まずは、病院さがしから。


症状を整理して、ネットで検索するとうつ病、精神障害、若年性認知症が考えられ、うつ病だと様々な薬剤療法もあり、完治の可能性もあるので、
精神内科を受診する事にした。
ヨメに受診の事を話すと、別に悪い所は無いと拒否って来たが、説得の為に、近頃の失敗や北海道旅行の出来事を話そうとも思ったが、
傷つけるのも良くないので、ちょっと見てもらうという事で繰り返し安心の為だからと説得しようやく納得したようである。

会社には、有給消化のためと言う理由で休みをもらい、ネットで探した病院へ。
一通りの診察が終わった後、”後日、ご主人に話がある”と告げられる.


帰りに元気をつけようと焼肉を食べて、診察の打ち上げを兼ねて、焼肉を食べてその日は終了。


週末の土曜日が診療日でもあったため、診察結果を聞きに再度訪れると、うつ病的な兆候も含まれているが、日常に過度のストレスや事件・事故の経験が無いため、一度脳神経外科を受診する事を勧められ、紹介状も書いて貰った。


もしかして、認知症かもという恐れは抱いていたのだが、真綿で首を絞められるような時間が流れた。
診察した頂いた医師も実母が認知症となり、初期症状から、親身になって考えてくれた事を会計時の受付の女性から聞いた。

でも、まだ認知症と確定したわけではない、と自分に言い聞かせ重い足で帰宅した。



家に帰るとヨメが明るい顔で”おかえり、ごはん出来てるよ”と出迎えてくれたが、その日の夕食は砂を噛むようにのどを通らなかった。
ただ、普段の様子と変わらないヨメを見て、今日病院に私が行った事も忘れてるかもと少し不安が増し、少しほっとした。