先日、ちょっと洗濯機でエラー表示が出たので調べようと思い、トリセツが入っているタンスの引き出しを開けてみたところ、いろんな家電のトリセツがドサッと出てきました。
プリンター、掃除機、加湿器、電子レンジ…。
「これ、まだ使ってたっけ?」と思うようなものまで混じっていて、どれが必要でどれが不要なのか、もう何がなんだかわからない状態。
洗濯機のトリセツを探すのに苦労しました。
もう仕方がないので、トリセツの整理をすることにしました。
引き出しの奥、キッチンの棚、書類ケースのすき間。
気がつけば、トリセツってどんどんたまっていきませんか?
「これなんのやつだっけ?」という紙がゴソッと出てきたり、使いこなせていない機能や、読み飛ばした注意書き、行方不明の保証書に心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
今日はそんなたまっていくトリセツに関して書きたいと思います。(自分への戒めとして…)
■ 「読まないけど、ないと不安」な存在
多くの人にとって、家電のトリセツって「読まないけどなんとなく捨てられないもの」ですよね。
でも実は、あの紙の束、私たちの暮らしとお金に、意外と密接に関わっている存在なんです。
たとえば、
掃除機のフィルター、何カ月ごとに掃除すべき?
エアコンの節電モードってどこで切り替える?
修理を頼みたいけど、保証期間ってまだ大丈夫?
こういった「ちょっと調べたい」瞬間に、トリセツが見つからないと、つい面倒になって結局放置…。
すると、余計な電気代を払っていたり、修理に時間とお金がかかったりすることもあります。
■ 情報が「整っている」安心感
トリセツの整理をしていて感じたのは、「必要な情報がちゃんと揃っている」って、想像以上に安心感があるということです。
たとえば、家電が故障したとき、「これ、まだ保証効くかな?」「修理に出す?それとも買い替え?」と、頭の中がグルグルしてしまうことってありますよね。
でも、保証書や購入日のメモが手元にあれば、判断もスムーズにできるし、無駄な出費を防ぐことにもつながります。
情報がすぐに取り出せるって、すごく心強いこと。
クラウド保存でも、紙のファイルでも、やり方はなんでもいいのです。
「型番・購入日・保証期間・取説PDF」など、自分がわかりやすい方法でひとまとめにしておくだけで、気持ちにひとつ余裕が生まれます。(これがなかなか難しいんですけどね…)
■ まずは「よく使ってる家電」3つだけでOK
「全部なんて無理…」と思う方は、まずはこの3つから。
冷蔵庫(年中無休の働き者)
洗濯機(トラブル時の対処法は把握しておきたい)
エアコン(フィルター掃除は電気代節約にも直結)
「今どこにあるか」「いつ買ったか」「困ったときの連絡先」…
ざっくりとでも整理しておけば、いざという時のバタバタをぐっと減らせます。
■ 説明書の整理は「心の余白」づくりかも
僕たちの生活には、「気になってるけど後回しにしていること」が意外と多くありますよね。
トリセツの整理は、その中でも特に「ちょっと手間だけど、終わったらスッキリする」代表格かなと思います。
実はこうした小さな整理こそが、暮らし全体の安心やゆとりを生むきっかけになるのではないでしょうか。
「必要なときに、必要な情報がすぐ取り出せる」――それだけで、心にも余白が生まれます。
何かを片づけることは、自分自身の気持ちを整えることにもつながるのかもしれません。
ふだん忙しく働いている方こそ、ちょっとした家電周りの整理から「暮らしの整え直し」をはじめてみてはいかがでしょうか。
そんな日常の見直しが、少し先の未来をもっとラクにしてくれるかもしれません。
■ ちなみに僕の「トリセツ整理術」はこんな感じでした
ちなみに、僕が今回やってみた方法はとてもシンプル。
まずは「今も使っている家電」と「すでに処分済みの家電」のトリセツをざっくり分けるところから始めました。
そして、「これは残す」と決めたトリセツたちは、100円ショップで買ったクリアファイルにカテゴリ別に収納。
黒物家電、キッチン家電、季節家電…とラベリングして分けたら、見た目もスッキリして、探しやすさも抜群です。
さらにうれしかったのは、トリセツを整理したことで、タンスの引き出しひとつ分が空いたこと!
なんとなく詰め込まれていた「気がかり」が片づくと、心も空間も軽くなった気がします。
きっとみなさんの家にも、引き出しの奥で出番を待っているトリセツがあるかもしれません。
気が向いたときに、少しずつでも整理してみると、思わぬスッキリ感が味わえるかもしれませんよ。
