チャレンジマッチ終了。そして、Vリーグの現状
V・チャレンジマッチ(Vリーグ入れ替え戦)が終了し、プレミアリーグ(Vリーグ1部)のチームがチャレンジリーグ(同2部)のチームに全て勝ち、入れ替えは起こらずにVリーグが終了しました。
女子はプレミア勢が力を見せての貫録勝ち。男子は女子と比べてもつれたものの、2試合目はプレミア勢が力を見せて勝ちました。
試合を見る限りでは、女子も男子も、プレミア下位チームとチャレンジ上位チームとの差が、だいぶあると思います。チャレンジのチームにとって、プレミアに向けて大きな壁があるように思えました。それは、今年度だけでなく、ここ数年ずっと感じる事です。
入れ替え戦で毎回力の差が出ているという事は、それだけ、プレミアリーグとチャレンジリーグでレベルの差があるという事です。では、なぜそれだけの力の差があるのか、考えてみたいと思います。
サッカーでもJ1とJ2がありますが、正直、J1とJ2のような次元の差ではないです。チャレンジリーグは、チャレンジマッチに出るような上位チームと下位チームを比べてもかなりの差があり、ダブルスコアになる事も少なくないです。下位チームの多くは、社業をメインで行い、仕事が終わってから夜に練習してるのです。練習時間が少ないのもあって、高校や大学の強豪相手に点差をつけられて敗れる事もあります。
この現状で何が問題かと言うと、チャレンジリーグの底上げ効果が発揮されなくなってしまうのです。
3年前にプレミア昇格を果たしたFC東京は、最初はプレミアで苦戦したものの、リーグを通して行く中で力をつけて行き、今季は5位に入りました。大分三好もプレミアで戦い続けているので、力がついてきています。
このように、チームの成長には、力に見合ったレベルのリーグで戦い続ける事が一番重要です。チャレンジリーグからなかなか昇格出来ないチームは、それが出来ないのです。チャレンジ上位のチームは、社業中心のチームと何試合も戦わないといけないため、プレミアで戦うように力をつける事が難しいです。今のチャレンジリーグでは、プレミアリーグに通用するようなチームはなかなか育たないと思っています。
入れ替え制度のあるリーグは、1部と2部のレベルの差が大きすぎない事が重要です。
本格的にプレミアリーグを目指しているチャレンジリーグのチームは、この現状をどう思うでしょう?そのようなチームが限界を感じてプレミアを目指すのをやめてしまったら、Vリーグ機構どうするのでしょうか?もし、プレミアリーグを目指すチームがいなくなってから、プレミアリーグのチームが撤退するような事があったら、プレミアからチームが減るだけで、定員を埋める事も出来なくなります。
そういう事を、Vリーグ機構は想定してるのでしょうか?プレミアのチームを持ってくれてる企業やプレミアを目指そうとしてくれてるチームがある事がどういう事なのか、今一度、考え直した方がいいように思えてしまいます。
ここで、改善案を簡単に2つ挙げたいと思います。
(1)プレミアリーグを目指しているチームが少しずつプレミアリーグに昇格出来るように、プレミアの定員を少しずつ増やす。
プレミアに昇格したチームは、最初はプレミアのレベルになかなか追いつけず苦戦すると思いますが、試合を重ねていく事で少しずつ力がついていきます。プレミアのチームで戦力外となってしまった選手が昇格したチームに移籍する事も考えられますし、チーム強化も結構加速できるのではと思います。
今のチャレンジリーグに、プレミアリーグを本格的に目指してるチームはそんなに多くないと思うので、それでも、そう簡単にプレミアのチームは増えないと思います。プレミアで戦おうとしているチームだけでもプレミアをという考え方です。Vリーグ開幕当初は、そのような考え方だったようにも見えますが…。
しばらくして、もしチーム数が多くなったら、Jリーグみたいにプレミアリーグを1部と2部に分けるようにした方がいいと思います。
(2)チャレンジリーグ上位リーグ・下位リーグ制の導入。
今シーズン、チャレンジリーグ男子では導入されてましたね。上位リーグだけでも総当たり数を2回に出来ないでしょうか?力のあるチーム同士の対戦を増やしてレベルを上げるのが重要なので、それを目的とします。
Vリーグの底上げを考えるなら、チャレンジリーグのレベルを上げるか、プレミアリーグの定員を少しずつ増やすのが大切だと思います。入れ替え制度についても、本来なら、Vリーグが始まる前後の頃のように、1チームだけでも自動入れ替えにすべきだと思うんですよね。それが出来るくらいのレベルの差になる事が大切だと考えています。
最後に…。話は違いますが…。「日本の武器になる!」なるほど!充実した合宿になるように祈ってます(^^)