「WRESTLE-1 TOUR 2020 SUNRISE」
1月12日(日)東京・後楽園ホール大会
ベルトを場外へ捨てる中嶋。
さらにベルトを踏みつけ涼しい顔の中嶋。
ブーイングと勝彦コール、カッちゃんの声が飛ぶなか、
「ちょっと待って、ちょっと待って、オイ声援なのかブーイングなのかどっちなんだよ?」
まず起こったのはブーイング、しかしすぐに勝彦コールが。
「そこはブーイングだよ!」
「まずは遅くなりましたが、えー、まぁ二回目ですけども、WRESTLE-1の皆さん、どーもはじめましてプロレスリングNOAHの中嶋勝彦です」
「だりぃな、このリング。こんなにぬるいリングに浸かってるとそりゃあんなのも出来るわ。よくあれでベルトを持ったもんだ」
ヒエッ、言われてもうた。
「NOAHの中嶋勝彦がレッスルワンの、ベルトを持っているのに見てみろ、誰も来ねぇぞ」
「そうだぞ」
「レッスルワン」
「芦野っ」
と観客の声が上がりはじめ、大・芦野コールが発生。
「遅い」
との声もあったが、芦野登場。
賛否両論③中嶋の呼びかけに現れたのが芦野だけ
・WRESTLE-1総出で来い
昔は団体芸もできる親和性が有りましたが今は希薄なので望むべくもないかと。
・せめてENFANTS TERRIBLESは皆で
中嶋が一人て参戦しているので、芦野が制したとしておくと良いんじゃないでしょうか。
「あれ?あれ大晦日にタッグ組んだね?(会場の芦野と呼ぶ声に)、そうだ芦野だよ。…で何か?」
「オイ、お前のよぉ、その態度、大晦日でやった時もよぉクソほど気に食わねぇんだよ。中嶋勝彦と組んだだけじゃなんにも作り出せなかったよ。だけどよぉ、お前と戦えばよぉ凄えモン作り出せると思うんだよ。しかもよぉ…?お前、ベルト何処だよ」
「(場外に)取りに行けよ、取りに出たら話を聞いてやるよ。取りに行けよオラ。取りに行かないなら話は聞〜かない」
「殴れ」
そんな観客の声の中、芦野がこれまで見せた事がなかった逡巡。
「マイクもクソむかつくなお前!」
会場のYES or NOの声に
「そうだよ、はっきりしてくれよ、取りに行くのか行かないのか、YESかNOかはっきりしろよ。俺はこの後も忙しいから試合があるんだよっ!」
殴りたいのはやまやまだが、王者戦に漕ぎ着けるために我慢を選択した芦野。
「YESに決まってんだろコノヤロー」
ベルトを拾い中嶋の肩にかける。
それをまた場外へ投棄し、
「俺、ベルト貰ったっけ?記憶にないなぁ。あんな所にあるよ。早くしてくれよ。時間がないの、俺には!」
「お客さんもこの後の予定あるから早くした方がいいよ。お腹空いたね」
耐え難きを耐え、もう一度ベルトを回収してきた芦野。
「あー、そうそうそう失くしてたんだよそれ、ありがとう」
「ベルトでぶん殴れ」
観客もヒートアップしてくる。
「これじゃぶん殴んねぇよ。オ…そりゃそうだよな、お前たちが一生懸命に作り上げてきたこれまでの歴史を俺が一瞬で奪っちゃったもんなぁ」
「オイ、一瞬で奪った?お前まだ俺と戦ってねぇだろ!コノヤロー。おいベルト持ってきたんだからよぉ…」
「おう!話はこれから聞いてやるよ」
「2月12日後楽園で、このベルト賭けて、オレとやれ!」
「急だねおい!ちょっと俺の予定もあるからよわかんないけど、どうせお前たちは勝手に決めて、やるんだろ?!」
そうです、それがレッソーワンです。
「じゃあここでYESかNOか言えよ」
「そうだなぁ…YESかNOかで言えば、NOだ」
「ただ…レッスルワンのファンの皆さんが観たいって言うなら、やってもいいかな?」
まばらな拍手から芦野コール発生。
「みんな滅茶苦茶観たいって、やりましょうよえっ?レッスルワンのお客さんはもっと熱が有ると俺は聞いてるんだけどなぁ?さっきの稲葉といい、芦野といい、ちゃんとお客さん、ファンなの?ここまでお膳立てをしてやってんだお前も、そしてお前らファンの皆さんももっと応援しろよ!観たいのかお前ら?観たいのか!?」
ここでもファンの声援爆発とはいかなかったのが口惜しい。観客には芦野の対応が中嶋にやや劣ったと映ったのが要因か?それを察したのか
「忙しいけど、俺優しいからしょうがないやってやる。あと後楽園忘れるなぁ、現レッスルワンの無差別のチャンピオンはNOAHの中嶋勝彦、この俺だ。じゃあ、あとコレ要らないから保管しといて」
ベルトをリング上に置き去りにし退場した中嶋。嫌味ったらしいけど優しい。これまでの外敵王者そして王者時代の芦野よりも不遜な新王者が誕生してしまった。
「WRESTLE-1入って、一番腹が立ってます。とにかく、このベルト、俺達が作り上げてきたこの歴史、あの中嶋勝彦がクソみたいに踏みにじったので、必ず2月、俺がこのベルトを取り戻します。それが出来るのはWRESTLE-1でオレしか居ない」
芦野コール
「今日は最悪の気分で皆さんが帰ると思います。でも2月、俺がこのベルトを必ず取り返して最高の気分でお帰りいただけるように頑張ります。俺が必ずここでベルト取り返します、あの中嶋勝彦、ここのリングで必ずタップアウトさせてやります。だから来月2月12日後楽園ホール、観に来てください、よろしくお願いします!以上です」
ファンに対し、声援かブーイングかを説教した中嶋。しかし、WRESTLE-1ファンは良いもの・強い者を求めているから異分子でも素直に受け入れてしまうのだと思う。優しいけど、正しくはないのかもしれない。
「ショボいファンでスイマセン!」

伊藤と中嶋という劇薬により、人々は刺激されたのは間違いない。これまでは良い試合をしても残念な大会でも波風が立つ事はなかった。稲葉と伊藤へのリプライはこれまでになく相手を責めるものが増えた。直接的にも間接的にも物には言い方(自身は棚上げ)があるだろうと思いつつ、人を行動・議論させる余地が増えたのはプラスではないでしょうか。今回のように団体の課題をリング上で提起→解決に向けて動いてくれるのが健全だ。素人の口より抜群に説得力がある訳で。
正月に業界最大手をざわつかせたデハポンストップ。私はそこまで詳しく知りませんが、羨ましいったらありゃしないと思っていました。
皆さんはそんなに綺麗な試合、ハッピーエンドがお好みなのでしょうか?何を楽しい、面白いと思うかは百人百様ですが、WRESTLE-1に波乱を求めていない人の方が多いのでしょうか?久しぶりに面白いプロレスを見せてくれた、ようやく応えてくれたという思いが強いです。
今大会はとても満足度が高かったが、あくまでそれは事件性に依るもの。ここからはストーリー展開と同様に試合内容も問われる。2018.11.23でもボルテージを上げたにも関わらず2019年の大田区にかけて下げ続けた事があった。同じ轍を踏まないよう願います。しかし、2月の中嶋vs芦野、熊嵐vsサイラスと期待大。霞むなよ、クルーザーフェス!勝敗の行方そして大田区はどうする?と思わせたり、これでこそ真に攻めてると言っていい。










