「何で来たの?」姉からの一声です。
そうだよね~、そう思うよね~
第1志望の編入先の大学の試験日よりも、こちらの大学の入学可否の提出日用紙の締め切りが早く、
両親より、こちらに入学するように言われました。
姉とのバトルが再開することは、目に見えています。
姉は既に卒業していましたが、就職も大学近辺にし、OGとして、大学にもちょくちょく来て
いるようでした。
また「●●の妹か」の日々がはじまるかと思いましたが、良い意味で裏切られました。
この大学、この学部はそんなことを気にする人たちはいません。
まさに、「自分は自分」の集まり。個の集団でした。
ここで私は、今まで自分が我慢していたことを実感しました。
ここでは、自分が好きなことを、好きな時間に、熱中してやれます。
人間関係も、
嫌いな、合わない人とは無理して合わせなくてよく、独立しています。
独立しています。
自由です。
静岡でも自由でしたが、それは物理的な自由。
こちらは精神的な自由。
個性溢れる学友たちに囲まれ、
自分の知らない世界が広がっていくこと感じ、ワクワクしていました。
みんな1人で、外国に旅に出ます。
普通は旅はみんなで行くものだと思っていましたが、
「1人で行ってきなよ」
と言われ、私も行くことにしました。
初めて行った異国の地はフランスです。

こちらでは、地域遺産の復旧のボランティアをしました。
各国からボランティアの学生が集まり、
お休みの日にはみんなでディスコに出かけたり、ヒッチハイクで海に行ったりと初体験ばかりで
とても刺激的でした。
前後は、パリやボルドーに行ったりと、ユースホステルに宿泊し、世界遺産を観光しました。
日本に戻ってからは、
研究室の研究も楽しく、実験したり、論文を書いたりと充実した日々を過ごしました。
ここでの日々は宝物です。
