特番 (5) 白川女のお母さん@伏見/光明院05Dec4 | 容子のふんわり行きましょ

容子のふんわり行きましょ

もとトークばらの山下容子です。2000年から2015年まで『ふんわり行きましょ』というホームページを持っていました。

デジカメにまだ慣れない頃なので写真が本当に少なくて、全部で4枚しかありません(今日は金曜記事なのにね)。面白いお話と思うのだけど、文章ばっかりでごめんなさい(^^)

 

私、関西っ子なのに伏見稲荷大社に来たことがなかったの(=よくあるお話です)。お稲荷さんにお詣りしたあとで本町通を歩いてて、お家の中に喫茶コーナーが見えたお花屋さん(=黄金)に入ってみたら ・・・ 出会いってこんなものなんですね。

 

お母さんはモト白川女でした(しらかわめ)。その時74歳だったから私の母と同年配(母は4年後に77で亡くなりました)。いろいろお話を伺ったのでかいつまんでご紹介したいと思います。彼女のお話はもちろん京言葉です。

 

***** 本町通&白川女 *****

 

 

 

***** 京都の小旅(INDEX) *****

 

 

*****

 

花を売って子供を3人育てて、伏見でお客さんをたくさん作りました。仕伏町(しぶせちょう)↓から大八車で運んで来たり、電車(市電)で来たり。でも、電車だと(白川女の装束を)みんなに見られるのがちょっと恥ずかしかったわね。

 

大八車で安井の坂を登る時がたいへんで(祇園から南=清水道に向かう登り坂です↓)トラックの運転手さんに助けてもらって(その頃は今みたいな包装がないから)新聞紙にくるんで花をあげたりしました。苦労してこのお店を持ったのよ。

 

フラワーアレンジメントやお茶も教えてるけど、近頃はだんだんとお弟子さんに代わってもらっています。長いこと頭に花をのせて歩いてたから、頸椎が曲がってしまって ・・・ 職業病よね。時代祭の行列の時はゆっくりゆっくり歩かないといけないから、たいへんなの。

 

***** 北白川仕伏町 & 東山安井(地図) *****

 

 

 

*****

 

ここからは京言葉ね。「東福寺さんは人ばっかりやし、お姉さんせっかく寄ってくれはってんから、ええとこ教えたげるわ」、「近くなの?」、「東福寺さんの手前、本町通をもうちょっと行ったとこのスーパーの角まがって、東のどんつき」(容子:翻訳しなくてもわかりますよね?)

 

「お寺?」、「光明院という名前。お寺さんはあんまり人に紹介せんといて、言ぅてはるねんけど ・・・ 」。20人ほどでお寺のお庭を眺めてお茶会したこともあるとのこと。「その時はよかったわよ~」

 

***** 光明院 & 地図 *****

 

 

 

*****

 

 

光明院の入口には「多勢の入山は好みません」という但し書き。そして、上がり口には太い竹にコインぐちを切ったのがあって(詳しいことは忘れちゃったけど)「お志はこちら」という感じの説明。でも、たぶん私とおなじように、みんな500円を入れてるんじゃないかしら。

 

座敷や縁側にはちらほらよりは多くのお客さまがおられました。私、岩倉の実相院で味をしめて↓度胸がついちゃったものだから、お庭の写真を撮っておられる40歳くらいの男性に声をかけました(もちろん撮影が一区切りついたのを見届けてからです)

 

「あのー、厚かましくて申しわけありませんけど、撮っていただけます?」、「いいですよ」、「ひとりで来てると(自分が入った)写真が撮れないものですから」、「そうですよね。あっ、逆光だから、そっちに座ったほうがいいと思いますよ」、「ありがとうございます」

 

こういう時、女はトクしてるなと思っちゃう(舌)。でも、そのうちあっちの世界に行った時、閻魔さんに思いきりお説教されてお尻叩かれて、最後は絶対舌を抜かれてしまうに違いないわ(^^)

 

2度目のごめんなさい、やっと写真の紹介になりました。1枚目は彼に撮っていただいた写真です。2枚目はほとんど同じ構図だけど、私があとで撮ったもの。3枚目は光明院の塀だと思うのね。でも、今は記憶があやふやになっちゃって全然自信がありません。

***** 実相院(21年7月の記事) *****

 

 

***** 実相院(公式) *****

 

 

*****

 



光明院のお庭と紅葉の、静かで素敵な雰囲気に長いことひたってから(ホントすぐの)東福寺へ。ここ、京都の紅葉シーズンの指折り人気の名所です。でも、境内に入ったとたん、もう、びっくり(@@)。通天橋(つうてんきょう)への回廊は人、人、人で、長~い列!

 

私、こういう時、あきらめがいいです(行列は嫌いなの)。人の少ない時にまた来ることにしました。黄金で素敵な光明院を紹介してもらって今日は紅葉をじゅうぶん見たし、次にまたお茶しながら彼女のお話を聞きたいから(*)

 

東福寺から北に向かう山沿いの道も人で混雑してました。でも、紅葉↑がすごくきれい💛三ノ橋川を渡る小さな橋(=伏見街道第三橋)から見下ろす景色にはためいきが出てしまいます。この写真を見ただけでは紅葉なのか桜なのかよくわかりませんけどね(^^)

今日はこれでおしまい。これからは写真の少ない(ひょっとすると写真が全然ない)記事も時々書こうかなと思っています。

 

(*)その後黄金にはもう一度行ったけど、東福寺には結局まだ行ってません(^^)

 

***** 東福寺通天橋 & 地図 *****

 

 

 

***** 特番(INDEX) *****