三途の川の渡り方5 価値観 | 男は独り道を行く

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誰も旅の途中

2番極楽寺に到着。

入ってすぐ左に納経所。
本堂方面へ少し進んだ左側に宿坊がある。
手水で清めてから本堂の方へ向かう。
本堂への階段の手前の左側に有名な
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長命杉
樹齢1000年を超えているもので、弘法大師が植えられたもの。
この杉肌に触れると、長命を保ち、天寿を全うできると言われている。
触られまくるとまずいためか、木から紅白のロープが張ってある。
この紅白のロープに触れて霊気を感じてくださいと書いてある。
それを、俺は何を読み間違えたのか、
「霊気」

「電気」
と読んでいた。w
なので、紅白のロープに触れる。
「電気来てへんやん。」
「A接地してて、電気はそっちに流れとるんやろか」
「電池並みの低圧やから感じんのか、俺が鈍いのか、どっちや!」
とか、考えてしまった。
帰りに間違いに気づいて再び触るが、霊気も感じられなかったのは言うまでもない。
霊感とかもありませんので。

本堂の方で先ほどの先達発見。
しかし、リュックが無い。
どうしたのだろうか?
まずは自分のお参り。
そして一緒に階段を下りて納経所へ。
どうやら納経所に荷物を預けたようだ。
納経帳も。
納経所には
「朱印は納経(お参りやったかな?)の後にしてください」
みたいなことが納経所の立札にも書いてあるのに。
先に納経帳を預けるスタイルはツアー用。
本来の意味から考えるとおかしい。
先達にそう話すと、
「効率的」
の言葉が出てきた。
だから自分のするのだと。
驚いた。
いや、正しくは、引いたわ。
もう何も言うまい。
そもそもこの寺の番号は大阪の旅行会社が付けたものやし、
それに乗っかっただけやし。
その証拠に、大阪から行きやすい、効率の良いルートで番号が付いてるもんな。
本来なら善通寺か石手寺が1番じゃないとおかしいわな。

そんなこんなしつつ、ここで菅笠を買うことにした。
以前の物は大きすぎてリュックにぶつけまくり。
当たらないように気を付けていると肩が凝って仕方が無かった、
そいうわけで、小さい方をチョイス。
1500円也。
もちろんカバー付き。
この先歩いていて、カバーをつけたまま歩いている人多数。
このカバーは雨の時のみつければよく、付いていると暑いし蒸れる。
なので、すぐに外す。
が、しばらく使っていると触るたびになんか痛い。
そう、この菅笠は竹製?のようだ。
編んでいるが端っこがずれてくる。
ズレ防止に竹で周りを補強してあるが、それでもズレてくる。
触ると、それが手に当たって痛い。
カバーをつけている方が保てるのか、
カバーをつけていたらカバーが破れて、肝心な時に役にたたなくなるのか?
ま、帰ったら何らかの対策をしよう。
しかし、以前の物はもっと品質が高かったのにな。

10時28分、
3番金泉寺へ向けて出発。
しかし、最初の時に比べると、かなりのんびりしたペースですわ。
のんびり歩き、風景もしっかり見ると今回は決めてるからなんですがね。
初回は歩くのが速過ぎて、長い時間が経過していることもあり、
この辺の景色とか、あまり記憶にない。
歩きは時間と金をふんだんにかけた最高の贅沢。
せやのに、勿体ないことをしたと結願した時に思ったから。
あと、今回はマメを作らないように歩くのが目標なんで。


(よこ・ω・づな)