三途の川の渡り方8 生は偶然、死は必然 | 男は独り道を行く

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誰も旅の途中

6番安楽寺へ向かう道中、あまり言葉を交わした記憶はない。
初日ということもあり、大した距離では無い割に疲れが出始めている。
ラッキーなことにマメは出来ていない感覚である。
途中、自販機で水を購入。

15時20分、
6番安楽寺に到着。
実は、安楽寺宿坊は本日の宿泊予定地。
だった。
が、
前日に安楽寺から、葬儀が入ったため宿坊は休業との電話があった。
ここの温泉を楽しみにしてたが、生は偶然、死は必然。
避けられないことなので仕方がない。

7番十楽寺は近いので、十楽寺まで行って戻ってくる予定だった。
とりあえずお参り。

この安楽寺とは縁が無いのやら、あるのやら。
何気に3回宿泊したことがある。
1度目はバイク遍路した時の初日。
2度目は初回歩き遍路の初日。
3度目も初回歩き遍路の初日。w
なんかおかしいように思えるが、
2度目の宿泊の朝に家から電話。
当時99歳を迎えた祖母が肺炎を起こしてICU(集中治療室)へ運ばれたとのこと。
緊急で、急いで帰宅。
100歳の壁は厚いか?
が、さすがはうちの祖母。
85歳くらいの時でも楽しみは、すき焼きを食べながらビールを飲むこと。
翌朝に残りのすき焼きをまた食べる。w
野菜、魚大嫌い。
肉と酒が大好きな肉食BBA。
結果、翌日には病院のメシが不味いとか、色々とうるさいようだ。
連れて帰ってくれと言われて、退院させられた。w
その祖母は結果、107歳まで生きた。
だから3回目の宿泊が発生したのだ。

当初の予定通り、7番十楽寺へ行こうか迷ったし、行くつもりだった。
が、ここで本日の打ち止めとした。
先達はもう少し先の越久田屋へ泊まるらしい。
ま、また明日、どこかで会うでしょう。

で、俺。
安楽寺から電話があった際に、2番極楽寺の宿坊への振り替えを提案された。
タクシーで極楽寺へ送迎してもらい、翌朝安楽寺へ送迎とのこと。
費用は安楽寺持ち。
なので、本日の宿は極楽寺宿坊。
問題は洗濯。
資料によれば、極楽寺には洗濯機が1台しかない。
こりゃ急いで行って洗濯せんと困る。
そう思ったので、早々と宿坊の方へ行き、極楽寺へ送迎してほしいと申し出た。
一旦中に通され、お詫びと、コーヒーと茶菓子を頂いた。
まぁ、今回のようなケースはあることやから仕方がない。
タクシーが車で少し待つように言われたのでコーヒーを頂きながら待つ。
少し・・・
30分は確実に待った。w
数人集まってからの送迎のようだ。
全部で7人なので、最低3人集まらないと出発しない。
何時やったか忘れたが、4人集まったので2番極楽寺宿坊へ出発した。

(よこ・ω・づな)