滴もしてくれなかった。


これは、おそらく延命の方針を息子さんや娘さんで決めておられたと思う。

娘さんは看護師で、一切延命しないと施設に伝えてたんだろう。

それを奥様が理解されてなかった。


でも、この施設、

コロナ渦からの面会解除で

実は、亡くなるその日の昼間、

自宅へご主人を連れてきてるんです。


ちょうど娘さん息子さんも帰省されており

その日の様子を聞くと、もう目もほとんど開けられない状態だけど

車椅子に座っておられて、

奥様が目覚めてー!と頬をパシッと叩いて起こした。


家の中を車椅子で移動。

息子さんはその様子を動画で残すことができて


それから施設に戻って1時間程で亡くなられたそうだ。


これがまた奥様の後悔。

最期を看とる事ができなかった

一人で逝かせてしまって可哀想で


自分も施設に一緒に行けばよかった

これが最大の後悔。


ご主人は90後半で

本来は大往生、老衰なんだけど

奥様にとっては、最期が不憫で終わってしまったとずっと後悔されている。


うーん。これはマズイ。。


また続きます








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