地球再生計画
かつて高度な文明を誇った古代文明、レムリアやムー、アトランティス。
その文明は自然災害で終焉したのではない。
人間のエゴによって崩壊させられたのだ。
近い未来、同じような出来事がこの地球に起こるかもしれない。
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地球は再生が必要なフェーズに入った。
一定数の人間が、宇宙ステーションのような広い宇宙船に移住した。
そこには、生活するすべてのものが備えられており、快適な生活を楽しむことができる。
例えるなら、豪華客船の中にいるような暮らし。
イベントやパーティーもある。
だが日常はかなり質素。
お金はもはや必要ない。
お金がないので働く必要がない。
病気も感染症もない。
食事はとても質素で少なめ。
病院食のような「粗食」のようなものが、必要な分だけ支給される。
着るものはとても着心地のいいものが支給されている。
部屋も広く快適。
不必要なものがない生活。
人々は安心安全な中で、
各々が好きなことを時間にとらわれず楽しんでいる。
彼らは新しい地球の礎を築く人たちだ。
そして、彼らは「選ばれた人たち」ではなく、
生まれる前にそれを「選んで」きた人たちである。
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宇宙船での暮らしは退屈だ。
会議も出勤もないので、
朝はゆっくりと起きることができる。
お腹が空いたら食事をし、
寝たければ寝れるだけ寝ることができる。
一日中、好きなことに時間を費やせる。
悠々自適なようで、退屈な毎日。
いろいろな場所で、
ヨガ教室やら瞑想教室やらの習いごとが開催されており、
暇をつぶすには事欠かない。
毎日好きなことができるが、
やりたいことが見つからない人にとっては、けっこう苦痛なようで、
いろいろな教室をはしごする「習い事ジプシー」になっている。
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一定期間、その宇宙ステーションで生活したあと、地球に返還される。
そして、地球を離れた瞬間に戻される。
「戻される」というよりは、
宇宙船での生活は、地球時間に1秒も換算されないのである。
40歳で宇宙船に移動した人は、
宇宙船で何年暮らしたとしても、
40歳から再スタートする。
ただし、以前暮らしていた地球とは、全く状況は異なっている。
人工物は一切なく、ありのままの自然が広がっている。
地球は「リセット」されたのである。
増えすぎた人間たちのエゴが極限に達したため、
かつての古代文明のように地球はリセットされた。
リセットされた地球に降り立った人々は、
自分が好きな生活をクリエイトできる。
残りの後半生、どんな地球を体験するかはその人次第。
どんな生活でも送れるのである。
ーーあなたならどんな地球を体験しますか?
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※これはヘミシンクで体験した物語である。