
22番平等寺に到着。
ま、リアルに隣な訳やが。
仁王門をくぐると、そこにはB女子。
彼女も山茶花に泊まるらしい。
少し話をしていると、S女子発見。
納経所へ行く直前の模様。
その直前に少々、
いや、
結構延々と喋る。
初めに、
S「速い!」
俺「いや、ぼちぼちですわ。」
S「ぼちぼちで何でそんなに速いのか?」
俺「今回はマメが出来てないから、力を抜いてもそれなりに歩けてる。」
みたいな感じのやりとり。
今日、彼女は山茶花の予約を取れなかったらしく、
12キロほど先の由岐まで行くらしい。
ま、彼女のスピードやと3時間は絶対にかからんので余裕と思う。
その翌日は鯖大師なんで、今日は頑張るとのこと。
で、彼女も何回目の遍路。
当然マメに悩まされたりを経験している。
で、過去にどんな靴を履いたことがあるだの、
どんな中敷きを入れたことがあるだの、
その辺の話になった。
しかし危なかった。
このS女子、知人女性にルックスも、雰囲気も似ている。
知人女性の方も富士山に登ったりする人物。
知人を通してなら連絡可能だが、直接は知らないし、教えていない。
なので、どうしているかは知らない。
まさか本人で、結婚でもして名前が変わってるというオチじゃあるまいな。
と、少し警戒。w
前日にどこの人かは聞いていたので違うとは思うけど、
それでもちょっと警戒。
似ているので、ついつい言いかけた。
なんとか止めたが。
言いかけたのは、
「速い」
について。
もし、これが知人女性なら、
「男に対して早いは禁句やで。その言葉で何人の男を傷つけてきたんや?」
「俺は(中略)褒められるけどな。」
と、シモ方向の説教をしてまうところやった。
この程度で十善戒を破ったことにはならんとは思うが、遍路なんで。
この辺の話を先日京セラドーム大阪へ一緒に野球を観に行った、
連絡先を知っている知人にすると、特に何も思わなかったようだ。
なぜなら、俺らしいと思ったからやってさ。w
S女子もまだ先に行かなアカンし、その前に納経所へ行かなアカン。
俺もまだお参りを済ませていない。
なので、話はほどほどにしてお参りに。
S女子は納経所へ。
お参りから戻ると、もう姿は無かった。
四国の人やし、
お互いにお四国病から解放されない限り、
また会うこともあるでしょう。
その辺のことを知るのは御大師様のみということで。
15時、
納経を済ませて山茶花に戻る。
おかみさんから一通りの説明を受ける。
過去に泊まっているので知っているし、記憶通り。
で、おかみさんに尋ねると、B女子はもう来たようだ。
でも気配が無い。
俺と、おかみさんの気配しかない。
奴は幽霊やったんか?
俺は霊感無いけど。
「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」
のスーシンこと、ジョイ・ウォンみたいな幽霊なら大歓迎ですが。
好きやったなぁ、ジョイ・ウォン。
CDや写真集まで買ったし。
今でもあの美貌を保ってるんやろか。
(よこ・ω・づな)