本当に変わって
現在の基準
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2023年3月31日に発表した「異次元の少子化対策」のたたき台のなかに、「75年ぶりの配置基準改善と更なる処遇改善」という項目があります。
「社会保障と税の一体改革」以降積み残された1歳児及び4・5歳児の職員配置基準について1歳児は5対1へ、4・5歳児は25対1へと改善するとともに、民間給与動向等を踏まえた保育士等の更なる処遇改善を検討する。
こそだで経験がある人は、1歳児が6人も5人も変わらないことがわかると思う。我が子が1歳児の時、どんなこだっただろうか。よく動く子もいれば、あまり動き上がらない子もいるだろう。1歳児はまだまだ発達の差が大きく、大きいグループ 小さいグループに分けたりして、丁寧に見なくてはいけない。言葉の発達もその一つで「噛みつき」や「引っ掻き」も増える。噛み付く子が悪いわけじゃない。ちゃんと理由があるから。 ただ、この基準では保育士も余裕がなくなるから「またか・・」とか、子ども同士の関わりを減らすような保育をせざる得ない場所もある。 いくら余裕がなくても「罵倒」したり「バカにしたり」はしてはいけないし、そうしないとやっていけないなら保育の仕事は向いていないとさえおもう。 可愛いだけでやっていけるほど、楽な仕事じゃない。むしろ大変な方がほとんど。そんな大変な仕事だから子どもと過ごす時間に癒しを見つけて欲しい。1歳だって1歳なりに考えてるし、行動している。
どの保育園であっても、子どもが楽しく生活送れるようにするには、保育士にもゆとりと余裕が必要。
保育基準だけの問題じゃない。働き改革もあり、朝から遅くまで長時間保育が増えている。正社員だけでは賄えない。パートの負担も正社員並みになって来ている。 いろんな保育方針があってもいい。配置基準が変わり保育士にゆとりと余裕ができたら、きっと一人一人の子どもに向き合えるんじゃないだろうか。
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