ヨラーのブログ -33ページ目

学生スポーツ

年末年始には、学生スポーツが大きな話題になりますね。

大学ラグビー、高校サッカー、箱根駅伝、高校バレーなど、多くの学生スポーツが開催されます。3月にはセンバツ甲子園がありますね。大人のスポーツを凌ぐくらいに学生スポーツが注目されるなぁと思います。


しかし、学生スポーツとプロ・社会人スポーツの間で各競技において問題になっている点があります。学生スポーツで所属しているチームのプレースタイルで、プロ・社会人スポーツの世界で通用する技術を磨けるかどうかという点です。チーム競技では、あくまでもチームに貢献したプレーをしないといけないため、自身の長所を活かせず磨けないままプロや社会人スポーツの世界に入り込む人も出て来るでしょう。

分かりやすい例を挙げると、高校野球で連投をしたピッチャーが肘を壊してしまって、その影響でプロ入り後に活躍できなくなってしまうケースなどがあります。

サッカーでは、Jリーグのクラブがアカデミー(ユース)という選手育成組織を抱えているので、そこでプロを目指して技術を磨く事が出来ます。しかし、他のスポーツは、高校や大学で技術を磨くのが主流ですね。


さて、海外ではそこをどうしてるかチェックしてみると…。

ドイツやイングランド、スペインなど、プロサッカーリーグの強豪国は、やはり、トップリーグのクラブは、育成組織も充実しているようですね。本当に有望な選手だと見込んだら、国内/外国人問わずに10代前半の選手にも声を掛けて、クラブの育成組織に誘うようです。しかも、その数も半端ないとか…。本当に、選手育成からして徹底的ですね。


日本もサッカーに関しては、高校生でクラブユースに在籍する選手は多いですし、稀に、高卒前からトップでプレーする選手も出てきてますよね。しかし、そのような選手も含めて、きちんと高校に通うのがほとんどで、基本的にはサッカーの道に進む選手も高校は卒業します。そういう意味では、欧州ほど高卒前にプロ入りする選手は多くならないですね。

サッカーではユースがあるんだから、プロ入りするなら中卒でサッカーに専念すればいいじゃんって思えるのもありますが、その事についても後で考えたいと思います。


一方、韓国は多くが大卒でプロ入りですね。大卒が多いのも、韓国の国柄が出てるのではないでしょうか?

プロリーグ設立当初はクラブユースはなく、新人は大学、高校、企業チームからセレクトされてたようです。Jリーグが設立されてから、日本や欧州の影響を受けてクラブユースが出来てきたみたいですね。中卒でイングランド・プレミアリーグ入りした選手が話題になってましたけど、それは本当にレアケースのようです。

韓国もスポーツ環境は日本に似てて、ただ大卒が多いと言ったところでしょうか?


そして、スポーツ大国のアメリカについても話しますが、アメリカも欧州とはだいぶ違うようですね。

日本同様、高卒前にプロ入りする選手はあまりいなく、高卒や大卒が多いです。大卒の方が多いみたいですね。韓国同様、アメリカもそれだけ学問教育に力を注ぐようですね。

アメリカの高校のスポーツ環境は、日本とは大きく違い、スポーツマンは色々な競技をするようです。大学では日本の学生スポーツのような大会が充実していて、特に、アメフトは日本の高校野球を思わせるくらいにメジャーなようです。

そうなると、やはり、日本同様に、育成方針で学生スポーツとプロスポーツの間でずれが生じるはずです。そこでどうするか…?MLBを例に上げて話すと、まずは、新人選手をすぐMLBのトップチームには入れず、その下部組織(ユースではなく3Aなど)に入れてじっくり育成するようです。プロ入り1年目でMLB入り出来る選手は、ほとんど出て来ないようですね。

つまり、学校を卒業してプロの世界に入ってきた選手を、まずは、プロ選手としてじっくり育成するという事ですね。


日本、韓国、アメリカに対し、小中学生の選手を多くスポーツクラブのアカデミーに招待する欧州。プロ入り前からプロ入りに必要な技術を見につけさせられます。若いうちに大きな力をつける選手も出て来ます。その分、学問教育には力を注がれず、中卒の選手も出てきているようです。そして、実際に教育的な問題が出て来ているようです。それだけではなく、若いうちからアカデミーに入れられながらも、成熟しきれなかったり、致命的な怪我をしてしまったりして、プロ入りを断念する選手も多く出てきます。それから就職口も見つからずに大困難に陥ってる人もいます。欧州の育成環境の良いところばかりに目が行きやすいですが、見えないところでは、大きな問題も発生しているのです。


そう考えると、日本にしっかり根付いている教育文化は、しっかり受け入れた方が良いかもしれません。決して日本のスポーツ文化を否定的に捉える必要はないと思います。日本ならではの文化を大切にして、成熟させていくような考え方が一番良いと思います。アメリカみたいに、学卒の選手育成にも力を注いだ方が良いかもしれませんね。


ちなみに、バレーボールは、アメリカだけではなく欧州でも、昔からバレー一筋だったという選手は少なく、色々なスポーツをやってきて最終的にバレーボールに行き届いたって選手が多いようです。最近のバレーボールも、高さや身体能力が大きく物を言うようになってきてますからね。日本もスポーツ文化が社会にもっと浸透すると、バレーボールも変わってくるかもしれませんね。