こういちを迎えて、日々平凡な時が流れていた。
こういちはお気に入りの庭にでる廊下でひなたぼっこ。

そんなある日、ヨメが”こういち”を見つけたと大喜び。
”????こういちなら、ひなたぼっこ中だよ”


”キンキよ、キンキ。”
”????今晩は煮つけ”
”も~ぅ。Kinki Kids"というアイドル、カウントダウンライブに行きたい”
その年は、もうチケットを手に入れる事は叶わず。
翌年に向けてファンクラブにも入り、準備万端、チケットをゲットした。

お楽しみのライブもヨメは泣きながら、ライトを振っていた。

家には、光一に関するビデオやCDが日に日に増えていった。


ライブにも応募しているらしいのだが、ファンクラブでもなかなか当たらないらしく、行ける時には気合いが入りまくっていた。

たまに一緒に行くカラオケでも、ヨメは”硝子の少年”が十八番。
言えないけど”ちょっと外れるんだよなぁ。エレクトーン講師なのに。”
でも、嬉しそうに歌っている姿に満足している。

今も光一ファンは続いている。