昨年に引き続き、飯館村の味噌作りイベントが開催されました。
「味噌の里親プロジェクト」の代表者増田さん、事務局長の山元さん、ヤマキ醸造の角掛さんをお迎えし、イベントの趣旨説明や昨年からの経過報告、味噌づくりの指導をしていただいています。
スタジオの教室やホームページでもご案内していますが、今回は外部で掲示させていただいたポスターを見ての参加の方も多く、こうイベントが地域と地域の食卓をつなぐきっかけとして機能できればと思います。
去年おっかなびっくり混ぜた玄米麹と大豆と塩と、飯館村の種味噌は、秋には美味しいお味噌に生まれ変わりました。
そして、今年の種味噌は昨年みんなで作ったお味噌です。
お味噌の作り方だけではなく、地震国における原発の在り様や、不自由な生活を余儀なくされる被災者への対応、食品の安全性など、様々なことを考えさせられるイベントです。
だからといって堅苦しく眉間にしわを寄せる集いではなく、目の前の貴重な国産無農薬素材を美味しい手作りのお味噌にするのはとても楽しいことです。
初参加の方のちょっと不安そうな・・・・・・袋に入れて振ったり圧したりするだけで本当に美味しく出来るのといいたげな様子と、二回目の方の確信を持った様子の対比も、継続しているから生まれる面白さ。
大豆や小麦は和食でも洋食でも使用頻度の非常に高い食材ですが、その自給率は極端に低く、輸入品に頼るためにどうしても遺伝子組み換え品種や残留農薬などの問題と無縁ではいられません。
そんな中、希少な国産無農薬の素材を使って無添加で作るのがこのイベントです。
また、各地の味噌製造業者や販売店などからも、ご家庭でできる味噌づくりキットが販売されています。
仕込みには冬が向いています。
保管の説明なども添えられていますので、ご興味のある方は探してみるのも良さそうです。