皆さん、こんにちは! 横山社会保険労務士事務所の横山勝です。

 

「最近の若手社員って、何を考えているんだろう…?」

「うちの新入社員、なんかちょっと違うぞ…?」

 

もしかして、そんな風に頭を抱えている上司の方や、ちょっと戸惑っている先輩社員の方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

実はですね…僕(社労士)も、最近の若手社員さんの動向には密かに、そして大いに注目しているんです。

 

彼ら(彼女ら)の働き方を見ていると、「え、それ普通なの!?」と驚かされることもしばしば。

 

まるで、地球に降り立った「新人類」…いや、「宇宙人」を見ているような感覚になることすらあります(笑)。

 

でも、ご安心ください! 

今日はそんな「宇宙人」に見える若手社員さんの働き方の「ナゾ」を、社労士の視点から面白おかしく解き明かしていきます。

 

彼らのことを理解すれば、きっと職場の空気も、もっと良くなるはずですよ!

 

 

 

  ココが違う!若手社員の「常識」と「非常識」

 

まずは、僕が個人的に「へぇ~!」と思った若手社員さんの特徴をいくつかご紹介しますね。

 

「タイパ」至上主義?無駄な時間、マジ無理っす。

「タイパ」ってご存じですか? 

 

タイムパフォーマンスの略なんですが、とにかく時間を効率的に使いたい!という考え方です。

 

会議でいきなり結論から話してほしいとか、メールも要点だけ簡潔に!とか。

 

「それって、無駄な時間ですよね?」とストレートに言われて、ドキッとした経験のある方もいるかもしれません。

 

「飲みニケーション」も、「参加自由ならパスで!」という子が多い印象です。

 

昔は「飲みにケーションも仕事のうち!」なんて言われましたが、今は「それ、業務ですか?」と返されかねません(笑)。

 

 

「ワークライフバランス」は譲れない!定時ダッシュは当たり前。

「プライベートの時間は何よりも大切!」

 

これはもう、若手社員さんの共通認識と言ってもいいかもしれません。

 

定時になったら迷いなく退社準備。

もちろん、緊急の業務があれば対応してくれますが、「残業は基本NG」という意識が強いです。

 

「人生は仕事だけじゃないっすから!」…なんて、昔の僕に聞かせたいセリフです(笑)。

 

 

 

「承認欲求」強め?頑張ったら褒めてほしい!

 

「頑張ったら、ちゃんと褒めてほしい!」という気持ちが強いのも、今の若手社員さんの特徴です。

 

SNSで「いいね!」をもらう感覚に近いのかもしれませんね。

 

小さなことでも「ありがとう」「助かったよ」と具体的にフィードバックすると、彼らはグッとやる気を出してくれます。

 

「空気読んで察してくれよ…」は、彼らには通用しません! ちゃんと口に出して伝えてあげてくださいね。

 

 

 

「心理的安全性」重視!怒鳴られるとか、マジ無理。

 

「質問しやすい雰囲気じゃないと、ちょっと…」「怒鳴られるとか、パワハラっすよね?」

 

職場の「心理的安全性」を非常に重視しています。

 

昔のように「背中を見て覚えろ!」とか「怒鳴って指導する!」なんてやり方は、もう通用しません。

 

彼らにとっては、安心して発言できる環境、自分の意見を聞いてもらえる環境が、働く上でとても大切なんです。

 

 

 

  社労士が読み解く!若手社員が「イキイキ」働く職場とは?

 

一見すると「わがまま?」と感じるこれらの特徴も、実は彼らなりの「合理性」に基づいています。

  • 「タイパ」重視は、限りある時間を有効に使って、プライベートも充実させたいという「ゆとり」への欲求。
     
  • 「ワークライフバランス」は、仕事と人生の調和を求める健全な価値観。
     
  • 「承認欲求」は、自分の貢献を認められ、成長したいという素直な気持ち。
     
  • 「心理的安全性」は、安心してチャレンジし、失敗から学べる環境を求める健全な意識。
     

僕が考える、若手社員さんがイキイキと働ける職場のヒントは、ズバリ「昭和」と「令和」のギャップを埋めることにあると思います。

  • 「なぜやるのか」を明確に伝える : ただ「やれ」ではなく、「この仕事の目的は〇〇だよ」と伝えると納得してくれます。
     
  • プロセスより結果を評価する : 頑張っている姿も大切ですが、「この成果は素晴らしいね!」と結果をしっかり評価しましょう。
     
  • フィードバックはこまめに、具体的に : 「よくやったね!」だけでなく、「〇〇の部分が特に良かったよ」と具体的に伝えることが重要です。
     
  • 多様な働き方を認める : 副業やリモートワークなど、柔軟な働き方に理解を示す姿勢も大切です。
     
  • キャリア形成をサポートする : 彼らの将来のビジョンを一緒に考え、成長の機会を提供しましょう。

彼らは決して「わがまま」なのではなく、「新しい常識」を持って会社に来ているんです。

 

その「新しい常識」を理解し、受け入れることで、彼らはきっと素晴らしい力を発揮してくれるはずです。

 

 

 

  まとめ:若手社員は会社の「未来」を創るキーパーソン!

 

今日の記事で、若手社員さんが「宇宙人」ではなく、実は会社の未来を創る「未来人」だったということが、少しでもお分かりいただけたでしょうか?

 

彼らの働き方の変化は、決して会社にとってマイナスではありません。

むしろ、彼らの新しい視点や価値観を取り入れることで、組織全体が活性化し、新しいビジネスチャンスが生まれる可能性だってあります。

 

「うちの会社にも、そんな若手社員いるいる!」と思った方は、ぜひ彼らとのコミュニケーションを少しだけ変えてみてください。

きっと、これまでとは違う反応が返ってくるはずです。

 

未来を担う若手社員の皆さんを理解し、彼らが最大限に輝ける職場を作っていくこと。

それが、僕(社労士)の願いでもありますし、会社の持続的な成長にも繋がると信じています。