義弟夫婦のこと




3年前ある事をきっかけに同居する姑のパーソナリティ障害が発覚しました


発達障害は近年急速に理解が進む中

人格障害(パーソナリティ障害)は未だ

存在さえ知らない方も多いのではと感じます


では恐ろしいサイコパスという言葉は随分知られていますね

サイコパスも反社会性パーソナリティ障害という括りの中に入ります


反社会性パーソナリティ障害を持つ人が

全て殺人を犯すサイコパスではありませんがその数は人間の1~3%にも及ぶそうです


程度の差はあれ心や身体に危害を加える反社会性パーソナリティ障害や自己愛性パーソナリティ障害は恐ろしいことにあちこちに野放し状態なのです


この障害をしっかり理解することで

理不尽な出来事に遭遇しても

相手の異常性を確認しながら
違った角度から冷静に対応できるのかもしれません

          



このふたりには本当に悩まされました


数年同じ屋根の下で暮らしましたが
やはり弟夫婦との共同生活は難しいものです


結婚前からの義弟の気性には困ったものがありました
普段や人前では普通に過ごしていますが
気に入らないことがあれば物を投げて破壊する
壁を壊すなど威圧感たっぷりに振る舞います


そんな時も異様さを感じたのは
乳母の様なおばさんがいて文句も言わずに
割れた物の片付けをするのです
親である姑もそう怒ることもなく
嫁いですぐの時はこれが通常なのかと
本当に驚きました


一番恐ろしい目に遭ったのは
義弟に嫁いでから月のうち10日ほど部屋から全く出てこないで
家族を心配させることが通常であった気ままな嫁が
忙しいその日も全く出て来なかった事を
乳母が少し不足をし私に愚痴ったことが
義弟の耳に入り乳母に包丁を突きつけたのです


私はトイレに入っていたのですが
子供が泣き乳母がハアハアと息を荒げて
私の子供を守ってくれていました


その場にもう義弟はいませんでしたが
緊迫した様子を見て恐ろしい事態に
直ぐに仕事中の夫に帰って来てほしいと電話をしました
大きくなった今も子供はその時の事を覚えています


5年が過ぎ弟家族は家を建ててもらい
その後も働きもせず親の援助を受け
5人の子供と家族7人の生活を送ります
あまりにも甘い楽々の生活にも関わらず
いつも姑はこの家族を苦労をして可愛いそうだと
周囲の人たちに話します


私はこれまでのそんな義弟家族の異様でもあった暮らしを
誰にも言わずに黙っていましたので
周囲の関係者は姑の言葉を信じていますし
もちろん義弟夫婦も抜け目なく苦労の生活を演じます


舅姑の甘やかし様も異常で
私達夫婦はやりきれない思いもありましたが
とにかく別世帯になったことで
その状況を見ることが少しは減ったことが
有難いことでもありました