仕事のモチベーションを保つとか
中高生でしたら勉強のモチベーションを保つなど
何か一つ事に対するやる気を持ち続けるのが難しいときがあります。
そのときに一つ気にしていただきたいことがあるのですね。
これを気をつけるだけで、
間違いなくそれぞれのモチベーションを保つ一助にできるでしょう。
自分のお仕事だけでなく、
部下の仕事や中高生のお子様の勉強など、特に他人のモチベーションを保つという場面では底知れない効力を発揮できる視点がここにありました。
子供に勉強をさせたい。
部下に仕事をさせたい。
そんな場面におられるならちょっと考えてみてください!
「勉強しなさい」は命取り
この記事をお読みのあなたが、何かやろうとしてる用事があるとします。
女性の方であれば夕飯の支度や家事だったり、サラリーマンの方であれば書類の整理や一つの課題であったり、それはあなたの状況に合わせた物事で構いません。
学生の方であれば当然勉強になってくるかと思います。
この記事を読み終わったらその用事をやっつけてしまおうと考えていたとしますね。
そしたら突然親御さんや上司があなたに声をかけて来て、
「あれ(あなたがこの後すぐにやろうとしていた事)はやったの?」
と言ったとします。
当然嫌な気持ちになるわけですが、このとき心の中では一体何が起こったのでしょうか?
その瞬間、「自分でやる感」が即座に「他人にやらされる感」に
変わったのです
自分でやろうとしていたのに他人にやらされる感に変わることで、その課題をやっつけても自分の手柄感覚ではなくなってしまうのですね。
子供は多感です。
この場面が子供の勉強の場面であれば、ご両親が思う以上にこの部分には敏感です。
子供が「これが終わったら算数の宿題片付けよう」と思っていたとします。
親がそこに先回りをして「算数の宿題やったの?」と言ったら、
‘いまやろうとしてたんじゃないか’というイラッと感も乗っかります。
子供が仮にその算数の宿題をやった暁に心に残るのは、
「言われてやった」という感覚です。
そこで親がグッとこらえ、子供自らが算数の宿題を片付けていたならば心に残る感覚としては、「何とかやっつけられたか」という満足感です。
この差がものすごく大きいことにお気づきでしょうか。
自分では気づかない内に顔さえ合わせれば念仏のように「勉強しろ」なんてことを言ったりはしていませんでしょうか?
子供の自主性育成に重要な芽を、その都度摘んでしまっている可能性がすごく高いです^^;
一番褒めてもらいたい、一番認めてもらいたいご両親に対して子供は思います。
「この算数の宿題片付けても何の価値もない」と。
親が「算数の宿題やったの?」と言い放った時点で「自発的に自分でやった」という状況は既に殺されてしまったからです。
言い方を変えるだけでこんなにも違う!
子供や部下のモチベーションを保つ魔法の言葉
面倒な課題や勉強をした後に欲しい感覚は<満足感>です。
これは大人も子供も全く変わらないですよね。
だからその課題や勉強に対して、それをこなした後の満足感だけは絶対に守っていく表現を使って下さい。これがモチベーションを保っていく最大の秘訣の一つであるはずです。
「今日は納得できたか?」
これを「勉強しろ」の代わりに繰り返して欲しいのですね。
この質問だと全ての課題や勉強がその人、その子供の自主性に変わります。
例えばその日、ゲームなどに夢中で算数の宿題をやっていなかったとするならば、子供の感覚に残るのは「納得はできてないなぁ」となります。
それを繰り返している内に「納得って何だろう?ちょっとやってみるか」に変わり、自分が課題や宿題を完遂した姿を思い浮かべるようになります。
そして遂には実行し、今度は納得感を覚えるようになります。
課題や勉強を片付けることを促しながらも、それをやった本人の満足感もきちんと残せるようになるのです!
そこに必要なのはもうお分かりですね。
自分の部下や子供の能力を信じる心です。
どんなに繕っていようと「勉強しろ」「あれはやったのか?」と具体的な物事を指す質問や念仏を唱えてるうちは自分の部下や子供を信じていない証拠なのです。
「納得できた?」
一時、ほんの一時なのです。この言葉に代える期間を作ってみてください。
自発的に成果を挙げる部下や自発的に考え勉強をする子供に変わってきますので、今まで気を使って疲れていたあなたも知らず知らずのうちに元気を取り戻しているはずです☆