こんにちは。 社会保険労務士の横山 勝です。
──効率の落とし穴と、「ちゃんと休む人」の強さ──
「いつも忙しそうで、ほんとすごいよね」
そんなふうに言われる人、あなたのまわりにもいませんか?
予定がぎっしり、メールの返信も早くて、常に動いているように見える。
でも実は、「忙しさ」=「生産性」ではないことも多いんですよね。
忙しすぎると、“本来やるべきこと”が見えなくなる
人って、やることが多すぎると、「今、一番大事なことは何か?」を見失いがちです。
やらなきゃいけないことに追われて、優先順位をつける余裕がなくなる。
気づけば、いつも“目の前の処理”で1日が終わっている。
そんな日々が続くと、どれだけ頑張っても「進んでいる気がしない」状態に陥ります。
「ちゃんと休む人ほど、仕事もうまくいく」
一方で、余裕を持って働いている人ほど、不思議と仕事の質が高い気がします。
忙しいときでも、どこか落ち着いていて、「今やるべきこと」をきちんと見極めている。
そういう人って、休み方が上手なんですよね。
きちんとオフの時間を取り、頭と心のメンテナンスをしている。
結果的に、判断が冷静で、集中力も続く。
仕事も、周りとの関係も、安定しています。
「休む」は、“効率を高める行動”
多くの人が、「休む=怠けること」と思ってしまいがちですが、実際には「休む=整えること」だと思います。
ずっと走り続けると、思考も感情も、少しずつ摩耗していきます。
短い休憩を挟むだけで、頭がスッキリしたり、同じ仕事が驚くほど早く終わったりすることもある。
つまり、“ちゃんと休む人”こそ、最終的に一番効率がいいんです。
がんばり続けるより、「整えながら進む」
僕たちはつい、「がんばる=良いこと」と思いがち。
でも、本当に大切なのは“がんばり続けられる自分”を保つこと。
そのためには、ちょっと立ち止まって、深呼吸したり、お茶をゆっくり飲んだりする時間が必要です。
「ちゃんと休む」は、サボることではなく、“次の一歩の準備”。
忙しい日々の中でも、その余白を大切にしたいですね。
まとめ
忙しさに追われると、どうしても自分を後回しにしがちですが、本当に効率よく、質の高い仕事をするためには、「休むこと」を意識的に取り入れることが不可欠です。
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頑張ることよりも、頑張り続けられる状態をつくる
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短い休憩や気分転換も、仕事の大切な一部
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休むことで判断力や集中力が整い、結果的に効率が上がる
つまり、忙しい人ほど休む勇気を持つことが、仕事もうまくいく秘訣と言えます。
少し立ち止まって、深呼吸する時間を持つ。
その小さな積み重ねが、日々の働き方を支えてくれます。