愛してる?ねぇ、許してくれる?
わたしは許されたいの?誰に?何に?
わたしみたいな女は一体何?
嘘をつくなら、墓場まで持っていくよ
それが相手に対しての、礼儀だと思っているから
知ったらどうなるかなんて
そんな顔を見たくない
嫌われたくない
わたしを拒絶しないで
わたしはわたし、あなたはあなた
なんで体を売るように決めたのだろうと考えたけれど、やはりそれは強姦が発端だと思う
強姦くらいでなんていわれるかもしれないけれど、今でもそれはわたしの体に染み付いて
それにわたしは振り回されている気がする
わたしという価値が見いだせなくなって、それを見出そうとして、一番簡単な金というもので
自分の価値を見出したかったのではないのか
価値なんて自分で決めるもので、価値なんてそもそもあるのか判らないのに
酷く自分が汚れた気がして、汚された気がして、どうしようもなく
どうしようもなく
体を売ることで、金を得ることで、ある種の復讐をしていたと感じていたと思う
こんな体で、稼げるのか、馬鹿めと
男に利用されて、わたしが馬鹿にされているのにも関わらず
そんなことをして自分を保っていたのだと思う
何がしたいのかが判らないけれど、とにかくお金が欲しかった
目に見える一番判りやすい代償
わたしはわたしである為に、わたしがわたしを保つ為には必要だったのであろうか
強姦も体を売ることも、対して変わらなくて、同じことを繰り返しているだけなのに、なぜか辞められない
それから何度も何人も男と付き合ったけれどもどうしても最後の一線が越えられない
だから私が愛して抱かれたのは、一人
金が絡めば、愛がなければ、いくらでも足は簡単に開けるのに、どうしてもできない
狂っているのだろうか、判らない
性欲からの解放、性別からの解放
わたしは別に自分がセックスジャンキーだとは思わない
ただあまりにも簡単にセックスがその時から道具になってしまって
愛人だって、誰でもできるというわけではないでしょう
容姿だって頭だって全部関係する
相手が望むことを先回りして提供
それができなきゃ愛人なんてできない
飼われる、買われるということはそういうこと
あまり仕事仕事と打ち出してもいけないし、でも仕事とプライベートを混同してもいけない
アクマで楽しんでいるふりをして、それで相手を満足させて、擬似恋愛的なムードを醸し出す
わたしを金で買う男は何を望んでいるのであろうか
金を払う瞬間、何を思う?