ヒトラーは信用できん | 男は独り道を行く

男は独り道を行く

誰も旅の途中

この間、公開日に観られなかった映画

「聯合艦隊司令長官山本五十六」

を観てきた。

このことは書く気は無かったんやが。


いきなり感想を一言で書くと、

“ 現在の日本である ”


映画の最初の方で三国同盟加入云々というシーンがある。

そこは三国同盟に加入回避につながる場面なんやが、

「ここ最近12年で戦死者は10万人」(正確には覚えていない)

とのシーン。

俺は驚いた。

支那のある人物じゃないが、

“ たったの10万人? ”

と思ってしまった。

なぜなら、今の日本は14年連続自殺者が3万人超え。

国も守るためでもない自殺という死者が年間3万人。

平和、平和というけれど、今の方が酷くないか?

戦争の場合、軍需産業が潤って景気は良くなる。

自殺の場合、そんなものはない。

誰も救われない。

最新データはともかく、これらを感じたのでミッドウェー海戦のシーンでも何も思わず。

そしてこの映画、肝心な人物が欠けている。

回天や神風のような特別攻撃を誰が発案したのかってことですな。

ま、ノンフィクションではなく普通のドラマとして観るべきなんやろかね?

山口多聞少将など、結局は若い優秀な人材が死んでゆく。

そして多くの、自らは危険な場所には出ないじじいが生き残る。

まさに現在の日本の姿やないか。

俺にはそう思えた。

ってことは、ここらで1回日本をリセットすべき時期なんでしょうかね?


普通にこの映画は面白かった。

映画館によるが、俺が観た映画館では145分。

それでもあっという間に終わった感じ。

戦中と戦後でのマスコミの態度の変化も。w

将校クラスがヒトラーの翻訳本しか読んでないのにも。w

案の定、シドニィ・シェルダンの超訳と同じやないか。w

将校なんやから、ちゃんと原書を嫁!

その程度の教育は受けてきとるやろ。

ま、いろいろとあるんやがこの程度で。

この辺にしとかんと終わらん。

そんな映画やった。

で、スタッフロールを見てて北尾吉孝やSBIの名前が!

それで納得。

俺は彼の論は正しいと思ってるしね。


(よこ・ω・づな)