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男は独り道を行く

誰も旅の途中

21番太龍寺は標高520メートル。
当然そこまで登らなければならない。

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こんな景色があったり、山の道はすばらしい。
しんどいけど。
普通に追いつくかと思ったB女子(表現変更しました)、
なかなか追い付かず。
ま、セーブしてますからね。
それでも、何気に階段の段差がしんどい。
良かれと思って整備してもらってると思うんやが・・・。
隙があれば、
というか、
階段の横に少しでもスロープのようなスペースがあればそちらを歩く。
やはり段差というもの、歩幅を合わせなければならない。
これが坂を上る労力よりも疲労するんよな。
パワーが必要となっても、自分の歩幅で歩ける方が楽。
よく、バランスをとるために足を肩幅に開けと言う。
しかし、俺が昔、某S道会館で空手を始めた頃習ったのは違う。
自分の歩幅が一番と習った。
というのも、歩幅というものは自然に身に着いた、最も安定している幅。
そうでないと無理なくステップインしたり出来んわな。
なので、階段は所々あるのが望ましい。

途中でB女子に追いついて抜き去るが、休憩している間に抜かれた。
以前よりウェイトが増えているためか、少々ヘタレになっとる。>俺

10時25分、

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やっと21番太龍寺の山門が見えた。
ここからまだ先がある。

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5分後、やっと到着。

右手には納経所がある。
納経所の前、つまりこの先にベンチがあり、いくつかリュックが置いてある。
B女子も先ほど到着したようで休憩している。
荷物を置いて、俺は納経所前にある自動販売機で水を購入して飲む。
ウマー!
空手を始めた頃、お世話になった某漫画のモデルの先生に言われたことがある。
「ジュースじゃなきゃ嫌とかじゃなくて、水がおいしいっていう生活をしないといけないよ。」
と。
それを実感。
漫画の中では炭酸を抜いたコーラを飲んでいるわけやが。

水を飲んで休んでいる間にS女子まで到着し、本堂へ行ってしまった。
基本的に女性の方が体力あるのな。

お参りをし、名物である天井画を見てから納経所に行こうと思った。
が、何やら工事している。
見られるのか、見られないのか?
以前見てるから、ま、ええか。
納経所はすぐ隣なんですがね。

時間的に丁度いいので、ここで昼食をとることにする。
S女子は既に食べ始めている。
さて、ふれあいの里さかもとで注文していたおにぎりは、

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デカい!
コンビニの直巻きおにぎりより少し大きい。
そのうえ、しっかり握ってある。
量は半端ない。
1個でも足りたかも。
特に具の注文はしていないが、右がウメ、左がワカメ。
コンビニの物と違い、防腐剤や無駄な調味料を使っていないので美味い。
ラップに包んであるので食べやすい。
その気配りもありがたい。
米は、実際は叔父が作っている但馬地方のコシヒカリの方がおいしいと思うが、
それでも美味く感じる。
鶴林寺の登山口にコンビニがある。
しかし、前日にふれあいの里さかもとに宿泊するなら、
おにぎりを注文することをおすすめしたい。

のんびり歩いているが、それでも予定より少し早いかも。
逆打ち流行のため、団体もいない。
団体がいる場合、大概は付添いの先達と会話したりしている。
そのため、多くの場合はこういう場所では1時間は休憩している。
それも何気に計算していたので、その分早いようだ。
時間は節約できたわけやが、それはそれで寂しい気もするな。

鶴林寺に登り始めた頃に抜き去った、少々ガタイのある兄ちゃんがいた。
この間にここにたどり着いたようだ。
思ったより歩ける人やったのね。

(よこ・ω・づな)
山というもの、
登ったら降りねばならない。
家に帰るまでが遠足なのと同じ。
鶴林寺と太龍寺が山の上で繋がっていれば楽なんやけどね。
しかし、御大師様がそんなことをするわけがない。

すぐに下りとなる。
マッチョバディの俺には下りがキツイ。
全体重と落下が必然的に片足に載るから。
ましてや今回は右ひざの具合が悪い。
一足毎に痛みが・・・。

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前を歩くB氏。
この辺はよく整備されている。
ちな、名前は色んな都合上、使いやすいようにしている。
あまりにも右ひざにくるので、この後一気に降りてしまった。
道を譲ってくれたB氏に感謝。

山を下ってアスファルトの道に出る。
少し歩いたところにS氏を発見。
休憩している模様。
よく見ると、そこには

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自動販売機ですよ!
俺も立ったまま休憩。

“ 100円玉で買えるぬくもり 熱い缶コーヒー握りしめ ”

な訳はなく、冷たい水を買う。
ウマー!

S氏「速い!」
俺「いや、ゆっくりですわ。」(女性やのに、あんたも大概速いがな・・・)
水を飲んでいるとB氏がやってきて、抜き去って行く。
ホンマ、すごいわ。

自動販売機の前には橋。
小休止を終了して橋を渡る。
橋の上では金剛杖をついてはいけない。
それに注意しながら歩く。

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橋の上から。
キレイな景色。
初めて歩いた時、歩くのに必死で景色に意識がいかなかった。
今回は景色を意識するのも課題にしている。
なぜなら、歩き遍路は、
お金、体力、時間
の全てを消費する最高の贅沢だから。
生涯、あとどれくらいこのような時間を過ごすことができるだろうか。
そう思うと勿体なくてね。
速く行きたいのならバイクが最速やし。
その他、歩かなければ見えない景色があるんですよ。
言ってもわからん人には永久にわからんと思うが。
景色の意味も色々あるんでね。

「世界ふしぎ発見」
でお遍路のことをやっていたが、副島淳って兄ちゃんの言ってたのはホント。
結願してすぐ、また行きたくなる。
これがワシらもかかっている四国病というやつ。
ま、彼は交通機関を駆使してましたが、それでもそう思ってしまう。
あの番組は
“ どないやねん! ”
って部分もあったが、エンタメやからしゃ~ないかと。

この後しばらくは緩やかな道。
その後、ついに再び山に挑むことになる。


(よこ・ω・づな)
歩き始めてすぐ、コンビニがある。
ここを曲がると登山道の方向。
更に少し歩くとついに上り坂となる。

登り始める。
なぜかS氏は早目の休憩。
ゆっくりやけど、俺は体力的には全然問題無いんで歩き続ける。
ゆっくりのつもりだが、やっぱり俺は速いのか?
前を歩いている人を数人抜く。
登りの場合、一足、一足、確実に出せば、確実に進むんでね。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。
抜いて行ったというか、道を譲ってくれた方がいる。
恐らく前日に立江寺に入れ違いで入ったB氏と思う。
違うかも知れないが。
一見学生のように見えるが、そこまで若くない様子。(失礼)

結構上の方に行った。

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その際の絶景ポイントっぽい場所。
驚いた。
絶景にではない。
俺の後ろすぐ、B氏がいる。
ゆっくりペースとはいえ、女性で俺のペースに付いてこられるのは珍しい。
いうても鶴林寺への道は山。
以前、鶴林寺と太龍寺のセットを鶴竜コンビと呼んだ俺である。
鶴竜コンビ(ジャンボ鶴田・天龍源一郎)
と闘うくらい気合を入れて登った山である。
スタミナとパワーが無いと俺のペースでは登れない。
ま、結構タッパもあるからパワーもあるんでしょうな。
更に、休憩していると抜いて行った。w

途中、先達A氏と遭遇。
一緒にいたのは恩山寺で出会ったアジアン2人。(C姉妹とする)
なぜか、日本語ペラペラ。w
「あっ、55番!」
と言う。w
「誰、それ?」
と聞く先達A氏。
2010年パリーグホームラン王のT-岡田選手のマフラータオルと説明。
「岡田いうたら、阪神におった岡田しか知らんわ。」
と言われる・・・。
どんでん、オリックスにも現役時代も、監督でもおったんやけどね。
トカダの復活してオリックスの浮上は無いので、復活を願ってこれを使っていると説明。
前日、トカダ(T-OKADAをそのままローマ字読み)はホームランを打っている。
そしてC姉妹、
「昨日恩山寺から降りた竹やぶで逃げられた!」
と言う。w
あの竹やぶ、マムシが出ると聞いていたので男に付いていくと安心と思ったらしい。
残念ですな。
危険なのは2人目ですわ。

8時16分、
20番鶴林寺山門前に到着。
距離自体は知れているので、ま、予定通りかと。

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本堂は

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まだこの上。

この鶴林寺には自販機すら無い。
なので、飲み物を確保しておく必要がある。
知っていたので当然水を持っていた。
あと、アメちゃん。

割とのんびりせていたので、S氏は先に行ってしまった。
やはり歩ける人である。
そしてB氏も。
俺がここを発とうとした頃、Oご夫婦が到着。
思ったより速い。

8時41分、
21番太龍寺へ向けて出発。
約7キロ。


(よこ・ω・づな)