先週あたりだったか、久しぶりに稲毛の勢拉へ行き、油そばの記事を書いた。いただいたコメントの中で「かつて勢拉は複数店舗があったが、現在は稲毛店のみになってしまった。」というものがあった。そうか、大好きな勢拉も今や1軒のみかと感慨にふけっていた。いや、違うぞ。系列店に家系ラーメンの店があったことを思い出す。同じく稲毛駅の盛ト家である。勢拉から徒歩130歩。
いきなり話が横道に逸れます。逸れてもいいと思ってます。なぜならそれが横綱親方だから。休日の昼下がり、14時頃の訪問だったか。びっくりするほどの混雑ぶりで、カウンターはひとつ飛ばしで満席。ボックス席も学生のグループで埋まっている。厨房を見ると、店員さんは1名のワンオペ状態で、明らかにテンパっているのがわかる。しかも後続客も引っ切りなしに入ってくる。シフトの組み方を誤ったなと。客が入ってくるたび、機械的ないらっしゃいませとカウンターに座るよう指示。同時並行で注文も調理しなければいけない。昨今の飲食店における労働事情の現実が垣間見える。あの店員さんに罪はない。
で、話を軌道に戻すと白い。スープが白いなあ。これがいわゆる"圧力寸胴ガンガン炊き"と謳うクリーミー濃厚豚骨スープだ。2020年オープンで、いわゆる亜流家系である。あっ、そうなると4年ぶりの訪問だ。なんだろう、やっぱり稲毛駅から近いロケーションでライス無料という引きは強いのかなあなんて分析している。合わせる麺は家系ライクなモチモチ麺。本家と同じかどうかはともかく、この白濁濃厚豚骨スープとの相性は悪くない。合間にライスを挟んだりしてね。この日はライスのおかわりもしちゃった。お手軽に家系食べたいなと思った時に応えてくれる店。そう、食べ終わった時点でも満席で、ワンオペの店員さんに気軽にごちそうさまを言える雰囲気でもなく、黙って退店してしまいました。4年も続いているのだから需要はある。