「WRESTLE WARS 2020」
【日時】
2020年3月15日(日)15時試合開始/14時開場
【場所】
東京・大田区総合体育館
しかし、子どもの修学旅行や卒業式などはキャンセルで、プロレスは開催(何でも自粛では経済が死ぬ。あ、どっちにしてもW-1は以下自主規制)して良いのかというジレンマを抱えつつ、今大会のカードについて
◎
活動休止を前提としていない感想
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活動休止発表を受けての感想
の2本立てでお送りします。
▼第1試合 シングルマッチ 30分1本勝負
藤村加偉 vs 仁木琢郎
◎
後楽園、地方大会を問わず、この二人の試合を第一試合に定着させましょう、そうしましょう。
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加偉は突き抜けるドロップキックと良い表情が個性、仁木はまだこれから見えてくる段階で団体がなくなる不幸に見舞われた。これからも共に進むのか、違う道を進むのかはわからないけど、W-1産の最後の新人選手として
『活きが良いな』
『見ていて気持ちが良い』
と今は二人を知らない人達に思わせる、自分を売り込む名刺代わりになるような試合を。
▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
アンディ・ウー&アレハンドロ&エル・イホ・デル・パンテーラ vs タナカ岩石&本田竜輝&SUSHI
◎
W-1定番の寄せ集めカードです。
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本田はW-1所属のうちに初勝利をあげられるのか?彼も方向性が見えないまま団体は活動休止に追い込まれてしまった。残り時間は少ない。試合やコメントも真面目というか、面白みに欠けるというか…俺はこんなプロレスがしたいんだ、という片鱗を見たい。と言うか見せよう!
▼第3試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
頓所隼&ペガソ・イルミナル&田中将斗(プロレスリングZERO1)vs CIMA(#STRONGHEARTS)&T-Hawk(#STRONGHEARTS)&鬼塚一聖(#STRONGHEARTS)
◎
田中さん、ペガソだけじゃなくて頓所の世話まで見てくださってありがとうございます!#STRONGHEARTSにも世話になってきたんだからホントに頑張れ頓所。
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この選手は甘やかしたらいけないと今まで黙っていたけど、ペガソのローリングソバットは以前から気に入っている。何が良いって打点の高さと強さのコントロールが出来ていないところ。ガッツリ顔面に入った時は気持ちいい。遠慮なくいける相手がいる団体に行くのが吉かと。その分やられる覚悟も必要だけど。田中将斗の前で活躍すれば…ねぇ?
▼第4試合 8人タッグマッチ 30分1本勝負
近藤修司&征矢学&立花誠吾&エル・リンダマン(#STRONGHEARTS) vs 伊藤貴則&一&MAZADA&歳三
◎
ワイルド・アンド・ロマンスにもう一人加えたらWARじゃないじゃん。
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征矢たちはベテラン・中堅・若手でヘビー、ジュニア、タッグと色々狙っていけそうでバランスは良さそう。このまま"はぐれW-1軍"でもそれぞれ独立しても生き抜いていくだろう。
対する伊藤はマエストロMAZADAを伴いそこへ歳三が合流。ようやくW-1にヒールユニット誕生と思った矢先に…。これからはフリーとして本家VOODOO MARDERSと合流したり、他団体に乱入してからの活躍を願うしかありません。
テキストだけだと見逃しそうになるけど一もいる。後楽園でのカズ戦では周囲から
「一、やればできるじゃん」
という声も聞こえてきた。まだ褒められるレベルではないけど100倍マシだとは思います。
▼第5試合 WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第15代王者】吉岡世起 vs 【挑戦者】ヒート
※第15代王者・吉岡世起、初の防衛戦。
◎
ヒートが、当たり前のクルーザーフェス優勝からの当たり前のクルーザー級タイトルを奪取、しか考えられない。
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私がW-1を見始めた頃、吉岡世起といえば"W-1の未来"と言われていた記憶があります(船木調)。20代中盤から30歳を過ぎ#STRONGHEARTSにも加入したが、変わったようであまり変わった気がしない。相変わらずマイクを手にするとこっちがソワソワしてしまう。
活動休止を前にW-1クルーザーを文字通り守り抜けるかどうか?結果はもちろん内容でもマイクでも勝たないと未練が残る。それはそれでどこかで物語は続くのだけれども、今見たいのはそっちじゃない。
▼第6試合 スペシャル6人タッグマッチ 30分1本勝負
武藤敬司&浜亮太(大日本プロレス)&中之上靖文(大日本プロレス) vs 河野真幸&崔領二(ランズエンド)&KAZMA SAKAMOTO(フリー)
◎
何で唐突にDESPERADO?どうせまた一過性のカードでしょ。浜と中之上には悪いけど、スペシャル感ゼロ。
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DESPERADOといえば"W-1のトップチーム"というワードとセットで思い出す。旗揚げから一年前後で見始めた頃はメンバー増などしていたが次第に勢いは下火になり、その後に河野の追放、火野の参戦からREAL DESPERADOへ、さらにそーっと消滅していった。
一昨年の年末にはKAZMA SAKAMOTOが再結成を匂わせるツイートをし、真に受けた私は2019年への期待を込めてDESPERADOのTシャツを着て2018年の冬フェスに出かけた事もありました。見たいものが見られないのがW-1でしたが、最終盤に復活し浜&中之上と交わるのは何の因果でしょうか。
そしてスケジュールの都合上、今大会がW-1所属としてのラストマッチとなる武藤敬司。この点も急な活動休止なんだと思わせますが、ばつが悪くてそうしたんじゃないかと訝ってしまいます。かつては小さな会場でも挨拶に来場し、テーマ曲がかかるだけでも(大というには観客数とボリューム不足でしたが)武藤コールが起きていましたが、最近はそこまででもなかったと思います。私の中でも存在感はほとんど消えています。ファミリー軍団vs悪役商会や欠場前の様に他団体の選手を招く役割を担ってくれていれば…しかし自身はマスターズへ軸足を移し、W-1への動員や選手へ還元されることはなくなっていった。私は遠くから見ていただけですが、かつて武藤を慕い集ってきた人達はこうして離れていったのかなと感じています。
▼第7試合 シングルマッチ 30分1本勝負
羆嵐 vs 岡林裕二(大日本プロレス)
◎●
羆嵐はシングルプレイヤーとしての実績に乏しい。W-1 GPにしてもチャンピオンシップにしても勝ち切れていない。ただ日頃の鍛錬の成果が大きな身体と怪我のないコンディションから窺える。直近では経験不足とは言えスーパーヘビーのモンスター・サイラスからの勝利がそれを物語る。
この試合はほとんどの人は羆嵐が善戦しても結局は岡林が勝つと思っていると想定されるなか、番狂わせを起こして会場を爆発させて欲しい。先の後楽園で中嶋に手を出さなかったのは残念だったけど、これはこれで個人的には今大会一番の注目カード。
▼セミファイナル WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第19代王者組】芦野祥太郎&児玉裕輔 vs 【挑戦者組】稲葉大樹&土肥孝司
※第19代王者組・芦野祥太郎&児玉裕輔、4度目の防衛戦。
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海外志望の稲葉を土肥が無理矢理引き止めての挑戦とかワケワカメ案件。行きたけりゃ稲葉が裏切るなりやる気出さなきゃいいわけで。その前に試合受けるなよ、意思弱っ。稲葉と土肥が何と言おうと乗り切れない。そもそも二人はぶつかりあって互いを認めたライバルでもないし、共闘した時期はNEW ERAから長いかもしれないがそれも何となく続いてきただけで、チームとしての魅力に欠ける。
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家が近所の仲良しタッグにビジネスタッグと揶揄されたENFANTS TERRIBLESには、その仕事が出来るところを見せつけ完膚なきまで叩きのめしてもらいたい。"W-1の芦野(フォローになってないだろうけど、児玉も好きです)"をこんな煮えきらない相手に消費してしまうとは。あ〜腹立たしい!
▼メインイベント WRESTLE-1チャンピオンシップ 60分1本勝負
【第16代王者】中嶋勝彦(プロレスリング・ノア) vs 【挑戦者】カズ・ハヤシ
※第16代王者・中嶋勝彦、2度目の防衛戦。
◎●
どう考えても2月の中嶋vs芦野の方がビッグマッチのメインに相応しいと思えて仕方ありません。W-1はピーキング出来ないのはわかっているけど、それでも言わずに、問わずにはいられない。全日本時代からのファンなら胸踊っているのですか?そうでない私は置いてきぼりで当然ですか?それともカズの"獲り返さないといけない理由=社長としての責務"を受けて楽しみで仕方がないですか?
リングに上がれば社長という肩書は意味をなさないので、職権濫用で大舞台にしゃしゃり出てきた感。何より一番引っかかっているのは稲葉…はともかく、W-1を背負ってきた芦野祥太郎を破った中嶋勝彦に、グッドシェイプとは思えない、クルーザーでも最前線から退いていた、手負いのカズ・ハヤシが勝った場合それに納得出来るのか?という点。すべてを超越したエモーショナルな試合になるの?
●まとめ
活動休止まで東京での残り3大会となり、元々ほとんどないけどこれまでの流れよりも、W-1での総決算として考えざるを得ない。良し悪しはともかく、それがなければ今大会のプレビューはスカスカ。もう終わるからって全てが改善されたら今までは何だったん?となりますが、それでもハードルは上げてしまう。この情勢でも集まるファン達に対し、やるからにはそれぞれが出来うる最高の試合、その集合として最高の大会を実現していただきたい(こう言って今までそうなった事はない!)。
