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「関尻の大わらじ」と「姥石」(富津市)

今日はそれほど寒くはなかったけれど、晴れの予報だったのにいまいちの天気でしたね。しかし、いろいろと予定もあるので、「関尻の大わらじ」を見に行きました。富津市の中心からやや南+やや東の大好きな県道88号線周りにあります。


峰上地区の関尻という集落では、毎年2月最初の日曜日に大人の背丈ほどあるわらじを3つ作り、村の出入り口に飾る習慣があるとのことをFacebook「富津市情報課 富津再発見! 」で知りました。


集落に入ろうとする疫病神もこんなにでかい人がいるんじゃいやだな、と思って引き返すだろうから、というのがこの民族行事の始まった理由だそうです。わらじに付ける酒だる・杉・炭にも由来があります。


富津市情報課が昨年作成した手書きマップ「でぇでぇぽ 巨人の里」も見ながら近くもいろいろ回ってみようということになったのです。その結果写真もたくさん撮りました。今日は、前編の「関尻の大わらじ」と「姥石」をレポートします。


わらじ01

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マップ「でぇでぇぽ 巨人の里」の一部です。


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3つある大わらじのうち2つは、県道沿いではありません。ちょっと入ったところにあります。一番最初に見たのが、峰上(みねがみ)城址の入り口にあるもの。裏側から見ると、やや上から地区を見下ろしている感じです。


わらじ02   わらじ03


二つ目は、デイサービス施設の裏側にあるので、一番見つけにくいかもしれません。


わらじ04   わらじ05


最後は、県道沿いのカーブのところ。北から南下するととても見つけやすいところにありました。


わらじ06   わらじ07


この最後のわらじの少し先(南に向かって)の右側に鳥居を発見しました。奥に登ってこいと言っているような階段も・・・。当然、登りました(^^;)。しかし、この階段一段一段が高いし長い。途中で何回か休憩しました。頂上に近いほど、段差がはっきりしなくなってきて、滑りやすいので折れた枝を杖がわりりにしました。


わらじ08   わらじ09


やっと登りついたものの、そこには鳥居と小振りな石碑が2つあるだけでした。しかし、ミニミニ登山の登頂感はありました。この裏に峰を伝ってさらに南下するド山道がありました。4~50メートル歩いたら、お昼の鐘の音が聞こえてきたので、降りることにしました。降りも結構大変だった。あとから、グーグルマップを最詳細にしても等高線と□がひとつしか表示されませんでした。達成感2割減少(^^;)。


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そこからさらに南下すると左に「姥石 」の看板。以前知人から「まぁ、大きな石はあるけど、それだけだよ」と言われていたので、あまり期待してはいませんでした。


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ううん。微妙。周囲が整備されていないので、全体がよく見えなかった。草刈りと立ち入れないところへのチェーン張り、簡単な説明盤が欲しいところでした。


いずれにしても、これも巨人伝説に関わるものなののでしょうが、由来のひとつに「巨人の姥が旅に出るときに、ふところに入れておいた石臼を落としてしまった」というものもあります。上の石に触れるとこの地に火事が起こるという言い伝えもあるそうです。


お昼を食べたのは、この辺には数少ない石山レストラン 。店主は、アメブロガーでもあります→和風レストラン石山


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キッチンあとりえ

なんだか図ったようなタイミングで昨晩NHKの「探検バクモン」で大谷石を切り出した廃坑をやってましたね。売津の石切り場跡地とは全く規模が違いましたが、テレビも楽しく見ることができました。


さて、今日は全く寒い雨の一日となっていますが、昨日石切り場跡地を訪れた後に近くのレストランを訪れたので、そのレポートをします。


国道127号線沿いの上総湊駅近く(県道93号線との交差点近く)にある「キッチンあとりえ」がその場所です。駅の近くで国道沿いなのにこの近辺では喫茶店や洋食に類した店が他にはないようなので、オンリーワンの店です。所在地は、富津市湊182。電話番号は、0439-67-0270です。


あとりえ01   あとりえ02


山歩き後の空腹時だったので、食事目当てでした。キノコのパスタがミニサラダとドリンクが付いて880円。味は、おいしかったです。空腹だったためか、料理の写真の許可ももらったのに、すぐに食べてしまい、写真を撮れませんでした(^^;)。


あとりえ03   あとりえ04


店主にお話を聞いたところ、ここは元々米屋さんだったとのことです。石切業が盛んだったころは、市役所も近くにあり、旅館も5~6件あったそうです。賑わっていたんですね。


奥さん(だと思う人)からは、ここから南(竹岡や金谷)には小学校はあるけれど中学校が天羽中学校しかないとのこと。金谷あたりから通うとなると結構大変そう。


あとからネットで調べたら、米粉の手作りシフォンケーキの評判がいいみたい。今度昼時以外に通ったら試してみたいです。

売津(うるづ)の石切り場跡地(富津市)

今日も寒かったのですが、縁あって地元の方に昔石切り場だったところを案内してもらえることになったので、行ってきました。


最寄りのJRの駅でいうと上総湊になりますが、近くを流れる湊川にかかる神田(がんだ)橋付近で待ち合わせ。この橋の近くに案内をしてくれた岩埜(いわの)さんのお宅があり、その蔵の前にゲンチャリを止めさせてもらいました。この蔵、明治35年にできたとのこと。右角の瓦に「やま・サ」のマーク。今はやっていないが、先代は石切り~湊川まで運ぶ「ヤマサ」という業者だったそうです。


売津01   売津02


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関東大震災(1923年=大正12年)のときに湊川が2メートルも隆起してしまい、それまでの船底の深い大型船が通れなくなってしまったため、運搬ができなくなり、商業的に衰退してしまったとのことでした。ちなみに、ここで取れた「房州石 」(狭義には、「天神山石」)は、火に強く、割れにくいもので、横浜・京葉地域へ出され、富津岬の先に造られた人工島の海堡にも使われたそうです。


岩埜さんの母屋は、以前は茅葺きの明治32年築の建物だそうです。母屋のとなりの倉庫の壁には切り出した石を船着場まで運ぶ力車の枠(3分の2は切れてしまいましたが、右側に。)とその車輪(左)が今でも使えそうないい状態で置かれていました。


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さて、いよいよスタートです。わりとすぐに妙見様がありますが、そこに行く急な坂のために登り口に杖がわりの棒が置いてありました。一本拝借して、山間の道を歩くと、わりとすぐ石切り場跡地がありました。


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がしかし、岩埜さんはここでは立ち止まらずに、さらに奥に向かいます。このあたりには7~8カ所くらい石切り場があったそうです。すでによく分からなくなってしまっていますが、石面に「ヤマサ」のマークを掘って、どこのものなのか示していたとのことです。


道を外れてちょっとした山登りをはじめるとすぐ、石切りトンネルに着きました。結構迫力ありましたよ。しばらく写真をご覧あれ。


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売津11   売津12


トンネルをくぐり、道なきところをアップダウンしてしばらく行くとため池がありました。切り出された石で岸を造ってある人口の池で、昔は釣り堀にしようとかいう話があったそうです。しかし、ここまで車では来られないからなぁ。


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反対側の石切り場にも案内してもらいました。途中の斜面(↑)には、商品にならない石がゴロゴロ転がっていて、すでに苔むしていました。


しばらく登ると石切り場へのトンネル。この真ん中の切られたところで昔岩埜さんは野球をしていたそうです。これではボールがなくならなくてよかったですね(^^;)。


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1時間半ほど山歩きをして、またお宅に寄らさせてもらいました。奥さんからは、「畑や田んぼもあるので、都会から来たいっていう人がいたら紹介してね」って言われました。誰かいます?


岩埜さんは、富津市のボランティア協議会の会長やら選挙管理委員、ボーイスカウトなどの役職にある方で、今回時間をとってわたし一人のために案内してくださいました。異世界を探検するようなワクワクする時間を本当にありがとうございました。


※なお現地は、出入り自由だそうですが、靴などの服装をそれなりにしっかり整えておく必要があります。また、夏など暖かい時期になると毒をもった蛇なども出てくるとのことでした。できれば、事前に富津市情報課 0439-80-1225に「売津(うるづ)石切り場跡地を案内してくれる人を紹介してほしい」と相談してみましょう。市で行っている行事ではないし、案内人がいるというわけではないので、必ず案内してもらえるということではありませんが。


最近「ザ!鉄腕!DASH!!」でも何回か取り上げられた、東京から車で約1時間の富津市で田舎暮らし希望の方は、コメントください(^^;)。



※追加・関連情報

 千葉県のサイトに売津でボランティア活動をしている団体の情報などが見つかりましたので、興味がある方はご覧ください。

    ↓

売津古道を復活させる会

売津区四組ふるさとの会 ・・・上北ジャーマンアイリス園、5月に伺います。

Gallery & Cafe SIGEL

今日も寒かったですね。でも、もう2月。春=3月になるまであと1カ月。・・・とポジティブに考えてみましょう!


風はややあったものの、晴天で気持ちがよかったので、午後からゲンチャリ散歩をしました。先日行った天羽マリーンヒルズ の中のGallery & Cafe SIGEL (ギャラリー・アンド・カフェ・シゲル)が目的地です。なんといっても、開店しているのが日曜と月曜(11:30~日没)だけなので。


周囲に何台か車が止まっており、ちょっと人がいるかな、と思いつつも少し離れたところにゲンチャリを止めて入りました。

ドアを開けると1階はギャラリーになっていました。店の人は誰もいなかったので思う存分作品を鑑賞できます。ちょうど、久保淳子「自然の中で暮らす~ブータン花と手織り」展をやっていました(~2月9日まで)。


Sigel01   Sigel02


作品は、2階にもたくさん展示されていました。右は、上から見た階段。壁側にしか手すりがありません。落ちないようにね。


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室内では、2階にテーブルが4つでしたが、海を望むテラス席がありました。今は凍っちゃいますが。


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コーヒーとゆらゆら揺れるテラスのマンボウ。


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音響機器は、球のアンプとマランツのCDプレーヤ。スピーカはアルテックの手作り感あふれるものでした。CDプレーヤのメーカーと、FMチューナがわたしと同じものでした。残念ながら、バックグラウンド・ミュージックはこれらを鳴らしていたのではなく、小さな音で当たり障りのないものを流していました。そして、田舎暮らしの憧れ!薪ストーブがありました。


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外に出ていたメニューを書こうとしましたが、サイトに詳しく出ているので、行きたい人はぜひサイトをご覧ください。→Gallery & Cafe SIGEL

わたしは食後だったのでコーヒーのみ(450円)でした。


※ちなみに、SIGEL(シゲル)は、ルーン文字で「太陽、勝利」またエネルギー過剰な状態をも意味し、エネルギーの源を表していると言われています。ただし、ここの店名の由来に関係があるかないかは、不明。

お々寒い!

昨日は、こちらは雪にはなりませんでしたが、とっても寒かったです。今日も天気予報だと10°だとのことでしたが、北風が強くてとても寒かったです。


1カ月くらい前から寝るときに湯たんぽを使い始めました。約800円と安物の小さい湯たんぽを使い始めたんですが、安物ゆえに付属のケースがすぐに使い物にならなくなってしまいました。タオルでも巻いとこうかと思ったんですが、やっぱり専用のものを買うことにしました。


ジャーン。ケースのみで800円。本体とほぼ同額(^^;)。


寒い中をゲンチャリ散歩してきました。いつもの下洲から富士山・東京方向を写しました。やっぱ雲が多くて、特に富士山の左側は見えませんでした。桟橋のコンクリに入ったヒビの手当てをしていました。


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そして少し先に行ったところ、大貫と下洲の中間くらいのところで浜に出て写真を撮っていたところ、風に吹き上げられた砂が目に入ってしまいました。急遽とりやめて、近くの公民館で水道の水で目を洗いました。


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左の飛んでいる鳥の下が富士山です。