こんにちは。家電社労士の横山勝です。

 

6月にもなると、「今年も暑くなりそうだよな…」と毎年のように思ってる気がします。
冷房をつけるにはちょっと早い。でも蒸し暑い。そんな時、活躍してくれるのが、扇風機やサーキュレーターですよね。(もうエアコンつけている方もちらほらいるみたいですが…)

 

でもこの2つ、何が違うの?結局どっちがいいの?って悩みますよね。


なので今回は、扇風機とサーキュレーターの違い・選び方・そして地味に効く節電テクまで、やさしく丁寧にお話ししますね!

 

 

 

  ◆そもそも、扇風機とサーキュレーターは何が違うの?

 

「どっちも風が出るんだから、同じじゃないの?」って思われがちですが、目的がまったく違うんです。

 

◎扇風機は「人」に風を送るもの

やさしく広がる風で、体を冷やしてくれるのが扇風機の役目。
夏場、ソファでくつろいでるときとか、寝苦しい夜に活躍してくれます。

 

ちょっと昭和な実家感もあって、なんだか安心するあの存在感…。
ちなみに僕の妻の実家の扇風機、下の写真みたいなやつがまだ健在です(笑)

 

 

◎サーキュレーターは「空気」を動かすもの

こちらは風が直線的でパワフル。

部屋の空気をかき混ぜたり、エアコンの冷気や暖気を循環させるのが得意です。

 

 

つまり、

扇風機=快適さを直接届ける
サーキュレーター=空気の流れを整える
という感じですね!

 

 

 

  ◆あなたにはどっちが合ってる?目的別おすすめ

 

●ゆったりくつろぎたい → 【扇風機】

TV見ながら、お昼寝しながら。

やさしい風に当たりたい方は迷わず扇風機です。

最近は音も静かで、DCモーター搭載のものなら電気代も優秀です◎

 

 

●エアコン効率を上げたい → 【サーキュレーター】

「冷房つけてるのに、部屋の端だけ暑い!」なんてときに真価を発揮。
エアコンの冷房って、冷たい空気が下にたまりがちなんです。
 

で、使い方のコツとしては、エアコンと対角線上にサーキュレーターを置き、床近くにたまっている冷気を、エアコンの吹き出し口の方向へ向けて送るように風を当てるんです。

そうすることで、エアコンだけでは動きにくい冷たい空気を、部屋中にうまく巡らせることができます

 

 

●部屋干しの洗濯物を早く乾かしたい → 【サーキュレーター】

実はこれ、かなり使えます。

洗濯物の湿気がこもらないように、風を当ててあげると乾きも早い。


梅雨時期はどうしても部屋干しになっちゃいますよね。
うちも今まさにそんな感じで、サーキュレーターがフル稼働中です。
前のブログにも書いたけど、春頃に除湿器が「そろそろ寿命です…」みたいな挙動を見せ始めまして(笑)
それ以来、サーキュレーターが一手に引き受けてくれてます。

 

 

●洗面所や脱衣所にエアコンがなくて暑い → 【扇風機(コンパクトタイプ)】

夏の洗面所って、なぜあんなに暑いのか…!?
「歯を磨くだけなのに汗かいてる」問題、意外と多いんです。


コンパクトな扇風機をちょこんと置くだけで、朝の支度タイムがだいぶ快適に変わります。
たまに髪の毛も舞ってびっくりするけど、それも夏の風物詩(?)

 

 

 

  ◆家電アドバイザー的おすすめの選び方は?

 

「扇風機やサーキュレーターって、見た目も似てるし、正直どれ選んでも同じじゃない?」と思いがち。

でも実は、選び方ひとつで快適さがガラッと変わるんです。

 

ここでは、扇風機とサーキュレーター、それぞれの選び方ポイントを、用途別・目的別にわかりやすくまとめてみました!

 

🌬 扇風機の選び方

首振り機能はどう動く?
扇風機はおおよそ左右の首振りが標準装備。でも、

  • 上下にも動くか?

  • 自動か手動か?

  • 可動範囲はどのくらいか?

など、動き方に違いがあるので、使う場所に合わせてチェックしておくと後悔なしです。

 

AC or DCモーター?

  • ACモーター:価格は手頃。音はやや大きめ。

  • DCモーター:静音&省エネ。細かい風量調節が可能。

僕は寝室で使うならDC派。音が静かで、朝まで快適。

 

サイズ感と収納性
しまう場所…ありますか?

シーズンオフの保管場所も考えて、スリム型や折りたたみ可能タイプも選択肢に◎

 

お手入れのしやすさ
扇風機はホコリがたまりがち。

カバーが簡単に外せる構造かどうか、掃除のしやすさも大事なポイント!

 


🔁 サーキュレーターの選び方

首振りの有無と範囲

・上下・左右の自動首振りタイプがあると、空気の循環効率がぐっと上がります。

・部屋干しや空調効率アップに◎

 

風量と到達距離
スペックに"風の届く距離"(例:到達距離◯m)が書いてあることも。

広い部屋なら、風が遠くまで届くモデルを選ぶのがポイント!

 

静音性
寝室や在宅ワーク用に使いたい人は、静音モード付きのものを。

強風だとけっこうゴーゴー鳴ります(笑)

 

お手入れのしやすさ
分解しにくいサーキュレーターも多いので、前面カバーが簡単に外せるかチェック。ホコリ掃除、けっこう重要です。

 

設置場所とデザイン性
見た目も大事!年中出しっぱなしにすることも多いので、インテリアと調和するデザインを選ぶと気分も◎

 


 

扇風機とサーキュレーター、それぞれ得意分野が違うので、使いたいシーンに合わせて選ぶのが快適生活のコツ。

「どれ買えばいいかわからない〜!」という方は、

  • くつろぎタイムや寝室:やさしい風の扇風機

  • エアコン効率アップや部屋干し:パワフル送風のサーキュレーター

と覚えておくと◎です!

 
 

 

  ◆両方使うのもアリ!じつは“最強コンビ”!?

 

「いや、どっちも欲しいんだよね…」
…正解です(笑)

 

実は扇風機とサーキュレーターの併用が、結構効率よく快適なんです。(当社比?)

  • エアコン+サーキュレーターで部屋全体の冷えをムラなく

  • 扇風機で体にやさしい風をピンポイントで

家族が多いご家庭や、1LDKの間取りで冷房の効きにくい場所がある方なんかには特におすすめです。

 

 

 

  ◆プチ節電テク:今日からできる3つ!

 

さいごに、毎年じわじわ上がっていく電気代を少しでもやわらげるための、
「ちょっとだけ気をつけると違うよ!」な節電テクをこっそり伝授します。

💡1.エアコンとセットで使う

→ エアコンだけで部屋を冷やすより、サーキュレーターで空気を循環させるほうが、設定温度を1~2℃高めにできて省エネに。

 

💡2.風を壁や天井に当ててやさしく広げる

→ 直風が苦手な方にも◎。風がやわらかく感じられて、「風強すぎ!」→オフ→「やっぱ暑い…」のムダなオンオフを防げます。

快適に感じられるから、冷房の設定温度もちょっとだけ控えめでOKに◎

 

💡3.使わないときはコンセントを抜く

→ 地味ですが待機電力、意外と侮れません。僕も「これ本当に使ってる?」っていう家電のコンセント、たまに見直してます。

 

 

 

  ◆おわりに:今年の夏も、快適にすごしましょう!

 

いかがでしたか?

「なんとなく」で選んでた扇風機やサーキュレーターも、目的に合わせて使うと快適さが全然違ってきます。


家電は“使いこなしてこそ便利”なものなので、ぜひ今日からの暮らしにうまく取り入れてみてくださいね。

 

そして最後に一言だけ。
「風」って、ただの空気の流れじゃないんです。
家の中をちょっとだけ快適にしてくれる、やさしい味方なんです。
(…なんだかポエムみたいになってしまいましたが、真面目にそう思ってます。)

 

また次の記事もお楽しみに!