「自分を大切にすることができません」
という、ご質問をいただきました。
自分を大切に、と聞くと
確かに抽象的すぎて、わかりにくいですよね。
私たちは小さい頃から
「人に優しくしましょう」
「自分がされていやなことは、人にもしない」
「人の役に立つことをしましょう」
ということを教わって育ちます。
だから、自分を大切にすることと
自己中心的や、ワガママとの境界線もむずかしいですよね。
もちろん、人に優しくすることや、自分がされていやなことは、
人にはしない、ということは大切なことです。
周りの人を傷つけてまで、自分を優先することは
おすすめしません。
「自分を大切にできません」という人は
人を大切にできる人ということです。
自分よりも、他人を優先できる人。
だけど、ときどき、「自分ばかり損をしているんじゃ・・・」
と、悲しくなるのかもしれません。
人生はやまびこです。
愛にあふれたことをすれば、喜びが自分にも返り、
怒りの感情を放てば、怒りが返ってきます。
「人に優しくしましょう」
「自分がされていやなことは、人にもしない」
「人の役に立つことをしましょう」
これらのことは、すべて愛が返ってくる行動です。
返ってくる愛を期待せず行えば。
「優しくしておけば、いつか助けてくれるかもしれない!」
「あの人とつながっておけば、自分にも得になるかも」
「いいことをすれば、いつか、いいことが返ってくる」
損得を考えて行動しても、愛は返りません。
他人に対しても、山びこですが
実は、自分自身に対しても同じことが言えます。
自分に対して、愛のない、ひどいことを行えば
愛とは真逆のことが返ってきます。
自分を信じることなく、いつも自分を裏切り、
毒のような言葉を自分に浴びせる。
それは、たとえ誰にもばれないとしても、自分を裏切っていることは
自分が一番よくわかっています。
人生はやまびこ。
最初はむずかしいかもしれませんが
誰かを愛することと同じように自分のことも愛する。
愛にあふれたことを自分に行えば、喜びが返り、
怒りの感情を放てば、怒りが返ってきます。
まず、「私なんて」のような言葉を自分に投げかけないよう
自分に対する言葉から意識してみることをおすすめします。