8月8日は、離婚記念日。
調停と裁判を経て、無事に成立した日。
なんとなく日付けを覚えていて、
清々しかったことを思い出します。
最後の裁判の日、これまでは弁護士をはさんで
いたけれど、久しぶりに元ダンナさんと
同室しなければいけなくて。
彼は一切、わたしと目を合わせなかったけれど
わたしは、強い眼光でジーッと見てましたよ(笑)
条件は、サイコー!という所まではいきませんでしたが、離婚はある意味スタートですからね。
ダラダラと争いを続けるよりも
さっさと、この状況から打破することに専念しました。
わたしは部屋から出て、
元ダンナさんの弁護士さんに駆け寄り
「祖母が亡くなったことを彼に伝えてください」
「ありがとうございました」
と、笑顔でお願いしました。
元ダンナさんは、わたしの祖母を大切にしてくれたので、亡くなったことは伝えたかったのです。
待合室にいる彼と、チラッと目があったとき
わたしは、にっこり笑いました。
もしかすると、相手からは企みの笑みに
見えていたかもしれないけれど
わたしは、「ありがとう」の笑み。
可愛い子どもを授かって、少しの間でも
結婚生活をおくり、わたしの住みたい場所にマンションを借りて、わたしの理想通りにしてくれて。
いつのまにか心はすれ違ってしまったけれど
貴重な経験をさせてくれたひと。
だから、恨みや復讐、憎しみのエネルギーで
離婚しなかったことが唯一の自慢です。
あの経験があったからこそ、今のわたしがいる。
今のわたしの糧になっている。
すべてに涙が出るほど感謝したい。
感謝はするものではなく、
溢れ出るもの。
させられるものでもなく、自然と自ずと
したくなってしまうもの。
8月8日がくるたびに、いろんな感情を味わうけれど
どこかで幸せに過ごしていてくれたらいいな。
みんな、いろんなことがあっても一生懸命生きている。もう、それだけでじゅうぶんじゃないか。って
本気でおもう。
誰かのために、とか、
日本のために、
世界のために、って生きることもすごいのかもしれないけれど、
わたしは、わたしのために生きている。
もう、それだけで立派なんだ。
離婚でも、震災でもたくさんの傷があるけれど
でも、今こうして生きている。
それって、すごいことじゃない?
(笑)
絶望を感じても、望まないことが起きても
不安に押し殺されそうでも、
ただ、生きているだけでじゅうぶんじゃん?
っておもう。
だから、どんな経験もすべて糧になる。
わたしの味になるんだ。
これからも、ヒヤヒヤする経験から
ドキドキする経験まで、とことん味わって生きていく。
2018.8.8
離婚記念日❤︎