役職定年を迎え、少し時間と心に余裕が生まれた。
就職した頃は、土曜日は半ドンと言って、午前中(忙しい時は、3時頃まで)の就業で、その後にたまに呑みにケーションを開いたりと、
それなりに楽しかったが、現在は、完全週休2日制である。
付き合いゴルフも免除されることが多くなったので、土曜日の晩御飯は、私が作る事とした。
ヨメには、時間的に余裕が出来たので、趣味として、料理を始めたいと伝え、出来れば負担を減らしたいという意図もあった。

しかし、調味料がどこにあるのか、わからず、結局は横について貰って、ご指導・ご鞭撻を仰いだ。
ヨメは、”私が作るより、手間がかかるわ~”と言っていたが、少し嬉しそうでもある。

やはり、初回はカレーでしょう。


足りない材料があり、なんだかんだで3時間ほどかかってしまった。

”お待たせ~”とヨメに提供。
”お店だったら、お客さん怒って帰っちゃうわよ”と言いながら、一口
”うん。おいしい”とパクパクと喜んでいる。
私も食べてみると、少し薄く感じた。
”ほら、大阪の有名なカレーの自由軒だったら、ソースをかけて食べるから、ソースかける?”
”私は、このままがいい”
”じゃあ、今日はこのままで”


”次回は、オムライスを作ろうと思うから、また手伝ってね。”



食べ終わったら、ヨメが洗い物をしようとしたので、慌てて、
”私がやるから、いいよ。片付けまでがシェフ見習いの役目だから”