横山専務の闘う営業日誌+子育て日記 -11ページ目

横山専務の闘う営業日誌+子育て日記

闘う営業日誌と子育て日誌が合体しました!!大腸がんとの闘病記録から不動産屋としての物件紹介、そして家族と過ごした記録をこちらに記載しております!


<物件概要>

物件名:第2ヨコヤマビル302号

所在地:〒963-8041 福島県郡山市富田町字坦ノ腰58-1

間取り:2DK(洋室5.4帖/和室6帖/DK8帖)

専有面積:52.20㎡

賃料:59,000円

共益費:込み

駐車場:1台分込※追加駐車場1台4,000円+消費税

敷金:なし

礼金:なし

クリーニング費:100,000円

火災保険料:15,000円~20,000円/2年※当社でご紹介できる保険は少額短期保険という種別となるため地震保険の附帯・加入ができません。地震保険の加入をご希望の場合には損保会社をご紹介致します。

設備:TVドアフォン、エアコン3台、システムキッチン、宅配BOX等

備考:個人・法人に関わらず原則「アーク賃貸保証会社」を利用しての審査、お申込みとなります。連帯保証人は不要となっております。保証料として個人契約の場合には賃料総額の80%、法人契約の場合には、賃料総額の100%が初回保証料としてかかります。保証料は初回のみで契約内容に変更がなければ月額保証料、更新料などの追加保証料はかかりません。

<横山専務のコメント>

2021年に続いて翌年の2022年3月にも大きな地震が来るとは・・・開いた口が塞がりませんね(;^_^A。。。エレベーターや階段、外壁など建物全体の修繕も道半ばですが、一応の見通しが立って室内の修繕にもとりかかれるようになってきましたので募集を本格的に再開したいと思います。

異常気象の影響で暑い夏が続いておりますのでこの第2ヨコヤマビルについては、各部屋エアコンを取り付けて入居募集を行っております。

アクセント的にクロスの一部を変えているお部屋もありますし、お部屋によって少し設備や仕様が異なっておりますので各お部屋を確認して頂き比較検討頂ければと思います。

写真は2022年5月28日撮影時のもので工事中のお部屋となっておりますのでご了承下さい。

できあがり次第、写真を取り直して再度記事でアップする予定です。

<間取り・物件写真・眺望等>

 

4月19日に主治医を話あって抗がん剤の再投与を決めました。

オキサリプラチン(別名:エルプラット)+カペシタビン(別名:ゼローダ)⇒XELOX療法(ゼロックス)療法から点滴薬であるオキサリプラチンを省いて錠剤のカペシタビンのみを服用する治療法に変更しました。

カペシタビンのみの治療法は、カペシタビン療法という名前で一般的に実施される治療法の1つで、治療実績もある治療法となります。1回目の副作用が強すぎたため、1錠減薬した形でのスタートとなりました。

◎カペシタビン療法とは?

身長・体重から決められた用量を1日2階朝食後、夕食後に服用する。フッ化ピリミジン系という種類に分類される飲み薬。5-FUを改良した薬で胃がん、大腸がん、乳がんに対して使用されている。

カペシタビンは肝臓でドキシフルリジンに変換される、ドキシフルリジンががん細胞に取り込まれた後でがん細胞内で活性の高いチミジンホルホリラーゼによって5-FUに返還されがん細胞を破壊する。正常細胞に取り込まれにくいため、副作用が比較的少ないとされている。

主な副作用は、手足症候群、吐き気、下痢、便秘、口内炎、のどの違和感、味覚異常、手足のむくみ、めまい、倦怠感(だるさ)等・・・です。

〇1クール目の副作用など

1クールも終わり近づいた5月22日(日)までに発言している副作用などをまとめてみました。

①吐き気・食欲不振・胃の不調など

投与初日から発現、日数の経過とともに強くなり5日目ぐらいから何も食べたくなくなる。吐き気止めと2種類処方してもらったが、オランザピンは効いているのがわかるが、ドンペリドンは効いている感じが全くしない。吐くほどではないが、何も食べたくない、レモン系の酸味の効いたものを口にすると少し吐き気が軽くなる感じがした。胃の痛みについては5日目ぐらいに発現したた。

②味覚障害・口内炎・喉の違和感等口内の異常について

喉の付近から舌の半分がしびれて味がわからなくなる事象が発現した。味がわからないことが食欲不振にもつながった。口内炎については1週間経過後から発現した。

③下痢・便秘等の腸の不調

投与から10日前後から発現、お腹がゆるくなって下痢の症状もでた。トイレの回数が増加した。

④倦怠感等

強さの度合いはその日によっても異なったが、倦怠感が強いときは起きてることが難しく仮眠を取る必要があった。

〇副作用への対応等

抗がん剤の投与開始に併せて事前に主治医に想像される症状を相談して以下の薬を事前に出してもらいました。

①ランソプラゾールOD錠30mg※胃潰瘍の治療薬

②オランザピンOD錠5mg※吐き気止め

③ドンペリドン錠10mg※吐き気止め

④ミヤBM錠※整腸剤

自分で以下のものを準備しました。

①ビタミン剤・口内炎治療薬・各種サプリメント

②保湿剤

<横山専務のコメント>

副作用の中で強いのがやはり「だるさ」でした、3日目ぐらいまで運転と仕事を控えていました。ただ数日経過する中で1日の中でも強弱があることを見つけて午後から夕方まで仕事ができるようになりました。

また、ネット上でカペシタビンに関する論文などを読み漁ったのですが、尿から成分が排出されないと副作用が強く出すぎることがある・・・ということがわかり、カフェインと利尿作用のある食物を多くとるようにしてからだるさが軽くなったような気がします。

食欲不振と吐き気も辛くて食事は思うようにとれなくなりましたが、午後時間帯に少し身体が楽になるタイミングに合わせて食事の量を調節しました。

どの食べ物であれば不快感が少ないか・・・などを探すためにアイスクリームや饅頭、などいろんな食べ物で実験をしてみましたが・・・発見できませんでした。食べたいものや食べれるものを食べてみる・・・というのがやはり正解なのかもしれません。

手足症候群はめだったものが出なかったのは良かったのですが、手足が熱くなる感じ、保湿剤を忘れた時にチクチクする感じがすこしでたので油断はできないと感じたところです。

5月24日(火)~5月30日(月)までの休薬期間は好きなものをお腹いっぱい食べて満腹感を感じたいですね~

※追伸・・・またスマホからけたたましい音が鳴って最大震度5弱の地震がおきましたがほんとに生きた心地がしないですね・・・あ~~ほんとに嫌だ。

 

 


大和ハウス施工の2階建て賃貸物件が2022年7月末に完成予定です。矢吹町のヨークタウンまで車で数分の距離という好立地!既に半分が予約有りとなっていますので興味のある方はお早めにご検討ください!

以下物件概要と説明となります、ご確認下さい。

<物件概要>

物件名:D-room矢吹町八幡町※建築中のため仮称となります。

所在地:〒969-0200 福島県西白河郡矢吹町八幡町485番3、486番1

間取り:101号・103号⇒(洋6LDK11.2)/102号⇒(洋6LDK11)/201号・203号⇒2LDK(洋4.5洋6LDK10.8)/202号⇒2LDK(洋4.5洋6LDK10.7)

専有面積:101号・103号⇒43.2㎡/102号⇒42.95㎡/201号・203号⇒54.87㎡/202号⇒54.6㎡

賃料:101号・103号⇒56,000円/102号⇒55,000円/201号・203号⇒60,000円/202号⇒59,000円

共益費:3,500円

駐車場:5,500円(縦列区画2台分)※並列区画なし

敷金:なし

礼金:1ヶ月分

火災保険:別途加入の必要有り

設備:ALSOKホームセキュリティ、エアコン、温水洗浄便座、TVインターフォン、浴室乾燥機、追い焚き給湯、洗髪洗面化粧台、物置、床下収納、駐輪場、クローゼット、住宅火災警報器、システムキッチン、インターネット接続、一坪浴室、バルコニー、室内物干し、カードキー※デジタルキー併用タイプ。

備考:大和リビング一括借り上げ物件となっております。「D-support_IK」対象物件。月々の家賃支払いは口座振替となります、カード払い不可。口座振替手数料99円(税込)。初回保証料35,000円(非課税)初回家賃と併せて引落しとなります。月額賃料総額⇒月額賃料等(家賃総額+振替手数料+電気料等※大和リビング系列の電力会社と契約した際のみ)×1.0%+800円(非課税)。

<間取り図・写真等>

 

 

 

 


大和ハウス施工の3LDKメゾネットタイプの新築物件が2022年7月末に完成予定です!「戸建て感覚の賃貸物件に住みたいな~」という方におすすめです。以下物件概要と説明となりますのでご確認下さい。

<物件概要>

物件名:ちくし荘101号・102号・103号

所在地:〒963-8846 福島県郡山市久留米三丁目105番地2

専有面積:101号・103号:80.6㎡/102号:80.16㎡

間取り:「101号:3LDK(洋6洋6洋4.6LDK14.2)/102号:3LDK(洋6洋6洋4.5LDK14.1)」

賃料:101号・103号:94,000円/102号:93,000円

共益費:4,500円

駐車場:5,500円(縦列区画2台分)※現在建築中のため、完成時には並列区画へ変更となる場合がございますので予めご了承下さい。

敷金:なし

礼金:1ヶ月分

火災保険料:別途加入の必要有り。

設備:ALSOKホームセキュリティ、エアコン、温水洗浄便座、TVインターフォン、浴室乾燥機、追い焚き給湯、洗髪洗面化粧台、物置、床下収納、オール電化、駐輪場、クローゼット、住宅火災警報器、シューズクローク、システムキッチン、インターネット接続、一坪浴室、バルコニー、ペアガラス、室内物干し、カードキー※デジタルキー併用タイプ。

備考:大和リビング一括借り上げ物件となっております。「D-support_IK」対象物件。月々の家賃支払いは口座振替となります、カード払い不可。口座振替手数料99円(税込)。初回保証料35,000円(非課税)初回家賃と併せて引落しとなります。月額賃料総額⇒月額賃料等(家賃総額+振替手数料+電気料等※大和リビング系列の電力会社と契約した際のみ)×1.0%+800円(非課税)。

<間取り・写真等>

<横山専務のコメント>

国道4号バイパス仁池向交差点から車で数分の距離、久留米三丁目の住宅地内に建築中となっております。2022年7月末完成、8月1日入居可予定となっているのでお子様が夏休みの間にお引越しできる点が◎。

オール電化、一坪風呂、最新型のデジタルキー※カードキー併用タイプ、物置、浴室乾燥機、ウォシュレットなど必要な設備な全て揃ったという至れり尽くせり物件です。

賃料はそれなりに高めな印象ですが、問い合わせが殺到しそうな予感です。

2022年5月18日現在では外壁ができあがりつつある感じの段階です。内覧まではまだ遠いですが、内覧できるころには予約で満室になっていそうです。

当サイト、当社ホームページ上で随時写真などの情報を公開していく予定です。

予約は既に受付中となっております!詳細については弊社担当までお問い合わせください(^^♪

2月14日の手術から2ヶ月が経過しました、大腸がんの手術でおきた後遺症についての対策も自分なりにできるようになってきました。いつまで続くのか?どうしたら改善できるのか?悩んでいる方の参考になれば幸いです。

〇排便障害について

大腸を切った方に発生する後遺症です、特に直腸を多く切除すればするほと症状が酷くでる傾向があるようです。

◎主な症状

①排便の回数が増える※酷い人だと1日20回程度の人もいる。

②下痢・便秘

③排便時の痛み

私も排便の回数はかなり多く1日10回程度のことも多かったです、便秘と下痢も繰り返す感じで一回トイレに入ると30分程度出ることができないことも結構ありました。トイレの回数が多ければ必然と肛門にも痛みがでるようになり、トイレに入ること自体が苦痛になったのは事実です。

◎効果があった対策

①自分の排便感覚を調べるて食事のタイミングをずらすこと!!

まずは日中の生活に支障ができる限りでないようにするために、まずは食事をとってからどの程度の時間の感覚で便意が来るのかを調べました。私の場合だと朝ご飯が夕方ごろの便につながっているのがわかりました。だからそれに併せて朝ご飯を水物だけにしました、便になりやすい固形物を取らずに水分とサプリメントなどで栄養補給をしました。

昼ご飯だけはしっかりと食べて夜寝る前にトイレで出す、そして夜ごはんも控えめにしました。夜食べたものは朝トイレで出せるように毎朝決まった時間に起きてトイレに座る習慣をつけました。

コーヒーやお茶でカフェインを接種することで腸に刺激を与えて決まった時間に便を出せないかどうか?・・・など自分の身体で実験をしてたどりついた結果が「昼だけしっかりたべて朝と夜は水分中心の食生活にする」でした。

悩んでいる方には是非試して欲しいと思います。

②乳酸菌を定期的に摂取する。

大腸を切った方なら皆さん体験していると思いますが、異様にオナラが臭くなります。これは腸内細菌のバランスが悪くなっている証拠なんだそうです。

知り合いの薬剤師さんに相談した結果、「乳酸菌を取る」ということでした。

健康な時はたまに飲んでみるか!・・・程度の考えで飲んでいましたが、私の場合は朝と晩に必ず「ヤクルト」「R-1」「L-92」の3種類の乳酸菌飲料を取ることにしました。

最初は半信半疑でしたが、10日間を過ぎたころからオナラの回数が少しずつ減ってきって臭いが無臭に近いぐらいなくなりました。またガスが溜まったようなお腹の張りが改善されてきたのが実感できました。

腸内環境は人によって全く違うのでどの乳酸菌が良い結果につながるかは実際に自分の身体で試してみるしかないと思います。

食事療法に併せて私は朝と晩は水分で食事をするようにしていたのでいろんな乳酸飲料を試して自分の身体で実験をしてたどりついた組み合わせです。

この乳酸飲料の摂取の予想外の産物として「スギ花粉の花粉症」の症状が改善されました。とても軽くなったので正直驚いています、それだけ腸内環境が長期間乱れていたのかもしれない・・・と若干の反省もしました。

排便障害の影響で好きな時に外出できない・・・というストレスを抱えている方も多いと思います。お金はかかりますが、健康のために人生を少しでも有意義に・・・と思えば費やすことも有りだと思います。

③その他

睡眠時間を多くとる、運動を取り入れる、暴飲暴食はしない・・・など病院から指示された基本的なことはもちろんのこと、ストレスを溜めない生活も重要かと思います。

胃と大腸はストレスを受けやすい臓器でもあることから「笑う」ということも重要だと思います。

気分の落ち込んだ時はユーチューブでおもしろ動画を探す、お笑いのDVDを借りて部屋で笑ってみる・・・音楽を聴く、アロマもたてる・・・などやれることをやってみてほしいと思います。

<専務のコメント>

トイレで長時間力んだり、酷い下痢でトイレから出ると身体を横にしないと辛い・・・という日もありました。でも他で情報発信されている方と同じように1ヶ月ぐらいから徐々に症状が軽くなってくる、又は慣れてくると思います。

退院したばかりの方は術後の傷の痛みとも戦っていると思います、これがいつまで続くのかと思うと精神的に参ってしまう方もいるかもしれません。

個人差をあるものの1ヶ月を目安に改善していくと思います、術後1ヶ月後を目標に今目の前にあることを工夫しながら乗り越えて行ってもらいたいと思います。

2ヶ月たった今では、下痢も便秘もなく食事も術前とほぼ同じようになり、便もモンキーバナナのような感じのものが出て快便です。

※抗がん剤(オキサリプラチン)の副作用対策について

オキサリプラチン投与の副作用として発生する喉の締まりの改善方法を自分なり見つけたので併せて記載しておきたいと思います。

たまたまローソンで買ったホットミルクを飲んだ時に喉が開くのを感じてから、いろいろと試してみたのですが、40度~60度ぐらいのちょっと熱めの牛乳をゆっくりと喉に流し込むように飲むと改善することがわかりました。

因みにお茶・コーヒー・番茶などでも試しましたが駄目でした。。。逆に苦しくなってしまいました。

主治医から術前診断ではステージⅠの見込みであったが、病理検査の結果、ステージⅡのハイリスクとの説明があり。抗がん剤(ゼロックス療法3ヶ月)をすすめられました。その日のうちに投与開始を決めました。

新型コロナウィルス(オミクロン株)の流行により投与開始が1週間遅れることとなりましたが3月31日にスタートしました。

〇XELOX(ゼロックス)療法とは

初日に点滴(エルプラット※一般名:オキサリプラチン)を投与、その日の夜から2週間朝と晩に錠剤(カペシタビン※製品名:ゼローダ)を接種する療法である。

ユーチューバー兼外科医の「パンダ校長」によると大腸がんの再発と転移のリスクを15%~20%程度下げる効果が期待できる。

〇2022年3月31日

副作用の影響で車が運転できなくなる可能性を考えていたので、妻に病院まで送迎してもらって朝から病院に入った。体重と血圧を計ってまずは血液検査、1時間待って結果が出た後に診察を受けて抗がん剤投与の最終確認。

専用の投与室に入ってテレビ備え付けのソファにて点滴の抗がん剤投与開始。

吐き気止めの錠剤⇒吐き気止めの点滴⇒抗がん剤点滴投与⇒生理食塩水投与・・・の流れでした。

エルプラット(オキサリプラチン)の点滴薬が250mlで投与されていたのですが、150mlを過ぎたあたりから左手、左腕に激痛が走り右手と顔にしびれが出始めました。

残り投与時間が40分程度だったと思うのですが、痛みはドンドンと酷くなりで油汗が出て痛みを我慢するのに歯を食いしばっていないと駄目なほどでした。

看護師さんに痛みを訴えたのですが、対処療法がなく腕を温め直すことしかできないとのことでした。

点滴終了後、気合で身体を動かしましたが・・・左手・左腕が脈を打つたびにナイフで切りつけられるような痛みが出て皮膚の表面は紙やすりか剣山で擦られているような痛みが常時起きている状況でした。左腕・左手が全く動かなくなってしまい、右手もまともに動かすことができなくなったため、妻に連絡して急いできてもらい会計と薬の受け取りなどをお願いしました。

会計前に待合室で待っている時に一緒に抗がん剤の点滴をうけた年配の男性の方が普通にスタスタと歩いている姿を見て自分とこんなにも違うのかと目を疑いました。

病院の外は気温が12度ぐらいだったと思いますが、空気に触れるだけで顔もうでもビリビリと痺れてしまい何かに触れるだけでも激痛が走りました。妻が心配して手を握ろうとしてくれましたが、激痛で振り払ってしまいました。

帰り道は車の振動でも激痛が走りかなりきつかったです。

妻の実家に震災後、同居させてもらってましたが・・・そのまま寝室に入って倒れこむように寝込みました。

その後辛かったのが「強い吐き気」と「喉のしまり」でした・・・喉のしまりについては、事前の説明で「冷たいものに反応する場合がある」とのことでしたが、常温の水にも反応して喉がしまり、喉の急激なしまりは嗚咽と吐き気を引き起こすので31日は少しのお湯しか口にできず予定していた1回目の錠剤は薬局に確認を取った上で翌日にのめれば服用する・・・という形にしました。

〇2022年4月1日・4月2日・4月3日・4月4日

4月1日は朝起きて喉のしまり具合が少し軽くなったのを確認してお粥を少したべて錠剤を予定の1回分を飲みました。点滴の副作用の強さには驚いていましたが、大抵で2日・3日でおさまると聞いていたので「我慢するしかない」と考えて寝て過ごしていました。

ところが・・・4月1日の15時頃からかなり強いめまいと吐き気が襲ってきて身体をおこしておくこと自体が困難になってしまい夕方から寝込んでしまいました。食事をとることすらままならなかったためにその晩の薬の摂取を断念・・・常時吐き気が発生しているのでゴミ箱を抱えながら寝ていました。胃が空っぽなのにも関わらず吐き気が襲ってきて胃が口から飛び出るのではないかと思いました。

2日は熱があがり脱水の症状がでていました、食事もまともに取れない状況のため薬局に再度連絡を入れて相談の上、錠剤の摂取を身体が回復するまで断念することにしました。

フラフラの状態で食事も取れない、お風呂にも入れない・・・状態で回復を待ってひたすら寝て過ごしました。トイレにすら倒れそうになりながらやっと行く始末でした。

完全に無気力になってしまいました。正直なところこのまま行ったら、衰弱して寝たきりになってしまうか、下手したら死んでしまうのではないか・・・という考えが頭によぎりました。

〇2022年4月5日

病院に相談したところ、「明らかな脱水症状がみられるため点滴の投与が必要である」との説明を受けて妻に支えてもらいながらなんとか病院に向かいました。

点滴を2本投与してもらってその後にベットで横になりながら主治医の診察を受けました。

「ここまで酷い副作用を起こすのは稀である」

「抗がん剤の投与は一時中断するしかない」

「回復を待って今後の治療をどうするか決めていきましょう」

との説明でした。

先生から「横山さんが悪いわけではないから気にしないでくださいね」と言われたのですが、複雑な心境になりました。

付き添ってくれた妻と今後のことを話合いましたが・・・先にことを考えると涙が止まりませんでした。

点滴をうけていた両隣のベットにいた患者さんの話がカーテン越しに聞こえてきたのですが、治療ができず緩和ケアを受けていることがわかりました。・・・死を目前にしている人達と一緒に時間を過ごしていることについて強い不安を感じつつ覚悟を決める時が来たのだと考えました。

〇2022年4月6日以降

点滴の投与を受けて脱水症状が改善されてから、果物を中心に少しずつ食事がとれるようになり回復してきました、4月10日になって漸く普通の食事がとれるようになり、11日から仕事に復帰することができました。

オキサリプラチンの投与で発生した冷感によるしびれと喉のしまりについては症状が軽くなってきてはいますが2週間経過した現在でも続いています。

再発が起きた場合には、肺切除、肝臓切除の手術が必要になると思われるため、それに備えて体力作りに励むとともに食事に気を使いながら過ごす毎日です。

<横山専務のコメント>

副作用がどの程度強くでるのか不安ではありました、周りには「這ってでも仕事はするから!」と断言していたにも関わらず副作用が強すぎて一発ノックアウトで寝て過ごす10日間となってしまいました。

自分の死が改めて目の前に迫ってきたことに対する気持ちの整理と今できることを精一杯する、1日1日を大切に生きようと心に誓ったところです。

抗がん剤の副作用は個人差がかなり大きく、私の場合には「投与を中止または中断せざるを得ない」程度の強いものでした。

抗がん剤は投与するほど副作用が強くなっていくため、2クール目を無理して打てば衰弱して死んでしまう可能性があることも想像ができました。また後半のクールで副作用が強くでて生活に支障がでることがあっても初回からここまで強くでるのは珍しいようです。

私は東洋医学には否定的な立場です。事前に調べた限りでは抗がん剤が最善の治療であることは頭で理解していたつもりなので、中断するしかないほど副作用が強くでたことにはショックが大きかったです。食事がとれなかったため10日間で3kg痩せました・・・手術前から合計で8kg痩せたことになります。服のサイズがLからMに代わり今持っている衣服の全てがブカブカになってしまいました。

妻に介護してもらいながらなんとかお風呂に入りましたが、その際に鏡に映った痩せた自分の身体にはガッカリというかショックを受けましたね。

<記事の最後に・・・>

アガリスクに始まり色々なものが「癌に効く」とされています。中には本当に効くものもあるでしょうが、現在の医学では手術以外の治療法で最善の治療法が抗がん剤であると思います。

自分の身体で身をもって抗がん剤の副作用の怖さを知りました、だからこそこれから化学療法を行う予定の方、迷っている方も含めて私の体験が参考になれば幸いです。

癌と闘うには死やその他の不安から目をそらさずに闘う覚悟と情報収集、そして諦めないことが重要だと感じました。1人で苦しまないでほしい、同じような想いで闘っている人がいる。そして周りに心配してくれる人がいるならその人達のために少しでも長生きをして笑って過ごしてほしい・・・そう思います。

私自身、医学の進歩で新しい治療法を確立されることを期待しつつ常に情報をあつめ治験に参加できる機会があれば率先して参加していきたいと考えています。

今回の記事はかなり長文になってしまいましたが、ともに癌で苦しんでいる方、闘っている方、悩んでいる方の参考になれば有難い限りです。今後も闘う専務として情報発信していきたいと思います。

癌の発症には遺伝も関係している!?という話は聞いたことがあるかもしれません。その中でも大腸癌に起因する遺伝性の疾患がありますのでご紹介したいと思います。記載の記事に関しては国立がんセンターのHPからの抜粋がほとんどとなりますのご了解下さい。

◎リンチ症候群

遺伝性大腸がんのひとつである、リンチ症候群は大腸がんや子宮体がんを若い年齢で発症する可能性が高くなる。その他、小腸がん、腎がん、尿管がん、胃がんの発症リスクが高くなると言われている。全大腸がんの2~5%程度がリンチ症候群と考えられ最も頻度が高い遺伝性腫瘍の一つとされている。

リンチ症候群の患者さんにおける大腸がんの平均発症年齢は43~45歳であり、約80%の人が生涯の間に大腸がんを発症すると報告されている。また女性では20~60%が生涯に子宮体がんを発症するとされている。

複製の誤りを修復できずに細胞のがん化を引き起こす疾患です。まだ原因の解明が研究途上の疾患である。遺伝子変異が原因となっているが、親から子へ引き継がれる確率は約50%と言われている。遺伝子変異をもっていても必ず癌を発症するわけではない。

▲日本大腸癌研究会の診断基準

A群

第一近親者に発端者を含む3例以上の大腸がん患者を認める大腸がん

B群

第一近親者に発端者を含む2例以上の大腸がん患者を認め、なおかついずれかの大腸がんが、次のいずれかの条件を満たす大腸がん

①50歳以下の若年性の大腸がん

②脾湾曲部より近位の右側大腸がん

③同時性あるいは異時性大腸がん

④同時性あるいは異時性の他臓器重複がん

記載内容は下記2つのサイトより抜粋して掲載しております。詳細を知りたい方は下記リンク先よりご確認下さい。

◎リンチ症候群とはー日本遺伝性腫瘍学会

◎独立行政法人国立病院機構四国がんセンター

<横山専務のコメント>

私は42歳で大腸がんの診断と告知をされたわけですが、最初の診察で主治医に聞かれたのが、家族の「がん罹患歴」でした。大腸がんの平均発症年齢が約65歳であることを考えると若年性と言えますし、この遺伝性疾患の可能性を心配してくれていたことがわかります。

父方は癌歴は少ないのですが、母方の親族を調べると自分の60代の母親が子宮体癌を患って現在も闘病中でありますし、母親の兄弟2人も癌に罹患して治療中の状況です。また他界した祖父は肺がんで亡くなっている状況です。その他にも母方の親戚で大腸癌で手術した話を聞きました。

家族歴を調べるうちに・・・リンチ症候群の可能性があるのではないか?・・・と思いはじめてきました。

次回の診察の時に主治医にお願いして調べてもらおうかと考えています。この疾患に見つかれば兄弟に警鐘を鳴らすことができますし癌に対しての向き合い方が1つ変わるような気がします。

癌になったからこそ、断言できるのは検診の必要性と保険の必要性ですね。

家族の病歴から心配になった方は是非早期発見のための検診をうけられてみてはいかがでしょうか?

癌で苦しむ方が少しでも減らすことができればと思います。

 

2022年3月27日の日経新聞で「がん新薬、いつまで待てば_国民皆保険に薬価ジレンマ」という記事が出ていたので紹介しておきたいと思います。

抗がん剤は新薬承認の遅れが起きやすいのだが、欧米の新薬の7割が日本で未承認である、日本で承認の遅れがおきやすい原因の1つに薬価格を決めるルールが影響しているのではないか?

胃や腸の希少がん患者に投与される「リブレチニブ」を取り寄せて治療した場合の治療費が1ヶ月あたり500万円超となった話を紹介していた。

詳細については下記リンク(日経新聞デジタル有料版)よりご確認下さい。

新型コロナ: がん新薬、いつまで待てば 国民皆保険に薬価ジレンマ: 日本経済新聞 (nikkei.com)

<横山専務のコメント>

以前、損保代理店をして「がん保険」を販売していた頃に研修会で日本では抗がん剤の許認可や保険適用が欧米と比べて遅れているため、がんの闘うためには自由診療を補償する保険が必要ではないか?・・・という講師の説明を聞いていました。

自分が癌になってみて痛感しているのは、生きる希望にすがりつきたいということです。

「新しい薬が日本で承認になった」というニュースは全ての癌患者さんにとって嬉しい出来事に違いありません。保険制度が立ち行かなくなってしまってもダメなのはわかっていますが、薬価の制度が癌治療の足を引っ張っているとすれば残念で仕方がありません。

医療格差というワードが問題となっている中で自分の身を自分で守ると観点から任意保険の加入がいかに重要であるかを実感させられます。

がん保険、しっかりとした補償で入っておいて間違いないです!興味のある方の参考になれば幸いです。

大腸がんの化学療法として使われることが多い「オキサリプラチン」ですが副作用として患者さんが苦しんでいる末梢神経障害が改善できるかもしれないという情報が流れてきました。

この抹消神経障害については、改善・治療などの方法がない・・・ということで我慢するしか状況だったわけですが・・・この情報はほんとに嬉しいですね。

私からも情報発信したいと思い記事にしました。

<抗がん剤のしびれに対して薬で改善できるかもしれない>

オキサリプラチンの副作用である「抹消神経障害」に高脂血症の薬が有効かもしれない。

高脂血症に対してスタチン系薬剤を併用していた患者さんでは、抹消神経障害の発言頻度が有意に低いことが明らかになった。

スタチンには抗がん作用がある。

がん情報チャンネル/外科医佐藤のりひろ「抗がん剤の副作用(抹消神経障害)に高脂血症の薬が有効?」2022年3月23日より抜粋

詳細については下記チャンネルよりご確認下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=Ivi3nZMyQYU

<抗がん剤副作用を軽減させる薬剤、データ化学で発見=岡山大など>

岡山大学などの研究グループは、抗がん剤オキサリプラチンの副作用である抹消神経障害を軽減する薬剤をビッグデータ解析などのデータ科学の手法を用いて発見した。

MIT Technology Review 2022年3月20日より抜粋

詳細については下記リンク先よりご確認下さい。

https://www.technologyreview.jp/n/2022/03/20/271430/

◎シンバスタチン/リポバスとは?

主成分:シンバスタチン

効果:コレステロールの合成に関わるHMG―CoA還元酵素を阻害して、肝臓のLDL受容体活性を増強させて血液中のコレステロールを低下させる。

通常、高脂血症及び家族性高コレステロール血症の治療に用いられる。

<横山専務のコメント>

抹消神経障害については、オキサリプラチンを投与された患者さんの60%~90%ぐらいに発症すると言われているようです。この抹消神経障害は痛みを感じる神経の感度があがるようで冷気なども痛みとして感じるようで、しびれ等をおこしやすく症状が悪化すると手先がうまく動かせなくなるようです。

まだ体験はしておりませんが・・・想像しただけでも気が重くなります。

これが高脂血症の薬で改善されるかもしれないというのはとても嬉しいニュースです。自分の主治医にも相談してみようかな・・・と思いました。

医学の進歩に期待をしつつ、情報収集に努めたいと思います。

抗がん剤の苦しんでいる方の参考になれば幸いです。

大腸がんを見つけるための検診について記載してみましたので興味のある方は閲覧下さい。

大腸がん検診といえば健康診断などでも行われている「便潜血検査」が一般的ではないでしょうか?便潜血検査で陽性になる方は約5%と言われておりその中で約3%の方が大腸がんと診断され、また約20%の方に大腸ポリープがみつかるそうです。

この数字だけ見ると・・・受ける必要があるのか??・・・意味があるのか??と疑問を感じてしまいますが・・・

症例対照研究によると毎年受診することで大腸がんの死亡リスクを60%減少させることができる。※言葉の専門的な意味を説明することはできませんが、要するにみんなで便潜血検査を受けることで相対的に大腸がんの発見率が高くなり総じて死亡リスクも減らすことができるということが研究の結果わかったそうです。

では実際に便潜血検査で癌が発見できるのか?・・・については「がん情報サービス」「がん国立研究所」などが出している数字ですと30%~92%とがんのできた箇所や進行具合によって大きな差がありこれといった確証ある数字は提示できない・・・とされています。

ただ、大腸がんの特徴として初期の場合、ほとんど無症状で便潜血検査をすり抜けてしまうケースも多いため、便潜血検査で陽性となるにはある程度進行している場合が多い。

大腸がんを見つけたい場合には「大腸内視鏡」を定期的に実施するのが良い、但し身体への負担も大きいためリスクを十分に理解する必要がある・・・とのことです。

〇国立がん研究センターがん対策研究所/がん検診ガイドライン/大腸がん

大腸癌検診についての詳細なデータや情報が知りたい方は上記リンクよりご確認下さい。

<横山専務のコメント>

ちょっとわかりづらい文章ですが・・・現在大腸癌の早期発見を目指すには発見する確率が非常に高い「内視鏡検査」があるが身体への負担が大きいため推奨となっていない。そのため、精度が低いが毎年など定期的に受けることで一定の確率で発見できる便潜血検査が推奨されているという現状がある・・・そうです。

実際に私の場合は

2016年に受けた健康診断で便潜血検査陽性⇒精密検査⇒異常なし。

2019年に受けた健康診断で便潜血検査陰性

2021年に受けた健康診断で便潜血検査陽性⇒2021年12月精密検査⇒大腸がん発見

という大腸がん発見までの経過をたどりました。

私の大腸がんは大きさでいうと4cm程度あったわけですが、主治医の先生に「どの程度時間が経っているものでしょうか?」と質問したところ「多分ですが、数年経過していると思います。」とのことでした。

大腸がんは進行が比較的遅い癌であることから私の場合だと2019年の検査では便潜血検査をすり抜けてしまっていたのではないかと思われます。そう考えるとどこか悔やまれる部分があります。

早期発見を目指すのであれば、便潜血検査に関しては精度が低い分、数をこなすこと、そして内視鏡検査にあってはリスクが高くなる年齢が来た時点で定期的に受けることが必要なのではないかと改めて感じたところですし警鐘をならすべきだと考えています。