66番雲辺寺を打ち終えた。
自動販売機で買ったキリンレモンを飲んでから出発。
今度は下り。
しかしこれがまた大変。
雨がさらにひどくなった。
レインウェアの中は大汗で、すでに役に立ってない状態。
1回はこけるな。
そう思いながら歩く。
すると、デスクが転倒!
1回転で済んだのはラッキーやな。
止まらずに転がってしまったら・・・・
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
登りは強いが下りが弱い俺。
かなりしんどかった。
アスファルトの道に出る。
でも、屋根のある休憩できそうな場所が無い。
途中に
「民宿 青空屋」
がある。
昨日聞いた話では休業中。
青空屋の軒先で休ませてもらおうと思いチャイムを押す。
反応なし。
気配も無い。
やはり休業。
チャイムを押してもいらっしゃらなかったので、勝手に軒先をお借りしました。
すいません。
次回休業でなければ宿泊させていただきますのでご勘弁を。
出発。
そのすぐ後、水抜き用の格子(?)の金属で滑って転倒!
とっさに受身体制。
身に着いたものはとっさに出る。
倒れることに全く恐怖を感じない俺。
しかし、
その格子に指がはまり込んだ。
「ヤバい。 指2本は折れるな。」
と瞬間思った。
でもそこが身に着いた技術。
さっと指を抜いて、肘より上腕の部分だけで受身。
無傷。
雨の日はアスファルトでも油断ならん。
なんとか正午に67番大興寺に到着。
写真は雨のため無し。
納経帳の朱印は当然だが、笈摺も同時に作っている。
笈摺には他の部分に朱印が移らないように新聞紙をはさんでいる。
ここでも納経帳と笈摺に朱印をもらう。
笈摺の時だ。
ここの納経所の方が奥に入って行った。
?
新しい新聞紙を持ってきて、全体的に保護できるようにしてくださったのだ。
言いにくいが、やっつけ仕事の納経所もある。
面倒くさそうにする納経所もある。
そんな中、ここの納経所の方のお気遣いに感激した。
保護といっても、歩きであることも考慮してなるべく大きくならないようにしてくださった。
偉人ってのは有名人だけではなく、身近に存在するもんだ。
そういうことを気づかせてもらった。
同じような場面で、俺もこの方のような対応を人にしてあげられるだろうか。
つづく