*** 近馨さん@二幸荘 ***
1958年3月まで遊郭だった二幸荘、建物の造りが複雑で、慣れるまでに何度も迷子になるのね。なんでも、お客さま同士が顔を合わせることのないようにわざと複雑にしたのだとか。古い建物だけど、私、あちこちにただよう遊郭の風情が好きです💛
ご主人の近馨さんによると、遊郭をやめる時に《ひと財産の衣裳をもとに扮装の宿としてやっていこう》と考えたそうな。そのねらいは当たったみたいよ(^o^)
ふつうの振袖なので古川ひとみさんは鬘なしの地毛です。メイクも白塗りではなくて、ちょっと濃くして写真が映える程度ね。
/二幸荘(お店を閉めました)。近馨(ちか・かおる)
*** ひとり着付けは絶対無理(^^) ***
容子は訪問着。当時は(その後も)自分で着付けする気がないものだから、されるがまま(^^)。詳しいことは全然わかりません。私のメイクもふだんとあんまり変わりがないように見えます。鬘なしの地毛 ・・・ というのはジョーク、ふだんのウィグです(笑)
今回、あらためて少しお勉強しました。女性の着物には礼装・略礼装・外出着・普段着の区別があり、振袖は未婚女性の礼装です。訪問着は未婚既婚を問わず、略礼装として幅広く活躍するみたいよ。
さつきさんだったら『部品』も含めて着物や帯をもっと詳しく解説できるのでしょうけど、私はこれくらいで許してくださいな。
*** 緊張してるみたい(^^) ***
1月下旬の夜で気温が低いはずだけど寒さはあまり感じません。振袖と並ぶと訪問着は落ち着いていて、どこかの奥さんがちょっとしたパーティーに着ていく、という雰囲気があるわね。
ひとみさんは私より1つ年上なのに、ご主人はなぜかいつも私に年上の衣装を振ってくるの。フクザツ気分です(^^)。バーでコーヒーもいただきました。緊張してるのか笑顔がないのね。
本日のラストはお部屋で少しお酒をいただきながら、パチリ。明日はひとみさんが『あんみつ姫』、容子が『新橋芸者』です。お化粧は白塗りで本格的、とーぜん鬘も付けます。
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