男は独り道を行く -97ページ目

男は独り道を行く

誰も旅の途中

山を下り始めたのは11時45分頃。
少し、ほんの少し進むと道が分かれる。
遍路石の指示は山を登る方向。
ここ以上の標高に行くわけやから、これが地図の道。
これが先に示した2のルート。

もう一方は下る道。
下る道の少し先に看板が見える。
これが3のルート

どちらを行くか迷う。
看板を見に行く。
すると、午後2時以降は立ち入らないようにとの警告文とも読める注意。
またまた、ハッタリかましてくれて。
そう思った。
時間がまだ早いので、3ルートを行くことにした。
このルートが先達から教えてもらったルート。
訳があって地図には載せていないと聞いている。
距離も少しだけ長くなる。

この道、自然が多く残されてる。
歩いていてすごく気持ちが良い。
ってことは、
アレですやん。

“ 整備がまだ行き届いていない ”

そう、少し進むといきなりバンクのついた場所。
ロープがかけられており、命綱代わりに、つかみながら進むようだ。
そしてそのロープ、結構ゆるい。

後ろを振り返るとB女子もこちらに来ている。
S女子は昨日同じ宿やったし、一緒に先達の話を聞いていたからこの道は知っている。
はたしてB女子は知ってこちらのルートを選んだのだろうか?
それとも、俺が行った方向についてきたのだろうか?
初めての歩き遍路っぽいし、少し気になるところ。

この先、かなり良い道が続く。
道が細かったりはするが、足にはやさしい。
メチャメチャキツイ下りとか、登りは無い。
しかし、ロープではなく、チェーンを張っている場所も出てきた。
確かに、
こりゃ地図には載せられんわ。
歩けない上、どんくさい人がこの道を通ると落ちる。
ヘタすりゃ死ぬわ。
何年かかけて整備する必要があると思う。

結構長く続いた気持ちの良い道もおわり、今度は下りが始まる。
これがまたしんどいし怖い。
登ったら下らなアカン。
ま、しゃ~ないか。
と思いながら、
右ひざに痛みを感じながら歩く。
まだ土の道なのが救いである。
下り始めて、やはりロープが張ってある場所がある。
極力ロープやチェーンはつかんで歩くようにする。
が、

転けた。

ロープがフニャフニャで役目を果たしていなかった。
ツルッと滑って、後ろへの転倒を避けようとして前向きに転けた。
リュックのポケットに刺しておいた、
もうちょっと歩いたら飲もうと思っていた未開封の
「い・ろ・は・す」
が転落した・・・。
軽いから適当な位置に止まったけど、もう少し重量があればアレかと。

((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

リュックがあるため前受身をとれたのが良かった。
リュックが無ければ逆にヤバかった。
きっと反射的に前回り受身をとってしまい、落ちたに違いない。
ありがとう柔道。
JUDOではなく、柔道。
今回も、バイク事故の時も、おかげで命拾いした。
13歳から腰痛とお友達になるきっかけにもなったんやけど。
そして「い・ろ・は・す」。
身代わり地蔵ならぬ、身代わりウォーターとでも言えばいいのか。

水を失った・・・。
見える位置に引っかかっているが、とりに行ける位置ではない。
持っている水は少ない。
この道があとどれくらい続くのかは知らない。
汗もかいているし、
それなりに水分を取りながら行かんとまた脚をつってしまうかもわからんぞ。

後ろを振り返ると、少し距離はあるものの、B女子が歩いている。
結構すごいわ。


(よこ・ω・づな)
フォアフットのフォームがまだ固まらず、負傷の繰り返し。
左足ふくらはぎを痛めて、
左足を引きずりながら京セラドーム大阪へ。
なぜそこまでするのか?
今日は金子千尋投手の100勝がかかっているから。
久しぶりに外野下段で観戦。
足が痛いんで、立つのがキツかったが。

初回の攻撃から観られたのが良かった。
トカダの2本のホームランなんかは素晴らしい!
球を捕らえるポイントも、ホームラン王を獲った頃みたい。
迷いが無くなったようなスイング。
インコースをきれいに打っている。
今年は30本は打ってくれそう。

サトタツも球速が戻ってきてる。

ヒロインは当然金子千尋投手とT-岡田選手。
生え抜きである。
ここ最近はまるで糸井選手のチームかのような感じやったんで、うれしい限り。
金子千尋投手、
もし、もっと強いチームなら、
もっと早くに100勝は達成していただろう。
そう思うと、チームに残ってくれたことに感謝しかない。

今日は久しぶりに勝利の
SKY
を聞けて最高の気分。
足を引きずりながらでも行って良かった!


(よこ・ω・づな)
トイレを済ませ、
汗でベトベトになったT-OKADAマフラータオルをすすいで絞る。
荷物を持って
11時24分、22番平等寺へ向けて出発。
S女子も、B女子も、まだ休憩している。
問題はどのルートを選ぶかである。

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この太龍寺にはロープウェイがある。
当然これには乗らない。

1.山門の方から降りて行く、割と歩きやすい道
2.最高地点が標高590メートルとなる山ルート
3.先達に教えてもらった未知の道

以前1を行ったので、当然これは選ばない。
2と3は途中まで同じなのでこちらへ。
進む方向はロープウェイの駅の方となる。
駅をスルーして、結構な勾配の山を登る。
ロープウェイの駅が標高460メートル。
向かうは、
「舎心ヶ嶽」
である。
そこは若き日の空海が修行された場所である。
標高は530メートル。
1キロも無い間にこれだけ登ることとなる。
11時39分に到着。

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写真が悪く見えにくいが、向こうには御大師様がおられる。
そこにはチェーンがかかっている。
このチェーン、俺には保守用としか思えない。
あるいはこのチェーン、
超獣ブルーザー・ブロディ亡き後、その超獣チェーンを受け継いだものか。
高い壁であることをあらわすために。
確か、ジミー・スヌーカが超獣チェーンを受け継いだような記憶はあるけど。

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御大師様の向こう側はこんなに危ない場所。
ロープウェイの駅も見えるし。
長年格闘技をやっていた俺。
でも、川に入ると確実に転ける。
なので、チェーンを伝って御大師様に触れるなんて絶対に無理。
落ちる自信がある!

こうしているとS女子到着。
やはり彼女もこちらのルートを選んだようだ。
おそらく3ルートを行くと思う。
彼女がここを見ている間に、俺は反対側を登ってみる。

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逆光でよく写っていない。w
が、
「山防人(やまさきもり)」
という物らしい。

160504_henro_22

向こうを見渡すと、ロープウェイも見える。
しばらく眺めて、下に降りる。
S女子はもういない。
相変わらず速いわ。
そしてB女子が到着。
御大師様の方を見ている。
チェーンをつたって触りに行くのかを訪ねたが、当然NO。
ま、普通は行かんわな。
リアル白装束になっても困るし。
山防人の方の景色も良いとすすめると、B女子も登って行った。

一通り見たし、居ても仕方がない。
俺はB女子が下りてくる前に、先に進むことにした。

(よこ・ω・づな)