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チャレンジマッチを振り返って

3月31日(土)の2日間にかけて開催されたチャレンジマッチを振り返りたいと思います。


チャレンジマッチの対戦カードは、以下の通りです。


第1試合:女子 NECレッドロケッツ(V・プレミアリーグ8位) vs 日立リヴァーレ(V・チャレンジリーグ1位)

第2試合:女子 トヨタ車体クインシーズ(V・プレミアリーグ7位) vs 上尾メディックス(V・チャレンジリーグ2位)

第3試合:男子 大分三好ヴァイセアドラー(V・プレミアリーグ8位) vs つくばユナイテッドSunGAIA(V・チャレンジリーグ1位)

第4試合:男子 JTサンダーズ(V・プレミアリーグ7位) vs ジェイテクトSTINGS(V・チャレンジリーグ2位)


土日の2日間、このカードで2試合ずつ行い、成績の優秀な方が来季プレミアリーグ参戦、敗者は来季チャレンジリーグ参戦となります。


ここ数年は、2009年にFC東京が大分三好ヴァイセアドラーに勝った以外は全てプレミア勢が勝っています。プレミア勢が優位という見方も強かったと思います。


では、各対戦カードごとに振り返ります。


■第1試合:NECレッドロケッツ vs 日立リヴァーレ

この試合、1日目は到着が遅れたため、最初から見れていませんが、日立がセットを先取しました。しかし、第2セットはNECが取り返し、タイに持ち込みます。第3セットあたりからの観戦となりました。

NECがサーブで崩して優位に立ち、終始ペースを保ちました。日立も何とか得点を重ねて行きますが、決定力でNECが上回り、終わってみればセットカウント3-1でNECが勝利です。

2日目もNECが主導権を握り、2セット連取してプレミア残留を決めました。結局、第3セットも取ってストレート勝ちです。

江畑幸子選手のアタックが思うように決まってなかったです。内田役子選手のトスが低いのもあったと思います。内田選手はもう、大大ベテランですからね(^^;

ブロック力など、守備で大きな差を感じました。やっぱり、プレミアチームの力は凄いものですかね。


■第2試合:トヨタ車体クインシーズ vs 上尾メディックス

前の試合でNECが力を見せていたことが、上尾にもプレッシャーとなりそうな感じです。

実際に1日目序盤から車体がペースを握っていきます。上尾は終始自分らのリズムに乗れず、点差をつけられていきます。結局、ストレートで車体が勝ちました。2日目も同じく、車体のストレート勝ちです。

やっぱり、色々な面で力の差がありました。車体は、あまり目立たないかもしれませんが、20歳セッターの藤田夏未選手は本当にいいトスを上げるんですよ。Bキャッチでもチャンスボールを供給するし、トス配分も結構絶妙なんですよね。波があったりミスがあったりもするようですが、自分は、セッターとしての技術の高さに注目してます。藤田選手のトスで、センターのギブマイヤー選手の良さもだいぶ活かされてます。やはり、ギブマイヤーのアタックには、上尾も対応に苦しんでました。ブロード攻撃にブロック2枚つけてた時もありましたね。それでレフトのブロックが1枚になってた時もありました。。。

やっぱり、車体の方が上尾よりも攻撃の形を作って展開出来ていたので、力の差が大きかったと思います。上尾は、チームがもっと強くならなければ、プレミア入りは難しいと思いました。自分も期待しているチームなので、次こそはという気持ちもあります。


■第3試合:大分三好ヴァイセアドラーvsつくばユナイテッドSunGAIA

プレミアでは勝利こそ多くないですが、上位チームから2セット取ったりなど、内容では善戦していた大分三好。力はだいぶついて来ているとは思ってて、その大分三好相手につくばがどれだけのバレーが出来るかを注目してました。

しかし、1日目、序盤からペースを握ったのはつくばでした。センター、レフト、バックなど、多彩な攻撃を見せて得点を重ねて行きました。驚いたのは、センター・椿山竜介選手のブロード攻撃です。男子ではあまり見ないので新鮮な感じがしました(笑)しかも、結構決まってましたね(笑)センター攻撃が結構目立っていて、良く決まってました。大体、AクイックやCクイックで、椿山選手のブロードやライトオープンも使われてました。センター攻撃にはだいぶ自信があるように感じました。とは言っても、サイド攻撃でも点を取っていたので、色々な攻撃が出来るくらいに力がついたチームなのかなと思いました。

大分三好はなかなかつくばの攻撃に対応しきれず、ブロックアウトを取られるシーンも目立ちます。頼みのオンテレ選手のアタックもブロックで止められたりなど、リードを許す苦しい展開が目立ちます。

結局、1日目はつくばが3-1で勝ちました。ブロックだけ見ても、つくばの方がしっかりとブロックディフェンスが出来ていて、だいぶ力のあるチームだと思いました。大分三好は思うようにブロックが機能せず、ブロック力でもだいぶ差があるように感じました。つくばの昇格も十分あるように思いました。

しかし、2日目の試合で形勢が変わります。大分三好がプレミアでも見せていた強さを発揮します。まずは、つくばのセンター線を警戒し、コミットブロックを増やします。そうすると、つくばのセンター攻撃がブロックされたり決めきれなくなったりなど、思うように攻撃が出来なくなり、大分三好がリードしていく展開となります。そうなると、つくばはサイド攻撃も1枚ブロックで止められたりスパイクアウトになってしまったりなど、思うように決まらなくなります。優位に試合を進めた大分三好が2セット連取し、リーチをかけます。つくばは2セット取ればプレミア昇格で、まずは1セット取替えしたいところ。つくばも意地を見せて、第3セットはリードを何とか保ちながら優位に進めます。しかし、終盤になると、つくばの攻撃が決まらなくなり、追いつかれてしまいます。3枚ブロックを打ち破ったアタックもエンドライン付近で高橋和人選手がキャッチし、大分三好のチャンスに繋げます。最後はつくばの攻撃を連続でシャットアウトした大分三好が競り勝ち、逆転残留を決めました。

この試合では、プレミア勢の底力というか、貫禄みたいなものを見ました。試合の進め方が上手いし、力を持ってるように感じました。一方、つくばも色々と面白いバレーを見せていたので、是非ともプレミアに昇格して欲しいです。正直、チーム数増やしてプレミアに入って欲しいです(笑)


■第4試合:JTサンダーズvsジェイテクトSTINGS

JTは力があるチームなので、本来の力が出せてればJT有利だと思ってました。

しかし、1日目から、ジェイテクトも多彩な攻撃を仕掛け、点の取り合いを演じました。第1セットはJTが競り勝って先取。JTはリードブロックを中心に落ち着いて進めて行けば、優位になると感じました。しかし、第2セットもジェイテクトの攻撃は止まらず、高橋慎治選手のトスを中心に攻撃を組み立てて得点を稼ぎます。つくばと比べると派手さはないのですが、部分部分で技術の高いプレーを見せて点を重ねて行きます。ブロックも効いていて、JTも思うようには点を取れません。優位に進めたジェイテクトがセットを取り、タイに持ち込みました。慎治選手の速さと高さが絶妙なトスが良く効いてましたね。

しかし、第3セット以降は、JTがやや優位に試合を進めます。コミットブロックとリードブロックを使い分け、ジェイテクトの攻撃に揺さぶりをかけました。次第にJTペースとなり、ジェイテクトの攻撃はJTのブロックに捕まるようになりました。結局、優位に試合を進めたJTが第3、第4セットを取り、セットカウント3-1で先勝しました。

2日目はJTがかなり優位な展開となり、2セット連取でプレミアリーグ残留を決めました。しかし、第3セットは、JTが中盤までリードする展開も、ジェイテクトが勢いに乗り逆転で1セット取り返しました。この事で、JTがプレミアでも見せていた勝負弱さがここでも出たと、地元メディアに報道されました。第4セットはJTが取り、何とか2勝してチャレンジマッチを終えました。

何とかして残留を決めたJT。課題や見直す点などが多く出て来たシーズンになったと思います。一方、JT相手に健闘したジェイテクトも、次はどのような強化をしていくのか注目したいです。


■チャレンジマッチを見終わって…。

今回は結構均衡する試合も見れるかと思いましたが、終わってみれば、プレミア勢がみんな残留を決めました。プレミアのチームとチャレンジのチームとでは、まだ力の差があるように感じました。

男子は、チャレンジ勢が善戦を見せました。つくばは、あと一歩のところまで行きました。

一方、女子は、力の差が目立つような展開で終始しました。1日目から力の差が目立っていて、正直、1日目で勝負があったように感じてしまいました。

チャレンジのチームがプレミアに昇格するには、チャレンジマッチに勝つ事よりも、プレミアのチームに勝つようなチームを作る事が大切なように感じました。具体的にどのようなチームを作るのか、何を武器にして行くのかを明確にして、力のあるチームを作って行く事が重要なんだと感じました。

男子は、それが結構出来てたように感じました。女子も、そのように現実的な強化を進めていって欲しいと思います。