マムシの居ぬ間に遍路 その11:僕の前に道はない | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

少々嫌な予感はするが、遍路道を行く。
少々道がグチャっとしてるが許容範囲。
それを除けば割と快適。
車道よりずっと良い。
少し小川(?)になってるところもあるが、
山側を見ると、
こんな美しい景色。
滝ではないが、山から水が流れてきてる様子。
苔もこれにマッチしてる。
7時54分、
トンネル前に上がる場所まで来た。
が、
またこんなんかい!
印通り左手やが、かなり屈まんと木の下を通れない。
菅笠も結構邪魔になる。
中学時代に柔道部でやった補強運動の
「アヒル」(ウサギ飛び態勢で歩く)
に近い態勢でクリア。
坂を上るアヒルやから、かなり短距離でもキツイ!
この後はトンネル。
トンネルを抜けると、
そこは
また歩き遍路道。
この階段を降りて行く。
ここもグチャっとしている。
釈迦は雨の日は歩かなかった。
なぜなら、水を求めて出てきたミミズなどを
踏んづけて殺してしまう可能性があるから。
原始仏教(と云うのか?)の教えやと、
こんな道は歩かない方がええんかも知れん。
この道、古岩屋荘の所に出るはず。
車道よりもショートカットっぽいし。
でも、それなりに倒木。
落石注意の看板も。
どうやって注意し、
落石を避ければええんや?
目は前に2個しか無い。
仮面ライダーストロンガーに出てきた
百目タイタンとちゃうで。
迷わず行けよ、行けばわかるさ!
そう思いながら行くと、
8時03分、
土砂崩れw
右手は川。
足わ滑らせて、
この気温で川に落ちたらえらいこっちゃ。
仕方なくトンネルまで戻る。
行った分+戻る分=使った時間と歩行距離
なんで、結構なロス。
でもしゃ〜ない。
しかしこう考えるんや。
岩屋寺へ行くルートにこっちを選んでたら
もっとロスがあったんや、と。

車道に戻り歩道を歩く。
キレイに整備されている。
されてるんやが、歩きにとっては結構しんどい。
この微妙なガタガタ。
足裏への均等な刺激ではなく、
ピンポイントで負荷がかかる。
既にマメが出来ていたら激痛やし、
マメが出来ていなくても靴の中に小石でも
入っていた場合にマメの原因になりやすい。
だから、用水路のフタがある場合はその上を
優先して歩く。
フラットやし、
アスファルトのように凹凸が無いから。

8時20分、
ようやく古岩屋荘に到着。
昨日の予定をやっと終え、
本日の行動にとりかかる。

(よこ・ω・づな)