手術後は
翌日のお昼までICU
オペの激痛を感じながら
麻酔が切れ始め
ぼんやりと・・・目を覚ます
それと同時に
極度の寒さで
全身の震えが止まらず
ガタガタ震えている
看護師さんの声がする
『旦那さんと
娘さんが来ましたよ
わかりますか?』
ん・・・どこ?
ゆっくりと目を開けると
目の前に
笑顔で立っていた
『無事に
手術成功だよ
良かったね。本当に良かった
よく頑張ったね』
喜んで
そう言う旦那さま
そして・・・
腕を上げて
大きな大きな
丸のサイン
旦那様と娘の顔を見て
生きていることを実感し
安堵した瞬間
嬉しさで涙が頬をつたう





痛みで
声も出せなくて
うなずく私
手術前に
約束していたサイン
『何も問題なく
一番理想的な手術が
できた時は
大きな丸を
するからね』
旦那さまは
その事を
私に1番に伝えたくて
何度も合図をしてくれている
ゆっくり手探りで
お腹の周りに
ストーマーがないか探す
ドレーンだけで
何もないことがわかり
良かったと思いつつも
お腹の傷口の痛みで
身動きもできず
ぼんやりと・・・
点滴だらけの手で
旦那様と娘と


短い面会時間を終え
寒いことと
痛みがあることを伝え
いつの間にか
深い眠りについて
朝を迎えていた
11月9日オペ翌日のICU
看護師さんが挨拶で起こす
お腹の痛みはあるものの
意識はハッキリ
驚く事をくちにする
『はい
じゃ~起き上がって
歯みがきしましょぅ』
(=◇=;)
そんな無理・・・




起き上がるなんて
絶対に無理無理無理
そんな私の言い分は
通るはずもなく
いやぁ~
何するにも痛い
(>_<)
ベッドから・・・
起き上がるだけでも
めっちゃ痛いのに
格闘の末ようやく
歯磨き完了
リラックスしてとの
声がけに
テレビを見たり

ウォークマンを聴いたり

このまま…ゆっくりと
落ち着いた時間を
過ごせると思いきや
思いもせぬ
看護師さんからの
コワイ囁きが・・・
(→o←)
『はい。じゃ~
ICUの中を
ゆっくり歩いてみましょぅ』
それは絶対に無理



看護師さんには
そんな私の嘆きは当然
スルーでありまして・・・
『早く回復する為に
頑張ってみましょうねぇ』
この流れ・・・
回避できずに
歩かなきゃならない状況
( ̄□ ̄;)!!
点滴やら
お〇っこ管やら
ドレーンやら
動く度に激痛の嵐
なのに・・・なのに・・・
『はい。もう1往復頑張りましょう』
(。>0<。)
またベッドに寝るのも一苦労
そんな感じで過ごし
ようやくICUから個室へ
続く→⑯